塗り絵をめぐる冒険

いち美術ファンによる、「目指せ、塗り絵上手!」な試行錯誤あれこれ。まったり気ままな塗り絵ブログ。

7月半ばの塗り絵とお絵描き。

 こんにちは。
 最近携帯電話のブログアプリが不具合を起こし、悪戦苦闘しています。アプリのインストールをやり直すこと4回目でやっと不具合が収まりました。
 何とかこのまま順調に働いてくれることを祈願している今日この頃です。
 そうした事情でブログは恐る恐る書いていますが、塗り絵&お絵描きは相変わらずマイペース(つまり乱ペース)に楽しんでいます。

 この7月中旬、巷は大雨と酷暑、緊急事態宣言再発令と五輪開催秒読みと、天候も世相も相反する方向性で極端な所を突き進んでいますね。
 天候はともかく緊急事態宣言は、軽々発令し過ぎているせいで却って誰も緊急事態と思わなくなって来ている感もあります。夏が終わる頃には"超弩級緊急事態宣言"とか出るかもしれませんね(苦笑)。
 今月は有給休暇で休みの日が多いのですが、こうまで出かけにくい日々が続くとは誤算でした。
 救いは、夏野菜と果物が美味しいことでしょうか。
 先日万願寺とうがらしを買ってきたところ、赤く色づき始めたものがありました。
その色彩に強く魅かれ、1枚、顔彩でスケッチしてみました:
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 なお、この万願寺とうがらしは翌日以降もぐんぐんと赤味を強め、同一個体とは思えないほど色変わりしました。
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 朝と夕方でも色合いが変わるので観察していて楽しかったです。

 さて、塗り絵の話に移りますと。
 今月の"拘りのモチーフ"は、「夏の風物」と「ギリシャ」としています。
 後者はオリンピック発祥の地ということで関心が高まってきた為です(4年に1度罹るギリシャ熱とも言う)。
 上のモチーフ2種と関連のないものも含め、その時その時で食指が動く作品を手がける方式で塗り進めました。

■夏の風物

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画材:油性色鉛筆、顔彩。
出典:『春夏秋冬和のぬり絵ブック』。
題名:「うちわ」。
 今夏も手放せない冷却アイテムです。
 6月に「涼感」への拘りで塗り始めましたが、完成は7月になりました。 

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画材:油性色鉛筆、顔彩。
出典:『脳がみるみる若返るぬり絵』。
 7/7の記事で紹介済です。七夕用の作品でした。

 夏と言えば海!という主張を拡大すれば、海棲生物も夏らしく思われるでしょうか?
 久しぶりに人魚を塗りました☟: 

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画材:水彩色鉛筆。
出典:"Sirenes."

 海棲生物と言いつつ、妖怪らしさを強調して塗っています(*ノω・*)テヘ。
 着手前の線画で既に妖しい雰囲気が漂っていたので「これは、歌声で船を沈めるセイレーンだろうな……」と。
 水を透かして見える肌の色として、ところどころに水色を足しています。何度目になるか分かりませんが、肌に暗い色を入れる時はドキドキしました。

ギリシャ
 俄に高まるギリシャ熱を即座に振り向けた先は、ギリシャ風マンダラでした。
 下の2点とも線画の出典は"Greek Mandalas Coloring Book"です。

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画材:油性色鉛筆、サインペン、ボールペン、メタリックマーカー。
 赤&青、2系統を絡めて配色しました。

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画材:油性色鉛筆、顔彩。
 ギリシャの自然をイメージしながら塗りました。

■季節外れの塗り絵
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画材:油性色鉛筆、ボールペン、サインペン、顔彩、メタリックマーカー。
題名:「紅葉狩り」。
 秋先取りというにも不適当な時期ですが、なぜかやる気になったので仕上げてしまいました。

和柄(季節感なし)
 束ね熨斗のモチーフの和柄を1枚塗りました。

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画材:油性色鉛筆、顔彩。
出典:『春夏秋冬 和のぬり絵ブック』。
題名:「束ね熨斗」。

 月イチ天平文様も出来ました♪☟:

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画材:油性色鉛筆。
出典:『ぬりえ天平文様 さわらび』。
題名:「金銅華鬘形裁文(こんどうのけまんがたさいもん)」。
 線画では裁文の輪郭だけが描かれており、巻頭の着色見本を参考にして植物や鳳凰に該当する部分を塗り分けています。
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 "隠れ鳳凰を探せ!"というミッションのようで楽しく塗り進められました。

■その他
 上のどのカテゴリにも当てはまらないものが2点ありました。
 うち1点はアールヌーヴォーのマンダラです☟:
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出典:"Art Nouveau Mandalas Coloring Book."
画材:ボールペン、サインペン、メタリックマーカー。

 他の1点はマンダラのような円形構造の模様系塗り絵でした☟:
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画材:油性色鉛筆。
出典:『花ともよう 四季のぬり絵ブック』。
題名:「花窓」。
 動きのない絵柄に多少アクセントをつけたくて、ところどころに複色の色鉛筆を使いました。
 原則的に青系の色は排して塗っていますが、虹色鉛筆やデュアルカラー色鉛筆の芯に含まれた青や水色が見えると思います。

 以上、7月中旬の作品を並べて参りました。
 今月は快調に作品の完成が続き、6月の低迷を少しは取り返せたようで独り悦に入っております。
 小さな達成感をコンスタントに味わいたい時期は、"質より量"で進めるのも有用だと感じました。
 これで質的にも納得のいく作品を1点でも制作できれば理想的かもしれませんーーそう首尾よく進むかは分かりませんが^_^;。
 いい報告ができるように頑張ります。
 それでは、また〜(^^)/。