塗り絵をめぐる冒険

いち美術ファンによる、「目指せ、塗り絵上手!」な試行錯誤あれこれ。まったり気ままな塗り絵ブログ。

成人の日前後の塗り絵。

 おはようございます(^^)。

 三連休は美術展巡りに帰省もあってあまり塗り絵ができませんでした。

 しかし予告通り人物のいる線画を1点塗り上げることができたので、ご覧に入れたいと思います。

 

 出典は『平安王朝絵巻ぬりえbook』☟。

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 この本から完成作品が上がるのは、昨夏以来となります。

 今回は、貴族男性の装束を塗りました☟。

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画材:油性色鉛筆、ボールペン、サインペン。

 紙の寸法はほぼA4サイズです。

 画面に4枚並んだ布地にびっしりと文様が入っており、実質的に和柄を塗らせる構成になっているのかと思います。

 昨年夏に着手し、以後ゆっくりペースで進めていました。

 

 ご覧のように、模様はどれも細かさを極めています(笑)。特に左端のものは、色鉛筆で塗れる限界を見た気がしました💦。

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 この細かい模様をくっきり塗り表そうとした結果、非常に賑やかな配色になりました。

 

 文様部分はベタ塗りにした一方、人物は立体感を意識して塗りました。
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 彼の背後に見える牡丹の柄の布は、装束の一部で、『下襲の裾(きょ)』と呼ばれる部分に当たります。

 宮廷における文官の正装のようですが、

「仕事をする恰好ではないだろうに…」

とつい考えてしまいました…💦

 なお、下襲の裾は、位階によって色や丈が規定されていたらしいので、本作のように派手な柄ものではなかったと思われます。 

 平安時代の装束は細部が分かりにくくて毎度苦戦を余儀なくされるのですが、前日に復元衣装やジオラマ展示を見て来たかいがあったか、以前よりスムーズに塗れました♪

 

 昨日からは天平文様に取り組んでいます。

 『ぬりえ天平文様 たまゆら』の最後の1点:「平螺鈿背八花鏡」に本腰を入れることにしました☟。

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 これも細かい絵柄ですね💦。

 配色は、オレンジ×青のバイカラーを基本方針としています。

 首尾よくまとまるかどうかは未知数…^_^;。

 ともかく楽しんで塗っていこうと思います。

 

 以上、ここ数日の活動報告でした。

 それでは、また〜(^^)/