こんにちは、風雅です。
端午の節句のページについて、本日もメイキングを記していきたいと思います♪
前回単(ひとえ)と表着(うわぎ)を塗ったあと、はたと手が止まりました。
画中に衣の裏側が見える部分があった為です。
特に単の袖の表側と裏側が隣接しており、塗り分ける必要を感じました。
平安装束の裏地の事情はよく分からないので、本ページでは単の裏地はないことに決定(←強引)。
布地の表裏を塗り分ける方法を、思いつくままに試してみました。
最初に、単の両袖で「表」にあたる部分を塗ります。
ここでは、塗り絵帳の12ページに紹介されている通りに、一色の濃淡で塗りました。
1種類の糸で織り出された模様を表現する塗り方なのだと思います。
三菱888色鉛筆のブリリアントグリーンで下塗りした後、同じ色鉛筆で模様の線をなぞる手順になりました。
次に、左袖の「裏」側部分。
表側と同じブリリアントグリーンで薄めに下塗りした後、一段薄い類似色で模様の線をなぞりました。
三菱888色鉛筆のエメラルドグリーンを使用しています。
その後で、陰で少し暗くしたい部分だけ、グレー(木物語のねずみいろ)で薄く塗り重ねました。
その次に、右袖の「裏」側部分。
ここでは、左袖と逆に、薄い色で下塗りした後、表側の色で模様の線をなぞってみました。
つまり、『エメラルドグリーンで下塗り、ブリリアントグリーンで織り線部分を強調』という手順です。
陰にしたい部分は同様にグレー(木物語のねずみいろ)で塗りました。
そして、仕上げにお化粧のフィニッシュパウダーをはたくような感覚で、右袖の裏側部分全体を青味が少し強い類似色(三菱888 ブルーグリーン)でさっと塗りました。
個人的には、右袖の塗り方のほうが「裏」らしい見た目になる気がするのですが、いかがでしょうか?
ともかくも、上記の作業までで、『このページでは裏側は表側よりわずかに薄く、くすんだ色で塗る』という方針が固まりました。
この方針に従って着物部分を塗り進め、右手の薬玉と手前の箱も着色。
さらに髪と顔を塗ったところで、5/3は終わりました。
ここまでで、およそ半分が完成しました。
実はこの塗り絵帳は横長でして、左にもう一人控えています。
という訳で、次は、左側の攻略について記したいと思います。
よければ次回もお付き合いください。