塗り絵をめぐる冒険

いち美術ファンによる、「目指せ、塗り絵上手!」な試行錯誤あれこれ。まったり気ままな塗り絵ブログ。

【雑談】夾纈羅幡残欠が塗り上がりました。

 こんばんは~。

 本日、「夾纈羅幡残欠」が完成しました♪

 かねてお伝えしている通り、文様部分を色辞典36色セレクトセットの色鉛筆のみで塗り進めてきた作品です。

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 首尾はともかく、『天平文様を色辞典セレクトセットで塗った例』として提示できる物が1つ完成したことに浮かれています♡

 制作話がまだ追い付いてなくて肩身が狭いのですが、とりあえず、完成作品の画像だけ先にお届けしました(^^)

 

 ついでに、別の作品も1点、昨夜遅くに塗り上がりました。

『コロリアージュ フラワー パレード』所収、花とレースのページ(見開き)です↓。

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 画材は、花と水玉が油性色鉛筆、レース部分がサインペンという混成部隊。花とレースで異なる雰囲気にしたくて、このような塗り分けをしてみました。

 たまにはこういう試みも楽しいですね♪

 

 また、塗り絵と直接は関係ありませんが、昨日、サントリー美術館で『扇の国、日本』展を観て来ました。

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 扇という日用品のあり方の歴史と、日本美術のモチーフとして扇がどのように表現されてきたかを特集した美術展です。

 一般に企画展の良し悪しは①テーマの練度、②展示品の質と量の2点でほぼ決まります(少なくとも風雅はそう思っています)が、その見方に立つと、本展は①②ともに申し分なく、見応えがありました。

 絵師が扇面画を描いて売ることで生計の足しにしていたとか、収集家が様々な古扇の紙を図屏風に貼り集めたとか、展示品の向こうに昔の人の生活や趣味が見え、感銘を受けました。

 特に、使い古しの扇紙が多数貼られた図屏風の前では、

「分かる!集めて取っておきたい気持ち、分かるよ〜!!」

と共感に震えました。収集品をカッコ良く並べて小粋なインテリアに仕立てるなど、コレクターがすることは今も昔もあまり変わりませんね……。

 2時間弱の見学中に多くの刺激を受けた気がするので、今後の塗り絵のどこかに活きてくれるのではないかな、と期待もしています( ̄ー ̄)ニヤリ

 

 以上、週末の成果報告でした〜(^^)/