塗り絵をめぐる冒険

いち美術ファンによる、「目指せ、塗り絵上手!」な試行錯誤あれこれ。まったり気ままな塗り絵ブログ。

お絵描き月間の始まりと9月の宿題。

 こんにちは〜。

 月が改まって10月となりましたね。 

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 10/1が中秋の名月とあって、この上なく優雅に、風流な1ヶ月のスタートを切った方も多かったかと思います。

 かくいう自分はと言えば、月イチの課題が捗らず、あまり優雅でない月末月初を過ごしました💦。

 特に、お月見の塗り絵を1点も塗れなかったのは痛恨…(TдT)。

 次の十三夜にはぜひリベンジしたい!

 ついでにハロウィン塗り絵も頑張りたい!

 自分の誕生日の記念になる作品を制作したい!

 そしてお絵描き月間を完走したい!

 こんなふうに、様々な野望を膨らませております。

 

 そう、10月と言えばインクドーバー

 お題に従って制作する方も多いようですが、風雅は描きたいものを好きな画材で描くスタイルでゆるーく参加します。

 

 初日の10/1は、勾玉を描きました♫。 

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画材:水彩色鉛筆。

 水彩色鉛筆ながら、水筆で溶かす必要性を感じなくなったので、ドライで描くに留めてしまいました。

 画材の色自体は、水筆を使った時のほうが綺麗だと思うのですが…時にはこういうこともあるのでしょう。

 ちなみに、この勾玉という画題。

 案外、輪郭を描き写すのに苦戦しました。

 というのも、どこにも無理がない、伸びやかな曲線で出来ているのです。

 古代人の美意識も侮れないな、と感動しました(^^)。

 

 10/2にはUSBメモリを描きました。

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画材:油性色鉛筆。

 真ん中が凹んで見えることに、翌朝になって気が付きました(^o^;。

 

 10/3には、下の香袋を描きました☟。 
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画材:万年筆。

 形を捉えることを優先したかったので、鈴や模様は適当に省いています。

 

 ご覧のようにかなりゆるい姿勢のインクトーバーですが、出来や完成度はどうあれ、何か1つでも描けばお絵描きの経験値になるので、31日間頑張りたいと思います(^^ゞ。

 

 塗り絵については、9月の"宿題"から語らねばなりません…💦。

 "月イチ天平文様"が、何と9月中に仕上がりませんでした(^o^;。

 8月に始めたばかりで早くも暗礁…(苦笑)。

 今回の作品は「花氈(かせん)」です☟:

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画材:油性色鉛筆、サインペン。

出典:藤野 千代『ぬりえ天平文様 うたかた』。

 制作にあたり、桜井輝子氏の配色本:『配色アイデア手帖』(2017年、SBクリエイティブ)202-3ページより「秋の風物」なる配色案を借りてみました。

「制作時間短縮に役立つかなぁ」

という期待で拝借したものの、結論から言うと、あまり時間短縮になりませんでした。

 同書では「秋の風物」を表す色として9色が提示されていますが、著者が各色を推す考え方を辿ろうとする為か、余計に時間と気力を取られた気がします…💦。

 また、その9色を線画の中にどう配置していくかは、いつもと同じように自分で按配するしかありません。

 という訳で、配色本がこのページを9月中に仕上げる為の最終兵器とはなりませんでしたが、人の考え方を辿ったり類推したりすることで、非常に勉強になりました。

 いずれ配色本の効果的な使い方については研究してみたいものです。どんなアプローチがいいか、気長に考えます。

 

 他に1点、マンダラを塗り上げました☟:

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画材:油性色鉛筆、サインペン、ボールペン。

出典:"Snowflake Mandalas Coloring Book."

配色テーマ:「ステンドグラスと松葉に降る雪」。

 久しぶりの雪の結晶マンダラです❆。

 そろそろ富士山に初雪が降る頃かな、と9月下旬に塗り始めました。その翌日に初冠雪の報が入り、偶然ながらいいタイミングとなりました(^^)v。

 

 ところで、最近本筋で塗っているものを紹介していませんでした。

 まだ途中経過ですが、ご覧下さい☟:

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出典:加藤 美紀『大人の塗り絵Premium 着物姿の乙女たち』(2020年、河出書房新社)。

 「花咲く未知へ」という題名のページで、油性色鉛筆で塗り進めています。

 Instagramの友達と"パラレル塗り絵"をしておりますが、ブログに載せてもいいと言って貰えましたので、カラーで載せました。

 人物の背後に東京駅丸ノ内駅舎がドーンと控えています。これが難物です。

 何が悩ましいかと言えば、この建物は画像を見ずには塗れないこと。

 GoogleInstagramで探すとわんさか画像が出てくるのですが、この素敵な駅舎はホテルになっているのですよ……。

 いわゆるステーションホテル(station hotel)というものです。

 かつて誰かのイギリス旅行記でこの種の、駅舎の中のホテルに泊まった体験を読んだことがあり、ステーションホテルに何となくロマンティックな幻想があります。

 しかも、大好物の近代建築♡。

 日帰り圏の丸ノ内に泊まりがけで行く用事が何もないので現実的ではありませんが、何とも悩ましい線画があったものです(^o^;。

 制作に関して言えば(というか、こちらが本論…💧)、木蓮、人物、背景の塗り加減の調整が最も難しい点かもしれません💦。

 それぞれの間にある距離感をどう表現するか、という課題は各部を塗りながら考え続けています。

 

 以上、バタバタな月末月初の活動について記してまいりました。

 ここまで読んで頂き、ありがとうございます。

 よかったらまたお付き合いください。

 それでは、また〜(^^)/