こんにちは、風雅です。
先月購入した河出書房新社の『大人の塗り絵シリーズ リラックス塗り絵:京のみやびな和柄』☟。
この本、ノド近くがうねって塗りにくいので、思い切って最初にカッターで解体してしまいました!
新品の本を解体するのは気が退けてしまいますが、四周に充分な余白があるので、
「多少手が滑っても中身の線画には大事あるまい」
と踏んで敢行(ΦωΦ)
こんな感じになりました〜☟。
ほぼA4タテ型の寸法で、とても作業が進めやすくなっています(^^♪
バラバラになった線画の束は、本のカバーと併せて大きめの書類ケース(※100均で入手)で保管することにしました。
解体後、早速1枚目に着手しました。
選んだのは、大きな宝相華文様を中心に、唐花菱と宝相華唐草文様を継紙のように挿し入れた線画です。
このページ、意気揚々と塗り始めたまではよかったのですが、途中から迷走しました💦
何故かというと、色数が多いにも関わらず、画面から暗い印象を受けたのです。
その暗さを和らげようと宝相華の雄蕊っぽい部分に黄色を配したところ、下のようになりました☟。
えー……ものの見事に逆効果ですね💦💦
ちぐはぐ過ぎて目も当てられません(ToT)
眺めていると気分が落ち込むので、投げ出したくなりましたが……思うところあって最後まで塗ることにしました。
何を考えたかというと、この段階で投げ出しても、失敗の原因がよく分からない為引きずりそうな予感したのです。
「完成させたら何が悪かったか見えてくるかもしれない」
と淡く期待して、塗り進めました。
結果、かなり微妙になってしまいましたがともかく完成に至りました☟。
宝相華を拡大してみるとこんな感じです:
宝相華文様は理想化された花、中ニ病的に言い換えると"✨✨ボクが考えた最高に綺麗な花✨✨"を表す文様ですが、この作品はパーツ相互の連携が取れておらず、まとまりがありません……💦
「均整の取れた完全対称形だから、何色塗っても収まるハズ♪」
となんとなく配色していったのが、高くついたという訳でした。
この宝相華の他にも、2つの短所が目立っています:
・背景が暗く淀んでいる
・唐花菱の部分と宝相華が不調和
背景は、ステッドラー社のメタリックマーカー(金色)で塗りました。
そう、これでもメタリックカラーなのです……光沢感乏しいけれど💦💦
先月『扇の国』展で見た、金地の扇のようにしたら、絢爛豪華な和柄になるかも…と期待したのですが、塗ったらこの有り様で。
「ゴビ砂漠……。゚(゚´Д`゚)゚。」
と、強風の吹きすさぶ不毛の地を連想せずにはいられませんでした。
右上の唐花菱と中央の宝相華の不調和も一目瞭然かと思います。
宝相華を目立たせようと、唐花菱の地を薄い色にし、同系色で唐花菱を塗った訳ですが、宝相華と色調が違い過ぎてミス マッチでした。
塗っている間にも上のような脳内反省会を繰り広げていた為か、最後に塗った宝相華唐草文様は少しまとも寄りになった気がします。
こうして多少の救いも得られたので、最後まで塗り続けてよかったと思いました。
以上、本書の作品1号に関する失敗談をお送りしました。
今回は悔しい出来上がりとなりましたが、和柄も塗り絵そのものも、めげずに今後も頑張ります。
よかったらまた、お付き合いください(^^)/