塗り絵をめぐる冒険

いち美術ファンによる、「目指せ、塗り絵上手!」な試行錯誤あれこれ。まったり気ままな塗り絵ブログ。

【雑談】芸術の秋+α

 こんばんは。
 先週末は上野へ、昨日は新宿へと珍しく外出続きの風雅です(^^)

 昨日新宿に行った最大の目的は、運動不足解消の為に歩くことでした。単に散歩してもすぐ飽きるので、企画展に行くことで、駅からの往復と館内の見学で体を動かそうと思ったのです。
 文化学園服飾博物館☟にて、『能装束と歌舞伎衣裳展』という企画展を観てきました。

f:id:white_fuga:20191027184142j:plain

f:id:white_fuga:20191027184324j:plain

 大きなほうの展示室1に松竹所有の歌舞伎衣裳やその資料が、その3/2程度の広さの展示室2に所蔵品の能装束が展示されており、メインは歌舞伎衣裳という印象でした。
 非常に見応えがある企画展です。
 うまく言えませんが、伝統芸能の衣裳は、"和の色彩感覚"を学び取るには優れた教材だと感じました。
 というのも、こうした衣裳の多くは染めたり織ったりして表した文様の上に、刺繍したり縫い付けたりして更に模様やモチーフが表されています。
 これを洋服に置き換えると、チェックや花柄の生地の上に刺繍やアップリケを大々的に施すようなものでしょうか。これを小粋に仕立てることの難しさを思えば、能装束や歌舞伎衣裳とは、研ぎ澄まされた色彩感覚の結実だろうと想像されます。
 これを観たからといって劇的に色彩感覚が磨かれる訳ではないものの、意識して観続けることで少しずつ馴染んでくるのではないか、と感じました。
 もっと即物的な観点では、友禅柄のような複雑な和柄塗り絵で配色に行き詰まった時に、大いに参考になりそうなので、覚えておこうと思います(笑)。

 展覧会を観た後、30分程歩いて画材屋の世界堂本店に寄ってきました。
 お絵描き用のペンと紙を見たかったのですが、いざその売り場に行ってみると種類が豊富すぎて何が何やら…💦💦
 結局、フィキサチーフとバラ売りの紙を数種類、それに細々としたアイテムを買って引き上げて来ました(立ち寄るだけでも楽しいので、それなりに満足しています)。

 そんな訳で、昨日はほとんど塗り絵を進められずに終わりました。
 今日もあまりはかばかしくなかったのですが、ようやくハロウィン塗り絵が1点完成しました☟。

f:id:white_fuga:20191027225635j:plain

画材:油性色鉛筆、油性ペン、水彩毛筆。
 ……えー、こちらは近所のスーパー三和で配布されている無料の塗り絵です(^o^;。
 明らかにお子様向け…💦💦
 勢いで一気に制作したまではよかったものの、終わった瞬間に我に返って
「何やっているのかしら、ワタシ」
と脱力しました。
 世の塗り絵師には、子供向けの塗り絵でも楽しんで制作している方が数多くいらっしゃいますが、ワタクシは全くその適性がなかったようです。
 楽しくなかったと言えば嘘になるものの、子供用プールで羽目を外してしまった後のような気まずさに襲われますので、心穏やかでいられません…💦
「今後はお子様向けの塗り絵には関わらないでおこう」
と、今日の体験で決意しました。

 以上、ある秋の週末の話でした。
 今日もお付き合い頂き、ありがとうございました♫
 それでは、また〜(^^)/"