塗り絵をめぐる冒険

いち美術ファンによる、「目指せ、塗り絵上手!」な試行錯誤あれこれ。まったり気ままな塗り絵ブログ。

桜咲く春分の塗り絵。

 こんばんは〜♫

 3連休が静かに終わろうとする日曜のゆうべ、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

 

 連休初日、拙宅に新しい塗り絵本が届きました☟:

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Cari Buziak氏の "Celtic Mandalas Coloring Book" という洋書のマンダラ塗り絵です。

 これで和洋合わせて3冊目のマンダラ塗り絵本となりました。

 

 新着本のテーマは、ケルト風マンダラ。

 ケルト文化は、現在のアイルランドなどに遺物が残る古代文化です。神話や妖精物語、呪術といった神秘的な側面が、ロマン主義隆盛期のヨーロッパで注目を集めました。

 以来、合理的で都市的な科学文明に対するアンチテーゼとなっている印象があります。

 つまり、合理性を超越した神秘性、自然への親しみと畏敬が、ケルトの属性と言える訳です。

 こうした語り口からもお察しと思いますが、実は風雅はケルト文明に憧れも親しみも抱いていません…💦。

 ただ、同じ時代のヨーロッパでギリシャ文化が花開き、ローマ帝国が覇を唱えていたと考えると、その傍らで辺境の異民族がどんな社会や文化を築いていたのか興味をかき立てられます。

 こういう時、ケルト人が遺した文化遺産の一次品(実際に彼らが使った物や文書、遺跡など)に触れるのが最上の取りかかり方なのですが、なかなか触れる機会がありません。

 そこで、ケルトの美的エッセンスを抽出して再構成したと期待される本書から、ケルト文化へのアプローチを始めようと思います。

 気になる中身は、下のようなものです:

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 土着性と生命感に満ちた図像ですよね💦。

 マンダラという凝縮された形に落とし込まれている為か、強烈です(・。・;。

 最初に本を開いた際は、あまりの土着性に頭がクラクラしました💫。

 

 善は急げ。早速1枚塗ってみました↓☟:

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画材:油性色鉛筆、ボールペン。

配色テーマ:『生命感あふれるケルト』。

 初回なので、現時点でケルト文化に抱いているイメージを配色テーマにしています。

 鉛色の空、森と荒涼たる草原、遺跡に転がる野ざらしの石材…と想像していくと、おのずと地味な色合いになりました。

 制作中、

「最寄りのPARCOの紳士服売り場のような色使いだ…」

とも思いましたが。

 模様が近代的ではない為、出来上がりを見れば紳士服売り場とは思われないーーと祈っています(^o^;。

 

 連休中にはもう1枚、旧来の塗りかけも完成しました☟。 
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出典:『心ときめく四季のワルツ』。

画材:油性色鉛筆、ボールペン。

 海が塗りたくて手を着けたものです。

 季節外れではあるものの、ともかく完成して安堵しました♫。

 

 以上、春分に全く縁のない作品ばかりでしたが、春分の連休の活動報告でした。

 ご覧頂き、ありがとうございました。

 それではまた(^^)/