塗り絵をめぐる冒険

いち美術ファンによる、「目指せ、塗り絵上手!」な試行錯誤あれこれ。まったり気ままな塗り絵ブログ。

【お絵描き】植物のお絵描き 第2章【レア野菜】

 こんばんは〜!

 8/14〜15の2日間で、ちょっと珍しい野菜をスケッチしてみました♫

 突発企画ゆえ、ゆるめのレポートになりますが、よかったらお付き合い下さい。

 

■攻略対象

 今回のモチーフは、コリンキーというあまり聞かない野菜です☟(ワタクシは今回初めて知りました)。

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生食可能なカボチャとの触れ込みです。

 彼氏が近所のお店で見つけてきたもので、食べる前にスケッチを残してみようという話が持ち上がりました。

 

■紙と画材

 A4大の白い画用紙に油性色鉛筆で描きました。

 

■輪郭のスケッチ

 輪郭のスケッチには、三菱"アーテレーズカラー"という新アイテムを使っています。

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 実は月初に写真のアーテレーズカラー3本をバラ買いし、虎視眈々と(?)使う機会を窺っていたのです。 

 このアーテレーズカラーは消しゴムで消せるのがセールスポイントの色鉛筆で、お絵描きに使うつもりで入手したものでした。

 今回のモチーフ:コリンキーにはところどころ緑色の模様が入っていることを考慮し、ライムグリーンを使いました。

 このライムグリーンで輪郭を取ると、下のようになりました☟。

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 未知の野菜ですが形はある種の茄子などに似ており、どこぞのダイオウイカやサザエに比べると格段に描きやすかったです(笑)

 

 ひと通り輪郭を写した後で輪郭が無駄に太くなった部分(微修正したり力が入ったりした部分)に消しゴムをかけて、輪郭線を出来る限り細くしました。

 色鉛筆でこういう微調整が出来るのは嬉しいですね〜(^^)

 アーテレーズカラーを導入してよかったと思います。

 

■着色

 輪郭のスケッチであまり疲れずに済んだ為、そのまま色塗りを開始しました。

 最初は下塗りです。

 ポリクロモスのNaples Yellow(185)で何となく濃淡を盛り込みつつ、あまり力を入れずに実の全体を塗りました。

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 そして花柄の陰影の線を入れると、下のようになりました。

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 この辺りで眠くなり、一旦中断です。

 

 翌日は細部の描写という工程に当たり、黄色や橙の系統の色を少しずつ重ねていきました。
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 例によって途中経過の記録はありません💦

 制作中に区切りが付けにくいモチーフを描いていると

「写真で記録する前にもう少し塗ろう」

と塗り足しを続けているうちに、画像を撮るつもりだったことを忘れてしまいます💧

 ただ、使用色のメモだけは欠かさず記入していました。そのメモによると、輪郭線に1色、着色に19色使ったようです☟。

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 グレーはもっぱら暖色(ウォームグレー)の系統を使いました。もっとも、今回は黃緑と橙を重ねて自然に暗い色が作れるのを利用出来たお蔭で、グレーの利用比率は高くありません。

 そして、比率で言えばNaples Yellow(ポリクロモス185番)の割合が格段に高かったと思います。

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この山吹色は、今回のコリンキーに限らず、植物の表現で使い勝手がよさそうですね。

 

 コリンキーの皮のボコボコ感は、正直なところ、画用紙頼みとなりした…^_^;

 風雅の経験値では紙ごとの細かな効果や特色は分かりませんが、数ヶ月前から

『素材が密でマットな質感のモチーフはケント紙、やわらかくて微細な凹凸のあるモチーフは画用紙』

と大雑把な指針を定めています。

 今回もその指針に従って画用紙を採用しました。

 

■完成作品とこぼれ話

 8/15昼過ぎ、作品が完成しました☟。 

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 なお、今回描いたコリンキーは本日の夕食で美味しく頂きました♫ 生食と野菜炒めと両方試したところ、少なくとも風雅個人の感想では、火を通したほうが甘みが出て食べやすい気がします。

 

 以上、ゆるーいお絵描きレポートをお届けしました。 

 本日も最後までお読み頂き、ありがとうございました!

 それでは、また〜(^^)/

 

"Nightfall"完成作品ギャラリー②

 こんばんは♡

 “Nightfall”の完成作品ギャラリー第2弾をお届けします。

 

■アイリスの花冠

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画材:油性色鉛筆。

■キノコと栗鼠

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画材:油性色鉛筆。

※ポリクロモスのみ使用。

 

(部分画像↓)
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■睡蓮

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画材:油性色鉛筆。

※ポリクロモスのみ使用。

 

■キツネの散歩

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画材:油性色鉛筆。

 

■ひまわり🌻

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画材:水彩色鉛筆。

 

■葉を啄む鳥たち

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画材:油性色鉛筆。

 

(見開き画像↓)
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■蝶々のリース
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画材:油性色鉛筆。

 

 青い蝶🦋を塗りたくて手がけた、まったり塗りの作品です。

 リースの下半分の葉と身はブルーベリーとして描かれたのかもしれませんが、本作品では名もなき植物として塗ってしまいました。

 また蝶の周りの粉状の画材は、パステルではなく油性色鉛筆です。

 

 今回は以上7点を掲載してみました。

 ご覧頂き、ありがとうございました(^^)/

『海の楽園』完成作品ギャラリー⑥

 こんばんは〜♫

 ジョハンナ・バスフォード『海の楽園』の完成作品ギャラリー第六弾をまとめました。

 

■楽園の持ち主 ←NEW!

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画材:サインペン。

 巻頭の所有者名記入ページです。

 8/13、帰宅後に一気に塗りました。

 サインペンはトンボのプレイカラーKのみを使っています。

 

■錨と海藻のエンブレム

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画材:サインペン、ボールペン、水彩毛筆。

 

■波と珊瑚礁

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画材:水彩色鉛筆。

 

 今回は、2018年の冬から今日までに仕上がった3点を載せました。いずれも対称形だったのは偶然です(^^)

 ご覧頂き、ありがとうございました。

 

【雑談】山の景色で迷子。

 おはよーございます♡

 昨日は朝から断続的にニホンカモシカの続きを塗り、カモシカ自体は一段落しました。

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顔も眼が入って草食獣らしく穏やかになり、一安心です。

 あとはかねて懸案の背景ですね^_^;

 今回は写実指向の為、背景に散らばる線から整合的な風景を再構成するのが望まれますが、その線が切れ切れだったりざっくりしていたりで、首尾よく出来るか少々不安に感じています。

 

 ところで、ニホンカモシカの着色がほぼアースカラー中心だったこともあり、夕方になると疲れてしまいました。

 そこで気分転換に"Nightfall"のアイリスの花冠をラフに塗りました。

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青系統のみですが何色か使って微妙に花びらの色を変えています。

 ニホンカモシカがもう少しかかりそうなので、このページのように青や紫の系統を使った裏番組を合わせていくのが良さそうですね。

 

 それでは、仕事に行ってきます〜(^^)/

 

 

山の日の塗り絵とお絵描き。

 こんばんは〜♫

 今日は山の日ですね。

 単なる猛暑日だとしか思っていなかったのですが、今朝人に言われて気付きました。

 平成年間に新設された祝日の中でも「海の日」と「山の日」は今ひとつお祝い気分が湧かず、祝日感がありません💧

 どちらも気を抜くと忽ち事故に遭う空間だから…でしょうかね?

 いっそ「花火の日」を作ったほうが祝祭感があっていいのに…なんて思います。花火は、大小に関わらずお祭り感があって楽しいですよね。

 

 さてしかし、今日は偶然にも山関連のモチーフを手がけていました。

 早起きしたので朝食前に塗り絵とお絵描きをしたのですが、ニホンカモシカの線画を塗り、モモンガのぬいぐるみを描いたのです。

 ニホンカモシカは、かねて制作中のものです。

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画像検索していると、山での目撃情報が多数出てきました。

 毛色に個体差があるようで、画像を見比べているだけで時間が経ってしまいますが、なかなか可愛い山の住人です。

 本作では顔を黒っぽく塗ることに決め、朝食後にも作業を続けた結果、下のようになりました☟。

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目に色が着いていなくて少々怖いかも…。

 まだまだ先は長そうですが、毛色のイメージが固まってきて楽しくなってきました。

 

 モモンガのぬいぐるみは、以前とは別の個体を時短スケッチで描きました。

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ご覧の通りウロの家付きなのですが、この木の家自体がモフモフになっています(斬新な発想をする玩具メーカーもあったものです!)。

 これを1.5メートル位の距離から見ながら、15分を目安にして描いてみました。

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 輪郭線のほとんどは万年筆で描いています。手近にあったもので描いたら、緑色のインクが入っていました💦

 既にここでグダグダなものの、気にしている時間が惜しいので強行突破。

 ササッとぬいぐるみ本体を塗り、木のぬいぐるみも縞状に一部着色したところで時間いっぱいとなりました。

 単なる練習ですが、ぬいぐるみの持ち主(※彼氏です)が喜んでくれたのでいい気になってブログにも載せています(*´σー`)エヘヘ

 

 ところで、昨日今日と立て続けに新着アイテムが届きました。中身は色鉛筆と色鉛筆ケースです。

 

 色鉛筆は、下のような箱にそれぞれ12本ずつ6色が3種類になって入っています。

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 どういうことかというと、

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このような形状で6色が3本にまとまっており、それがひと箱に4本ずつ入って12本という訳です。

 何故かネット書店のアウトレットブックとして(つまり本の扱いで)売られており、面白そうだったので買いました。

 軸木を黒く染めている辺り、洒落たアイテムを気取りたいのかもしれませんが、アウトレットでも欲しがる人がいるのか謎です(笑)。

 ともかく、このイロモノな色鉛筆の使い心地を"Arabic Floral Patterns Coloringbook" 18ページで試してみました。

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 勝手に題を付けるなら、「極彩のアラベスク」とでもしましょうか。

 芯が硬めで粉落ちは普通程度と、文様塗りに適性を感じます。

 原色のほう('Tutti Frutti')はなかなか発色が良く、メタリックカラーのほう('Brilliante')は光沢感が薄めの印象でした。

 いずれも6色しかありませんが、携行用にすると省スペースで便利かもしれません。

 

 色鉛筆ケースのほうは酔狂ではなく、真面目に必要に迫られて買ったものでした。

 実は今、旅行や行楽に持って行ける色鉛筆バッグが欲しくて、色々探しています。

 40〜50色あると旅先でもまずまず本格的にお絵描きが出来るのではないかと期待しているのですが、意外と見つからないものです。

 セット売りの色鉛筆に倣って12の倍数とするなら48本入りがあっても良さそうなのに、36本入りの上は72本入りが主流な様子💦

 どちらが良いか分からない為、36本入りと72本入りを1つずつ注文しました。携行に向かなくても家の中で使い道があるので、無駄にはならないという判断です。

 昨日は36色入りのほうが届きました。

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こちらは布製で、付属の鉛筆削りを除いた重さが約210gでした。三菱の色鉛筆を入れてみた限り、収納性能に不備はなさそうな様子です。

 近いうちにまずは近場に持っていって塗り絵などを試してみようと思います♫

 

 以上、山の日の活動報告でした。

 それでは、また〜(^^)/

 

【追伸】

 このところ暑さで思考力が低下している為、技法書レビューが書き上がるまでもう少しかかるかもしれません。

 お待ち頂いている方がいらっしゃったら、ご迷惑おかけしますがよろしくお願いします。

【お絵描き】未だ猛暑の日々。【色遊び】

 こんばんは〜♫

 相変わらずの酷暑に活動の質・量とも低下中の風雅です。

 

 塗り絵は引き続き模様系メインで制作しておりまして、"Arabic Floral Patterns Coloringbook"で色遊びをすることが多くなっています。

 8/6〜8は連日1点ずつ完成しました。

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画材:油性色鉛筆、ボールペン。

※四周の縁だけラメ入りボールペン使用


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画材:サインペン、ボールペン。 

※斜め下からの部分画像☟

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画材:油性色鉛筆。

 

 2枚目は葉っぱを緑、花を赤っぽい色で塗る王道系(?)で、ラメ系ボールペンでのアクセントの付け方に注力していました。

 隣合わせのパーツをラメペン同士で塗ると主張し過ぎでメリハリが弱くなる気がした為、サインペンの合間でラメ系ボールペンを使っています。

 1枚目と3枚目は、多少"冒険"な配色になりました。

 1枚目は、明るい朱色と紫の対比を主軸にして黒っぽい色で引き締め、ブルーグリーンで多少の清涼感を出そうとしてみました。

 3枚目は、緑と茶色の絡みがテーマなのですが虹色鉛筆にミックス色鉛筆と複色系色鉛筆も投入しました。

 主張し過ぎでしょうかね〜?

 サハラ以南のアフリカとか中国の山岳地帯とか、原色を多数使う民族衣装の色合いに憧れがあり、恐る恐る挑戦してみました!

 その種の民族衣装は見事な配色で、

「こういう異世界的な色彩感覚を取り入れられたら自分の塗り絵も幅が広がるかなぁ…」

と漠然と期待しています。

 実際の色遊びは上手くいったりいかなかったりですが、このドキドキ感が堪りません♫

 

 他方で、模様以外の塗り絵も少しずつ塗っています。

 そして、お絵描きもしました!

 先月末にぬいぐるみの色鉛筆画制作中に汚して投げ出したとお伝えしたかと思います。

 今月に入ってから翻意して、なんとか完成させました。

 という訳で話がややこしくなっていますが、描いたモチーフはレッサーパンダのぬいぐるみとガラス製の林檎の置き物でした☟。

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輪郭描きかけの画像がこちら☟。
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その後輪郭を描き終えてまもなく、やらかしました💦ぬいぐるみ後頭部の付け根辺りから尻尾にかけてザシュっと色鉛筆の先端を勢いよく滑らせてしまったのです。

 色はセピア、つまり焦げ茶色でした…。

 無惨にも首に縄が付いたようで、事故直後は直視できませんでした(ぬいぐるみでもレッサーパンダには自由でいて欲しい気持ちが強いもので、隷属の象徴たる"縄"には拒否反応が出ます💦)。

 精神衛生の為に画像も一切残していません。今でこそ撮っておけばよかったと思いますが、その時は忘れたい一心でした…。

 

 ようやく失敗の衝撃が薄れた後で、

「どうせ破棄するなら、隠蔽工作がどこまで通用するか試してみよう」

と開き直りました。"隠蔽工作"という言葉そのものに心地よい背徳感があるので、失敗しても楽しみになりそうな気がしたのです。

 消しゴムで薄くした後、まだまだ目立つ該当部分を濃い色で塗り隠すべく、西洋の肖像画によく使われる暗い緑色の背景にすることにしました☟。
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上の状態から、"暗い肖像画の背景"目指して塗り込み続けます。今回は100均スケッチブックの紙で、ややザラッとした画用紙だった為、塗り続けても白っぽさがなかなか抜けませんでした…💦

 

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 ようやく背景を濃く塗り込み終えてから、モチーフの影をうっすら描き、ガラスの置き物とぬいぐるみを塗り、完成となりました。

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実は最後、ぬいぐるみの顔だけが未完の状況で、既に暑さと疲労でヘトヘトだったのですが、冷えた西瓜を食べてみたらラストスパートが利きました!

 お蔭でその夜、シンデレラだったら階段を駆け下り始める位の頃合いに完成しました。

 お絵描きの疲れに果物は効くのかもしれませんね〜(^^)

 

 出来栄えについては、特にガラスの描写に不満が残る一方で、隠蔽工作が首尾よくいってなんとか完成に漕ぎ着けたことには気を良くしています。

 

 以上、ここ数日のささやかな成果を振りかえってみました。

 今日もお付き合い頂き、ありがとうございました♪

酷暑の塗り絵。

 こんばんは〜。

 最近本当に暑くてキツいですね。

 塗り絵もお絵描きも集中力が削がれてしまい、なかなか思うようにいきません💦

 

 という事情から、ここ数日は模様系の線画に照準を絞りました。

 こういう時、頭を使わず、色で遊ぶ感覚で塗れる文様はうってつけだと感じます。

 洋書のアラベスク文様塗り絵から、1点完成しました。

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画材:油性色鉛筆。

 真ん中の地色は実はゴールドなのですが、画像だとオークルにしか見えませんね…^_^;

 秘密の扉をイメージした色遊びです。

 "秘密"と言いつつ結構派手になりました。

 

 今日の昼間は、同じアラベスク文様(洋書)の別のページを油性色鉛筆で塗っていました。

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 こちらはページ全体に展開しているので、さすがに一気塗りとはいきません💦

 あと数日かけて仕上げるつもりです。

 

 そして、文様と言えば…の天平文様も久しぶりに1点完成しました♪

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画材:サインペン、ボールペン。

出典:『ぬりえ天平文様 たまゆら』。

題名:「蘇芳地彩絵箱(すおうじさいえのはこ)」。

 8/3、メタリックカラーのボールペン6本と"クリッカート"なる銘柄のサインペン1本を衝動買いしたので、この線画で試してみました。

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 ラメペンが6本もあると、画面がギラギラになります。斜め下から撮った画像だと、その光り方が伝わるかもしれません☟。

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このテカリ具合…否応なしにテンション上がります!

 線画自体ダイナミックで好みということもあり、本作品は楽しく制作できました。

 

 また、外出時専用のマンダラも1点完成しています。

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画材:油性色鉛筆。

出典:『心を整える花々のマンダラぬりえ』。

題名:「アイリス六重奏」。

 本作品では中心から周縁に向かうにつれて塗りが薄くなるようにしてみました。

 

 以上、近作の完成報告でした。

 今週も暑くなりそうですが、マイペースに頑張っていこうと思います。

 それでは、お休みなさい(^^)/

【夏のレビュー企画2019】『超色鉛筆画レッスン』【技法書】

 こんばんは(^o^)

 8月葉月の一日ですね。遂に(?)レビュー企画の季節がやってきました。

 今年は技法書と配色本合わせて5冊のレビュー執筆を予定しています。

 

 実は、自分に実用書のレビューを書く資格があるのか、少し迷いました。

 ご存じのように手探りの素人である為、(料理習いたての子どもに包丁各種の良し悪しや適性が理解しにくいように)本の真価を汲み取りきれない怖れは今も感じています。

 という訳で予めお断りしておきますが、本ブログのレビューは風雅個人の理解力(読解力や観察力やお絵描き経験)の及ぶ範囲で書かれております。

 また、塗り絵のクオリティの向上に役立つかという観点を中心に執筆しています。

 どうぞその2点を踏まえてお読み下さい。

 

 ーーと逃げ口上をうって少し気楽になったところで、早速第一弾に参りましょう♪

 今回は、油性色鉛筆を使った色鉛筆画の技法書を取り上げます。

 

■基本的なこと

・題名:『この1冊で苦手を克服 超色鉛筆画レッスン:絵画技法の基本と応用』

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・著者:弥永 和千(やえ かずゆき)

・出版社:メイツ出版株式会社

・発行日:2017年7月5日

・構成:緒言→本論→後書き。

 本論は6章立て。

その内実は53点のポイント&13本のコラム。

・付録:無し。

・その他特徴:オールカラー。

 

 著者は色鉛筆画家とのこと。寡聞にして風雅は本書を手に取るまで知りませんでした。

 

■ズバリ、どんな本か

 本書の本質は、著者自身が2-3ページの緒言の最後で「色鉛筆画をより深く楽しむためのヒント集」とズバリ述べています。

 執筆の主旨についても、下のように明言しています☟:

「本書では手順として「こうしたらできる」といった最後の一手をお伝えするのではなく、「こう考えたらできる」答えの見つけ方を集めてみました。」(3ページ)

 

 つまり、残念ながら『動物を可愛く描く方法』や『水面を塗る手順』が逐一紹介されている本ではないということ。

 その代わり、どういう観察の仕方をしてみるとか、どういう考え方で取り組むとか、いわば助言を数多く盛り込んでいます。

 中高生の頃、放任主義ながら時々的確なアドバイスをくれて生徒から一目置かれている"賢者"キャラの先生が学校に一人二人いなかったでしょうか?

 そうした"賢者"系美術教師の著作だというイメージを風雅は抱きました(※個人の感想です)。

 人が賢者を必要とするのは壁に行き当たった時と相場が決まっているように、本書も"壁"に行き当たった時に読む為の本だと思います。

 トピックは色鉛筆画を始める段階から段々と細かく技術を要する段階に進むよう構成されていますが、これは不特定多数の読者がどこでつまずくか分からないから初期の段階からステップを並べているのかもしれません。

 

 総括すると、手順を習いたい方から見るとほぼ無用、助言や別の視点が欲しい方には有用な本だと言えます。

 

■個人的な観点から見て

 風雅がこの本を買った背景には、河合ひとみ『描き込み式色鉛筆ワークブック』(2017年、誠文堂新光社)という別の技法書の存在があります。

 色鉛筆の技法を習得できるよう構成された解説付きのワークブックで、熱意の感じられる本。客観的に見てまずまずいい技法書だと感じる一方で、ワークそのものには息苦しさを否めませんでした。

 というのも、色鉛筆の技法一般ではなく、河合ひとみ流色鉛筆画の描き方をなぞっている気がしてくるのです。

「河合流を極めていって本当に自分の描きたい色鉛筆画が描けるのか?」

と自問するようになりました。

 河合氏の作品は色鉛筆自体の質感がとても美しく出ていて、塗り絵に応用すると美しい画面になりそうな期待感を抱かせます。他方で、絵画ファンとしての目線で見ると、小さく綺麗に仕上がったミクロ志向の作品は

「よく描けてて上手だね。それで?」

という、関心外の作品でもありました(描けもしないのに偉そうに評していますが、好みと価値観による主観の世界ということでご容赦下さい)。

 

 風雅自身は、背景まで描き込まれた、構図と配色に緊張感のある写実画が好きです。塗り絵でもメリハリのある作品を好みます。

 河合流のワークは緩いペースで続けるとしても、メリハリ写実系の画風の人が描いた色鉛筆の技法書も参考にしてみたくなり、数冊見比べて本書を選びました。

 選択の決め手は、多くの事柄について理由がきちんと説明されていることと、「好きな物を・好きな色鉛筆で」描こうというスタンスにありました。

 著者は『絵の描き方は教えられないもの』という考え方に近く、描き手自身が納得のいく描き方を見つけるられるよう、考え方のポイントを伝授することは可能だという見解のようです。

 そして、何かと緩くもあります(笑)。

 例えば、lesson10には「①あるだけで心が躍る道具を揃えよう ②道具を使う楽しみも絵を描く楽しみのひとつ」(26ページ)と書いてあります。

「これってわざわざ書くこと?」

「まさかのトキメキ重視?!」

と笑ってしまいましたが、プロが言うからにはきっとトキメキが大事なのでしょう…。

 

 本書で私が一番好きな"賢者の助言"は「うまくいかない時は「未だ途中だから」と思おう」(p.81)というアドバイスです。失敗作でも次の制作時の糧になるから、ということのようです。少し長いスパンで見直してみた、前向きな考え方ですよね〜。

 ワタクシは不肖の生徒なので逆らって放棄することもなくはありませんが、こうした前向きな見方をするよう心がけてはいます(笑)。

 

 ともあれ、こういうカラーが今の風雅には合うようで、本書を読んでから従来よりのびのびとお絵描きや塗り絵ができるようになった気がします。

 そういう意味で、個人的には幸せな本との出会いとなりました。

 

■終わりに

 以上、今もっとも馴染みがある油性色鉛筆の技法書を紹介してみました。

 

 実用書のレビューなので

「ズバリ、買いですか?」

と訊きたい方もいらっしゃるかと思うのですが…正直、答えにくい質問です。

 というのも、合う人と合わない人がいる本だと感じるからです。

 塗り絵師の方にとっては手順中心でない分、即効性は低いかもしれません。ただ、読んでマイナスになることはない本かとも思います。

 いずれにせよ、本レビューが読者様の参考になれば幸いです。

 今夜はお付き合い頂き、ありがとうございました。

それでは、また〜(^^)/

【新着本】『大人の塗り絵 自然の中の動物たち編』が来ました。【早速完成】

 こんばんは〜。

 昨日は日中盛大に昼寝をしてしまい、技法書レビューが書き上がりませんでした💦

 夏のレビュー企画を期待して覗いて下さった読者様、お待たせして申し訳ありません。

 今回は雑談ですが、新着本の報告がありますので、よかったらお付き合い下さい(^^)

 

 そう、掲題の通り、新しい塗り絵本が本棚に仲間入りしたのです♪

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河出書房新社の『大人の塗り絵』シリーズより『自然の中の動物たち編』(2015年)。手持ちの本が今年6月付の3刷だったところを見ると、ロングセラーなのかもしれません。

 登場する動物はナキウサギ、オコジョ、アナグマ、キタキツネ、ムササビ…と野生で生きるもの中心で、半数以上が背景付きです。

 収載の線画全てに原画手本が付いているものの、原画はやや叙情的な雰囲気があり、塗り絵のお手本にはしにくい印象を個人的には受けました。

 

 7/28に手元に届き、その晩から「ニホンカモシカ」を油性色鉛筆で塗り始めました。

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ご覧の通り大して進んでいませんが、これは想像以上に背景に手こずっているせいです。

 山林の景色を表現するのに、どう塗ればいいのかよく分からず、苦戦しています💦

 

 そこで昨日、

「背景抜きなら割と早く塗れるのかな?」

と、検証を兼ねて背景なしのページ:「ノウサギ」を塗ってみました。

 画材は、久々感のある水彩色鉛筆。

 風雅の場合、水彩色鉛筆のほうが油性色鉛筆より時間がかかる為、水彩色鉛筆で動物がサッサと仕上がるならば、油性色鉛筆では尚更早く終わると見込める訳です。

 果たして、午後から塗り始め、数時間の昼寝を挟んで夜9時頃完成しました。

 完成図は下のようになります☟:

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 ノウサギの毛並みを塗る時は、最初に水筆で直にオークルを使って下塗りしました。

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 そして、その表面が乾いてからドライで毛を描き込んでいきました。

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 ノウサギの毛並みは、灰色がかった茶褐色を目指しました。愛玩用の飼育種に比べると地味ですが、この媚びない印象が野生種らしくていいと感じています。

 この"野生の茶褐色"を塗る時、ちょっとした発見がありました。

 実は手持ちの水彩色鉛筆には、陰が差す部分で使える適切なグレーがなかったのです。寒色系のグレーを使うと存外不調和で、出したい色が出せないことに気付きました。

 茶褐色の毛並みには、ウォームグレー(暖色系の灰色。茶色がかった色合いのグレー)を合わせるべきだったのでしょう。

 残念ながら手持ちにウォームグレーがないので、オリーブグリーンで代用を試みたところ、いい具合に陰の色として収まりました。

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一応、毛並みに重ねる前に、地面の影の部分に使ってみて違和感がないのを確かめ、

「これなら重ねてもよかろう」

と好感触を得てから導入しています。

 早めに真正のウォームグレーも買ってこようと思ってはいますが、今回のような条件下ではオリーブグリーンも陰色として使えると分かったのは嬉しい発見でした♪

 

 このようにノウサギが半日で仕上がったところから類推すると、「ニホンカモシカ」のページは背景部分の攻略が鍵と言えそうです。

 風景の経験値にもなるでしょうか。

 引き続き頑張っていこうと思います。

 

 以上、新着塗り絵本の話題を中心にお届けしました。

 お付き合い頂き、ありがとうございました〜(^^)/

 

【季節の塗り絵】百合の咲く夏

 こんばんは♪

 土曜日にお絵描きに着手したものの、昨日制作中に誤魔化しれないところで汚してしまい、やむを得ず断念した一件がありました。

 そんな訳でちょっぴり傷心の週末でしたが、合間に塗っていた季節の塗り絵は無事に完成したのでご覧に入れたいと思います。

 

 今回は百合の花を塗りました☟。

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出典:『和の花暦と花もよう ぬり絵ブック』

題名:「花笑み」

画材:油性色鉛筆。

 

 百合の花は、トライアンフェターという品種の色合いで塗っています。風雅は植物の品種名に疎いのですが、園芸品種としてはそこそこ人気もあるようですね。ワタクシはInstagramのフォロイーさんによる素敵な投稿のお蔭で知りました。

 のびのび塗っていたら、内側の赤い部分が大きめになってしまったのはご愛嬌^^;

 

 背景部分は花菱文様が並んでいます。

「どことなく洋のイメージがある百合の花に対し、伝統的な和の文様である花菱が合うのかな」

と塗る前は懐疑的でしたが、思いの外自然に画面に収まりました。

 花菱の色はマゼンタ多めの補色系。

 4つ紛れ込んだ菊花菱は、花火のイメージでオレンジ色にしています。

 

 こうして花も文様も補色っぽい配色をした結果、南国風の「花笑み」になりました!

 夏ですし、猛暑日ですし、南国風でも許される気がしています(笑)。

 

 このページが週末のうちに塗り上がったことで、お絵描きをお釈迦にした徒労感は薄れました。

 ちなみにそのお絵描きは、描きかけですが、下のような静物のスケッチでした☟。

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 モチーフは、ガラスの置物とレッサーパンダのぬいぐるみでした。

 どちらも自宅にあるものなので、不注意で汚してしまったショックから立ち直ったら、また挑戦する予定です。

 それにしても、こういう失敗作をどう扱うべきなのでしょうか。自分なりに頑張って取り組んだのは事実なので、サッサと捨てるのも惜しい気がして悩みます💦

 

 以上、まとまりませんが、季節の塗り絵+週末の活動余話をお届けしました。

 それでは、また〜(^^)/