ご無沙汰してます。風雅です。
今年前半は心身の不調で、塗り絵がペースダウンどころか、1ヶ月近くは完全休止状態になってました。
6月後半からゆるいペースで再開したものの、未だに調子をつかみ切れていません💦。今年の月イチ企画("月イチ着物塗り絵")も早々に頓挫してしまった訳で、それなりに楽しくはあるけれどもモヤモヤ感も漂う状態になってしまいました。
せっかくの趣味でモヤモヤ感など引きずりたくはありません。
「企画の挫折は企画で取り返そう!」
と思い立ちました。
かくして、掲題の1冊完走チャレンジ企画が浮上したのです。
当面このチャレンジ企画について、何回かに分けて記していく予定です。
攻略対象が今夏の新刊である為、事実上この本の体験レビューとしても参考になるかと思います。
気楽に読んでお楽しみいただければ嬉しいです。
⬛︎概要
企画の主旨としては、1冊の塗り絵本に注力して一定期間内のコンプリートを目指すというものです。
飽き性の風雅にとっては新鮮味を感じているうちが勝負。そんな事情もあり、8月の途中から9月末までを実施期間と定めました。
攻略対象、もとい挑戦する塗り絵本は『大人の塗り絵BOOK 癒やしの花曼荼羅』(日本ヴォーグ社, 2026年)☟とします。

こちらは今夏に刊行された新着塗り絵本です。
この本を選んだ理由は3つあります:
①題材が曼荼羅で慣れている
②新刊で新鮮味がある
③本から切り離さずに塗れそう
③に関して少し補足すると、この本は180度に開いてもバラバラにならない技法で製本してある旨が、本書3ページに書かれています。
紙自体にもそれなりの厚みがあり、裏移りしにくいと思われました。
この条件下ならば、いつものように本書から切り離して制作するのではなく、本の形のまま制作できそうと見込みました。
本1冊の形で続けて制作するならば、携行して外出先で塗るのも、制作状況を管理するのも容易になると期待できます。加えて、巻頭に目次の形で全25点のインデックスがあるので、一層管理しやすく思われました。
もっとも、③は開始段階ではあくまで''見込み''でした。本のまま制作するのも一長一短ある為、着色作業がしにくいとなれば解体するつもりです。
使用画材はペン類とします。ボールペン、サインペン、メタリックマーカー、水彩毛筆といったお馴染みのものですね。
本書4-5ページではおすすめ画材として色鉛筆、水彩色鉛筆、透明水彩絵の具が挙げられていますが、携行しながら軽快に塗り進めていくならば、ペン類に絞るのが最適だろうと思って決めました。
なお、図柄が曼荼羅で形式的に慣れているのは強みだと思っていますが、本を選ぶ段階で不安要素も1つ見つかっていました。
それは何かと言うと、本書収載の線画は1つとして、画面の中心に単純なマンダラ(上下左右対称の円状をなす文様)を置いたものではないという事実です。
下の画像は49ページ「風の花車」の塗りかけ画像です。この例にあるように、枠線で見切れた2つ3つのマンダラがあったり、中央に完形のマンダラがあっても四隅に同形のマンダラの一部が添えられていたりと、各線画が構図的に凝っているのです。

単純なマンダラの線画(ページの真ん中に単体のマンダラがあるもの)は、文様の中心と構図の中心が重なっている為に塗り易い一面があると風雅は考えています。
翻って本書のマンダラは、線画の段階で見栄えを意識して構図的な工夫がなされている訳です。
塗り手にとってそれが味になるか枷になるかは、相対してみないと分かりません。
それでも、挫折を感じる程の障害にはなるまいと思っています。
また、本の構成から来る不安要素もありました。それは、塗るページのすぐ隣に同寸の着色見本が載っているという事実です。
所謂''お手本"を否定するつもりはありません。具象的なイラストの線画に比べれば、マンダラの着色見本は必要性が低いと思っていますが、あれば参考になるものだとも思っています。
ただ、塗るページのすぐ左側に載せられると、正直、圧が強いのです。(ノ∀`)タハー
大袈裟に言えば、プロの歌手が持ち歌を歌っている隣で「あなたらしい歌い方で歌っていいよ♡」と言われているような窮屈感を覚えます。
更にやりにくさを感じさせるのは、その着色見本のページに"ワンポイント"と称して当の配色に関する解説が付いていること。一部の線画にはその見本の配色を前提とした、色名を含む題名(「蒼紅の星花」、「青碧の幻想曲」など)が付けられていること。
「あなた流で自由に歌っていいよ♡」と「でも私の歌い方が正統で公式だよ♡」とプロの歌手に隣から二重音声で語りかけられているかのような圧力です。
風雅は、普段お手本のないマンダラ塗り絵を塗っているため、制作中にこの圧がどう影響するかは未知数。場合によっては紙で隠すとかして遮断しようかとも目論んでいました。
■作品1号:青碧の幻想曲
前章で述べたように様々に気になる点はありましたが、まずは1点、と37ページの線画を塗ってみました。

題名:「青碧の幻想曲」.
画材:サインペン、ボールペン、メタリックマーカー、水彩毛筆.
制作時期:2026/8/8−17.
この線画には青碧と色名を含む名称が最初から付いていました。
「事実上の色指定やめろー」
と苦々しく思いながら、青緑色の系統で塗り上げました。
これは題名の圧に屈した訳ではなく、このどことなくアラベスクな趣の線画には青緑色が合うと感じての選択です。
本作の制作を通して、本書の着色見本との付き合い方を会得できた気がします。

同系統の色を用いた着色見本が隣ページにあると、否が応でも見てしまって気が散る、と開始直後は煩わしく思いました。
ただ、未着色の線画に相対した時、隣の作例がどのように線画の表情を出しているのかと分析的な視点で細部を見ると、意外なほどに改良の余地が大きいと感じました。
端的に言えば、この着色見本にはメリハリが足りないと思ったのです。
「使用色を青緑の系統に絞っていても、配色でもっとメリハリ出せるはず!」
と改良案を考え始め、際立たせたいところに蛍光色やメタリックカラーのボールペンやマーカーを使うことにしました。
四隅の部分については、着色見本では色を淡くしていると解説がありましたが、風雅はむしろ濃く、モチーフが際立つように配色しました。
この部分は中央の完形のマンダラの一部をより大きな寸法でチラ見せする形式になっており、四隅を至近に、中央をやや遠くに印象づけるほうがメリハリをつけられると思ったためです。
身も蓋もない言い方でまとめれば、このページの着色見本の完成度がさほど高くなかったおかげで、配色の"叩き台"として活用できた訳です。
うるさく歌い方を押し付けてきそうだった隣のプロ歌手が、話してみたら意外と未完成で大雑把だった。例の喩えを用いれば、そんな印象です。
これで距離感がつかめたので、着色見本が隣にあるのは許容できる気がしてきました。
この塗り絵本と付き合っていけそうと確信でき、チャレンジ企画の意欲も増しました。
勢いに乗って作品第2号の紹介といきたいところですが、ここまで、企画の概要と作品1号の紹介で長くなってしまいました。という訳で、続きはシリーズの次回記事に持ち越したいと思います。
それではまた近いうちに(。・ω・)ノ゙




















































































