塗り絵をめぐる冒険

いち美術ファンによる、「目指せ、塗り絵上手!」な試行錯誤あれこれ。まったり気ままな塗り絵ブログ。

【雑談】海の見える街を塗りました。

 こんにちは♪

 ようやく梅雨明けとなるようですね。

 実は、名ばかりで過ぎた"海の日"の前日から、海の見える動物たちの街を塗っておりました。7/21に完成したので、ご覧に入れたいと思います。

 

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出典:『心ときめく四季のワルツ』。

画材:油性色鉛筆。

 動物が屋根の上で井戸端会議していますね。煙突にドーム屋根の教会があるので、ヨーロッパの海辺の街という趣でしょうか。

 瓦屋根と樹木ごしの遠景に海と空が配されており、

「奥行きがあっていい構図だなぁ」

と以前から気にいっておりました♪ハガキ2倍大と手頃な大きさでもあり、この塗り絵本で一番好きな線画かもしれません。

 

 今回は風景部分から塗り始めました。紙がそう大きくない為か、空や木立はサッと塗れるものの、屋根瓦は結構な分量でした。半年分の瓦を塗った気がします(笑) 

 動物の内訳はネズミ2匹、ウサギ2匹、ハト2匹と解釈しました。鳥は海鳥でないのかと思われるかもしれませんが、足の爪の形から丘にいる鳥かなと推定しています。色合いが美しいアオバトということにしました。

 ただ、先にスカーフや小物の色だけを原色で塗っておいたところ、戦隊ものの趣を醸していました。風雅自身は競馬の騎手の帽子の色を使ったつもりでしたが、戦隊ヒーローとかぶっていた訳です^^;

 折角なので悪ノリしました。

ラッパ吹くネズミがリーダーの"レッド"、

読書するウサギが知将キャラの"ブルー"、

トーストサンドを持つネズミが食いしん坊の"グリーン"、

籠を持つウサギが紅一点の"ピンク"。

煙突の上に位置どるハトは勿論司令官です。空中にいるハトがその秘書(笑)。なお、幼少期に観た戦隊もののセオリーでは、司令官が男性、秘書が女性というパターンが主流でしたが、ここの2羽はいずれもメスです。

「あれ、ヒーローが1人足りない?」と気付いた方は水平線の少し上辺りを探してみてください。一匹狼キャラの"ブラック"が見回りに出ているのが見つかると思います。

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そう、ハトの司令官の左横に見える、黒い鳥のシルエット。これが"ブラック"です♪"ブラック"は黒い色鉛筆で直に描き込みました。

 海景画(つまり海の風景画)の展覧会に行くと、画面上の広いところに遠くの鳥が描かれているのをよく観るのですが、今回自分で描き込みをしてみて、その効果が実感できました。画面上のアクセントにもなり、遠近感も強調することが出来るのだ、と。

 労力に比べて効果大(∩´∀`)∩ワーイ♡

 ちょっとお得感のある発見だったので、記しておきました♪

 

 さて、唐突に話は変わりますが、先日油彩の技法関連の本を1冊買いました。

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 『武将を描く』という題名と信長公が見下ろしてくる表紙が強烈過ぎて、キャッチーなのかドン引きなのか…いやはや。

 中身は、著名なイラストレーター:長野剛氏が自身の油彩画制作に関する道具・制作手順・技法を記している本格派です。

「塗り絵の参考にはならないかも…」

と思いながら一応中身をチェックしてみたところ、勉強になることばかりでした!!

 勿論、読んだ直後から使える塗り絵テクニックなどは1つも書いてありません。しかし、『○○を表現したくて●●した』という具合に伝え方が明瞭で、咀嚼してみると塗り絵にも応用できそうな印象がありました。

 著者の作品も多数収載されているので、楽しみながらじっくり読み込んでいきたいと思います。

 

 このように各種参考書も少しずつ増えてきました。

そこで今夏は技法書・配色本5冊程についてレビュー企画をしようと考えています。

 実用書のレビューは未経験で手探りになるので、「値段は見合っていると思うか」、「○○の悩みに対する答えが書いてあるか」等書いて欲しいポイントがある方はぜひ教えて下さい(本記事のコメント欄にどうぞ)。

 このレビュー企画、とりあえず来週あたりから配信していくつもりです。

 それでは、また〜(^^)/