こんばんは♪
関東にも桜🌸の季節が訪れました。
気温も上がったと思っていたそばから週末は花冷え。天候の落ち着かない年度末となりそうですね。
今週の風雅は、新入りの『ぬりえ天平文様 かぎろい』が刺激となり、天平熱に浮かされております。
この本からは2点が塗り上がったのですが、下の「緑地彩絵箱(みどりじさいえのはこ)」にはとりわけ熱が入りました☟:
画材:水彩色鉛筆、万年筆インク。
というのも、久しぶりに万年筆用インクを使って着彩したのです!
昨年初頭に何点か万年筆インクと水彩色鉛筆を併用して制作したことがあるのですが、最近は合いそうな線画がなくて出番がなくなっていました。
そんな中、「緑地彩絵箱」は一見して万年筆インクが活かせそうな線画だと感じたのです。
制作手順は、線画を水彩色鉛筆と万年筆インクで重ねずに塗り分けるだけの単純なものでした。
線画は左右非対称で、外側は下のような同形の枝葉が4つ配置されています。
180度回転させると向かい合わせの図形にぴったり重なり合う点対称である為、その特徴を強調するように、緑の枝葉と紅い枝葉を交互に配置しました。
原則的に1枚の葉の内側に万年筆インク、外側に水彩色鉛筆を塗っていますが、ところどころ別の色を使ったり内外を逆にしたりしています。…細かい所で遊ぶのが好きなもので(*´σー`)エヘヘ
制作中は例によって気ままに進めていっています。ただ、インクの付いた筆を洗う手間は最小限に留めるべく、インクは1色目(カランダッシュ社のdelicate green)で塗るべき所を粗方塗ってから、2色目(エルバン社のアンティークブーケ)に移行しました。
大雑把に示すと、
上のような過程を辿っています。
万年筆インクを細い絵筆で塗り付ける作業の間は『ハミ出し注意!』と気が抜けないものの、楽しく感じられました。きっとインクの色がとても綺麗だからだと思います🥰
実は、緑のインクの色を存分に楽しみたくて、「緑地彩絵箱」制作中に『森の少女の物語』巻頭の挿し絵にも使ってみました☟。
万年筆インクの発色が伝わるかと思います。元々1mm前後の太さでくっきり出るように設計されているものとあって、"面"を塗るとかなり発色が強く見えますね。
色鉛筆の発色はインクに比べると弱いので、併用すると画面に発色の強弱が生じることになります。この点が画材コラボの利点なのでしょうね〜。
風雅の手元には残量僅かで筆記に使えない万年筆インクがまだ何色も残っているので、当分塗り絵で楽しめそうです♪
以上、万年筆インクを塗り絵に転用してみた体験談をとりとめなくお届けしました。
それでは、また〜(^^)/