塗り絵をめぐる冒険

いち美術ファンによる、「目指せ、塗り絵上手!」な試行錯誤あれこれ。まったり気ままな塗り絵ブログ。

『ぬりえ天平文様 かぎろい』完成作品ギャラリー②

 こんばんは〜♪
 今回は『ぬりえ天平文様 かぎろい』で今月塗り上げた作品5点(ブログ初公開作1点を含む)を並べました。

■「紫檀木画槽琵琶(したんもくがそうのびわ)」

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画材:油性色鉛筆。


■「紅牙撥鏤尺(こうげばちるのしゃく)」
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画材:油性色鉛筆。


■「檜金銀絵経筒(ひのききんぎんえのきょうづつ)」
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画材:油性色鉛筆、顔彩。


■「木画紫檀双六局(もくがしたんのすごろくきょく)」
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画材:油性色鉛筆、顔彩。


■「紫檀金鈿柄香炉(したんきんでんのえごうろ)」 ←NEW!
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画材:油性色鉛筆、サインペン、ボールペン。

  4/28に塗り始め、翌未明に完成した最新作✨です♪
 元の線画は中央の2段の文様のみでした。
 正倉院の美術の入門書で見た写真によると、ネタ元の御物は紫檀材に金象嵌で文様を表し、所々に水晶を嵌め込んだ、持ち手の長い香炉です。
 しかし、初めてこの線画を見た時から、風雅の脳裏では『流鏑馬(やぶさめ)』の三文字が明滅していました。
 盾を横一列に連ねたような下段の文様☟が的のように見えませんか?
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 そう思い始めると、上段の文様も、的の背後に佇む神社境内の木々に見えてくるのです(流鏑馬は神事として行なわれることが多いようです)。
 折角なので(?)この見方を制作に反映することにして、馬を3頭描き足しました!
 もう完全な悪ノリですね(*´σー`)エヘヘ
 こうして的の手前は走路となり、騎馬が闊歩している光景に改造されました♪
 なお、あまり目立ちませんが、上段の木々は内側の枝葉だけ部分的に明るい色を着けています。
 
 以上、『ぬりえ天平文様かぎろい』の完成作品ギャラリー第2弾をお届けしました(^^ゞ