塗り絵をめぐる冒険

いち美術ファンによる、「目指せ、塗り絵上手!」な試行錯誤あれこれ。まったり気ままな塗り絵ブログ。

【季節の塗り絵】雨の日、紫陽花。

 こんばんは〜♪

 今日は朝から本降りの雨が続いています。

 この雨に後押しされたのか、『コロリアージュ フラワー パレード』の紫陽花のページが塗り上がりました!

 早速、ご覧下さい(^^♪

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 見開きなので横長の画面になりました。

 雨の中で咲き誇る紫陽花とその風景の中に佇む妖精が描かれていて、本書の中でも印象的な線画の1つです。

 濃いめのベタ塗りでポップに仕上げたかった為、画材は三菱の色鉛筆(Uniカラー&888色鉛筆)のみを使いました。

 

 妖精の着衣が地味系の色合いなのは、ふとした疑問によるものです。よくある妖精のイラストでは淡いパステルカラーをした薄手の服を着ている印象がありますが、妖精らしくない色を着せたらどう見えるのか、俄に気になって実行に移しました。

 個人的な感想としては、夢色全開よりも地味色混じりのほうが、正直なところ落ち着きます。それに、紫陽花が赤・青・紫といった濃い色ならば合わなくもないかな、と(紫陽花の色が白や薄紫だったら凄まじくミスマッチだったかと思われます…)。

 

 紫陽花は、1つ1つの花房を薄く下塗りした後で、類似の別色を重ね塗りしました。

 実在の濃い色の紫陽花は花に少し色ムラ感がある為、色鉛筆2色を重ねたほうがもっともらしく見える気がしたのです。


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 その一方で、紫陽花の葉と雨粒は写実性度外視で、色のバランスだけを考えてベタ塗りしました。

 

 ページ毎に拡大すると、下のようになります☟。

(左ページ☟)
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(右ページ☟)

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 花の色は房ごとに少しずつ異なるように意識して配色しました。思うに、1つの株でも1つの房でも1輪の中でもこうした微妙な色ムラがあるのが、紫陽花の魅力なのではないかと最近感じています。

 

 以上、紫陽花の塗り絵1点の完成報告をお届けしました(^^ゞ

 それでは、また。お休みなさい。