塗り絵をめぐる冒険

いち美術ファンによる、「目指せ、塗り絵上手!」な試行錯誤あれこれ。まったり気ままな塗り絵ブログ。

5月後半の塗り絵。

 こんにちは~(^^)。

 5月後半、塗り絵はまったりペースで進みました。

 例によって多数のページをとっかえひっかえ塗り進める方式で、完成したのは3点でした。

 

■「ふくら雀」
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画材:油性色鉛筆。

出典:石村 和代『花ともよう 四季のぬり絵ブック』。

題名:「ふくら雀」。

 意匠化された雀です。雀の毛色に近い茶系統の色を積極的に使ってみました。

 

■「折り紙」
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画材:油性色鉛筆。

出典:石村 和代『春夏秋冬 和のぬり絵ブック』。

題名:「折り紙」。

 今月の"拘りのモチーフ"が「着物」ということで、折り紙の着物尽くしのページを塗りました。

 モチーフがほぼ同形で2種類しかない為、敢えて色とりどりにしています。

 

■宝相華文様
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画材:油性色鉛筆、ボールペン。

出典:紅会『美しい和のぬりえ』。

 4月に着手して以来、ジリジリと進めてきたものです。

 ほぼ色鉛筆ですが、ところどころ、縁や茎となっている細いパーツにメタリックカラーのボールペンを使いました。

 外周の8つある花は、デュアルカラー色鉛筆の濃いピンク色で塗っています。

 

 振り返ってみると、奇しくも全てお気軽系の和柄でしたね。

 最近何となく和風づいているかも^_^;。

 

 来月の"拘りのモチーフ"は今月から継続の「着物」、そして「涼感」としました。

 ここのところ凄まじく湿度が上がり、とにかく涼しさを感じたくてたまらないので、扇子や団扇、水景、水棲生物など涼感を感じさせるモチーフを手がけようと考えています。

 よかったらまた、お付き合い下さい(^^)/

【お絵描き】おつやの方を描きました。

 こんばんは~。

 今日はお絵描きの話です(^^)。

 昨年から記事をご覧の読者様は、おつやの方という戦国の人物名を覚えていらっしゃるでしょうか?

 織田信長の叔母で、岩村城という山城の城主だった女性です。

 昨年晩秋から、この女性のイメージイラストを描いていました(11/4の記事で、線画完成時点の状態を掲載しています☟):

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 この線画に着色し始めてから燃え尽き症候群になったり腰痛になったりして中断すること数ヶ月💦。

 しかし、先日やっと完成しました!

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画材:水彩色鉛筆。

題名:「援軍を待つおつやの方」。

 

■解題

 烏帽子を被って正装したおつやの方の肖像が現存しており、そのアレンジのつもりもあって烏帽子を身に着けています。

 ただ、このおつやの方は波乱の生涯を辿った人物で、描いている間はどうしてもその生涯のことを考えてしまいました。

 ーー織田家の為に遠山家に嫁ぎ、未亡人の岩村城主となった後、武田家の軍勢に城を包囲されて降伏。武田家の武将の妻となり、後に織田家の軍勢に攻められて落城。長良川で逆さ磔の刑に処されて生涯を終える。

 と、物凄く端折って書いても織田家と武田家の争いに翻弄された人生だと言えます。

 私見では、おつやの方の人生最大の転機は、岩村城の女城主として武田に降った時だと思われます。

 おつやの方が遠山家に嫁いだのは、織田方と武田方の間に位置する遠山家を織田寄りにしておくため。

 ところが、岩村城が攻囲された当時、織田家には援軍を送る余裕がなく、孤立無援の状態となりました。

 おつやの方は武田家に屈することを選びぶ訳ですが、

「降伏を決断するまでの間、どんな気持ちで過ごしたのだろう……」

と思わずにはいられません。

 頼みの綱に裏切られたと怒ったか。

 ただ救い出して欲しいと願ったか。

 それは当人にしか分かりませんが、援軍が来ないというのは結局、織田家岩村城を見捨てるということ。おつやの方自身の存在意義を否定されるも同然です。

 強い絶望感には囚われたでしょうね…💦。

 このような思いをめぐらせていた為、その時期のおつやの方ーー厳しい情勢に笑顔なく青褪め、援軍が来はしないかと一縷の望みを捨て切れずに遠くを見つめながら、胸の内が絶望に染まっていくのを感じている女性ーーを描くことになりました。

 画力の問題で描き出せたかどうかはともかく、少なくとも描いた当人はそういうつもりでした(笑)。

 

■画材と色使い

 叙情的な雰囲気に仕立てたくて水彩色鉛筆"プリズマロ"を使いました。

 烏帽子が黒、髪も黒で色彩的には面白味に欠けるかもしれません💦。せめて多少は画面に変化を付けようと、烏帽子にも髪にも何色か足しています。

 縹色の着物は、麻の質感をイメージして塗りました。

 この部分は、乾いた水彩色鉛筆で全体をササーっと塗った後、水筆でポンポンと弾ませるように濡らしています。

 背景は、山城の木々を淡く取り入れるつもりで緑色としました。

 おつやの方の瞳も、木々の緑を映したつもりで緑系の色を下地に塗っています(※参考までに、顔部分の拡大画像☟)。

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■余話

 ちなみに。

 制作を再開するきっかけは、ゲームでした。

 ここ3ヶ月程、スマホアプリで城下町を作る箱庭&戦闘ゲームにハマっており、ある日ガチャでおつやの方が出たのです。

 何だか嬉しくなり、

「そうだ、あの絵の続きを描こう!」

と思い立ちました。

 単純すぎでしょうか(笑)?

 とは言え、停滞を打破するスイッチは日常の思わぬところに転がっているものだと実感する出来事でした。

 このゲームはまだまだ続けていますので、そのうち「激レアカードを引けた記念に…♡」などと言って戦国武将の塗り絵を始めそうな気がします(^_^)。

 

 以上、お絵描きの報告でした。

 それでは、また〜(^^)/

5月前半の塗り絵とお絵描き。

 こんばんは~(^^)。

 今回は5月前半の活動報告です。

 完成した作品を順に並べてみました。

 

 1つめは、前回記事でも載せた桜の塗り絵です☟:
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画材:油性色鉛筆、サインペン。

出典:石村 和代『花ともよう 四季のぬり絵ブック』。

題名:「春のワルツ」。

 

 2つめの完成作品はアールヌーヴォーのマンダラです☟:

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画材:サインペン、ボールペン、メタリックマーカー、ポスカ。

 4月の半ば頃、イースターに合わせて手を着けたものの、途中で気が乗らなくなって放置していたものでした。

 

 3つめも放置からの再開で完成に至ったものです☟:

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画材:油性色鉛筆、サインペン、ドローイングペン、ボールペン。

出典:藤野 千代『ぬりえ天平文様 うたかた』。

題名:「蘇芳地金銀絵箱(すおうじきんぎんえのはこ)」。

 これは昨秋からの宿題でした。やる気スイッチが入ったので一気呵成に仕上げました。

 天平文様シリーズで"金銀絵箱"と名のつく線画は、綺麗な図案が多い気がします(^^)。

 気合いが入ったのと夜中3時まで引っ張ったのとで燃え尽き、翌日はほぼ生ける屍となりました(^o^;。

 

 ここまでが連休中の成果です。

 連休最終日に5月の"拘りのモチーフ"を"着物"と"樹に咲く花"にしようと決めました。

 ところが、意外にもここで塗りかけを仕上げる気運が高まり、手を着けてから何ヶ月も経過している作品3点が立て続けに完成しました。

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画材:サインペン、ボールペン、メタリックマーカー。

 蝶モチーフの"塗れる栞"です。


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画材:油性色鉛筆、ボールペン、顔彩、サインペン。

出典:"Secret Garden"ポストカード版。

 花のマンダラ。

 ポストカード形で左右が切れています(泣)。

 個人的にこの編集はいかがなものかと…(・・;。


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画材:油性色鉛筆、サインペン、ポスカ。

出典:石村 和代『花ともよう 四季のぬり絵ブック』。

題名:「ハーモニー」。

 シリーズ4冊目にして初の洋風モチーフ解禁の本書:『花ともよう 四季のぬり絵ブック』。その中でも洋風味が濃い線画かと思います。

 洋風のページの試し塗りとして、買ってきた直後に手を着けたのですが、物足りなく感じて放置していました。

 時間が経っても再び塗る気が湧いてきてよかったです(^o^;。 

 今回洋風のページを塗ってみて、

「この著者の作風だと洋風モチーフは若干陳腐に見えるもしれない」

と感じました💦。

 著者らしい愛嬌のあるタッチで和風モチーフを描くと独特の可愛い和柄になる一方、洋風モチーフだと単に可愛いタッチのイラストになるのか、と。

 描かれている洋風モチーフがレースやリボンなどありきたりな分、余計にそう感じられるのかもしれません。

 今後本書の洋風モチーフを塗る時にはその危険性を意識したほうが良さそうだと心に留めました。

 

 また、塗り絵と並行してスケッチもしました。

 描いたのはナスです☟: 
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 瑪瑙のように不規則な縞もようが入ったこのナスは、「縞むらさき」という品種なのだとか。

 油性色鉛筆のみで画用紙にスケッチしました☟:
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 出来上がりを見ると

「縞もようを描くだけで精一杯でした…」

という印象ですね(^o^;。

 しかし、現物のほうのナスが本当に綺麗だったおかげで、描いている間ずっと楽しく制作できました。

 なお、スケッチ後のナスはペペロンチーノの具となり、美味しく頂きました(^^♪。

 

 以上、5月前半の作品を並べて参りました。

 後半も気の向くままに頑張ります。

 それではまた〜(^^)/

4月の塗り絵。

 こんばんは〜。

 GW明けの五月病が今から危ぶまれる風雅です。

 この連休に城攻めの計画があったのですが、感染症が猖獗を極めている為、無期限で延期しました(泣)。

 そういう訳で自宅蟄居の休日を過ごす…となれば、塗り絵の出番(^_^)。

 4月の活動報告をば、致したいと思います。

(既に公開済の作品も含めてまとめました。但しネットプリント等書籍以外の手段で線画を入手した作品は除外してあります)。

 

■【拘りのモチーフ】宝相華文様

 4月の"拘りのモチーフ"の1つは宝相華文様でした。

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画材:油性色鉛筆、ボールペン、顔彩。

出典:『京のみやびな和柄』。

題名:「月蝕」。

 昨年来の宿題の1つで、年末に腰痛になったせいで中断していた作品です。

 着手した頃は油性色鉛筆と顔彩で古典的な雰囲気を目指していました(実話)。制作再開後に色数を増やし、メタリックカラーも取り入れて、インパクトを強化(?)しました。

 攻めた配色に舵を切る気になったのは

「配色に新鮮味を出したい!」

と考えた為です。

 無論、失敗上等の構え(笑)。

 かくて冒険心が大変に満たされ、楽しい制作時間となりました(*^^*)。

 何かの事物をイメージした制作ではなかったのですが、完成形を見た時に

「何となく"月蝕"のイメージと重なるなぁ」

と感じ、この銘を打ちました。

 

 宝相華文の作品はこの他にもう1点完成しました。

 前回記事で公開済ですが、再録します☟:

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画材:ボールペン、サインペン、メタリックマーカー。

出典:成願 義夫『和柄のヒーリングぬり絵ブック』。

 

■【拘りのモチーフ】塗り絵で桜祭り

 3月から桜のモチーフを塗り進めてきましたが、4月の完成品は下の1点に留まりました(※前回記事で紹介済)☟:

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画材:油性色鉛筆。

出典:紅会『美しい和のぬりえ』(朝日新聞出版、2021年)。

題名:「花曇り」。

 

 4月中に終わらず塗りかけの作品も数点あり、うち1点が5/2に完成しています☟:

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画材:油性色鉛筆、サインペン。

出典:石村 和代『花ともよう 四季のぬり絵ブック』。

題名:「春のワルツ」。

 花に対して蝶が巨大なせいで、昭和の某怪獣映画を思い出さずにはいられないw。

 整合的に線画を解釈すれば極端な遠近表現なのでしょうが、枝垂れ桜をはっきりと塗りたかった為、敢えて空気遠近法は無視。

 かくて"モスラのワルツ"になりました^^;。

 

■その他の和柄

 宝相華文様でも桜でもない和柄は、下の1点に留まりました(※前回記事で紹介済)☟:

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画材:油性色鉛筆、ボールペン。

出典:石村 和代『春夏秋冬 和のぬり絵ブック』。

題名:「花畑」。

 

■エキゾチックな文様系

 和柄以外のエスニックな文様塗り絵は3点仕上がりました。 

 

 "インド文様"はペンのみで塗りました☟:
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画材:サインペン、水彩毛筆、メタリックマーカー、ボールペン。

出典:『インド文様とペイズリーのぬり絵ブック』。

 配色イメージは、草木が繁茂する南国の叢(くさむら)でした。


 柄が大きめのアラベスク文様もペンで☟:
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画材:サインペン、ポスカ、メタリックマーカー、ボールペン。

出典:『世界の美しい文様ぬり絵 アラベスク文様』。

 勢いでササっと仕上げました。

 

 タイル塗り絵も1点☟:

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画材:油性色鉛筆、サインペン、メタリックマーカー、ポスカ。

出典:"Elegant Tile Designs Coloring Book."

 これは昨年からの宿題だったものです。

「苦手意識のある茶色と橙色を、タイル塗り絵で活かしてみよう!」

という試みをした結果、ご覧の通りの原色祭りになりました。

 

■マンダラ

 4月もマンダラ塗り絵は豊作でした。

 

 中でも力が入ったのは、下のギリシャ風マンダラです☟:

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画材:サインペン、ボールペン、メタリックマーカー、ポスカ、油性色鉛筆。

出典:"Greek Mandalas Coloring Book."

配色テーマ:「色の三原色」。

 単にメインカラーを三原色にしたという訳ではなく、

「三原色が画面内で鼎立して見えるように」

と意識しました。

 何とか"三色鼎立"を実現できたのではないかと、自分では満足しています。

 

 お馴染みのアールヌーヴォー風マンダラも3点塗り上がりました。3点とも出典は "Art Nouveau Mandalas Coloring Book" です。
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画材:ボールペン、サインペン、メタリックマーカー、水彩毛筆。

題名:「ルリイトトンボ」。

 無心で塗ったものですが、

「ルリイトトンボのような色だね…」

と見た人に言われました。


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画材:ボールペン、サインペン、メタリックマーカー、ポスカ、水彩毛筆。


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画材:ボールペン、サインペン、メタリックマーカー、水彩毛筆。

 

 新しいマンダラ塗り絵の本も買い、早速1点塗りました☟:
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画材:ボールペン、サインペン、メタリックマーカー、水彩毛筆、ポスカ。

出典:オオジカオリ『大人のアート塗り絵4 心を整えるマンダラ〜華やぎのロマンチックフラワー〜』。

題名:「アラベスク」。

 下の画像の表紙のように、具象的な花モチーフが多いマンダラ塗り絵の本ですが、1点だけアラベスクの花のページがあります。
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与しやすしと見てそのページから手を着けました。

 紙質に関しては、ペンも相性は悪くないと思います。  

 

■塗れる栞🔖

 その他に、栞も1点出来ました☟:

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画材:サインペン、ボールペン、メタリックマーカー、ポスカ、油性色鉛筆。

 制作中の試し塗りを兼ねてゆっくり塗り進めたものです。

 実のところ、色移りが怖くてこの栞は本に挟めません^_^;。

 

 以上、4月の作品を振り返ってみました。

 拘りのモチーフ含め、それなりに充実していた気がします。

 心残りは月例ミッションが終わらなかったこと、人物モチーフの塗り絵が1点も仕上がらなかったことでしょうか。

 めげずに5月も頑張ります(^_^)。

 なお、5月の"拘りのモチーフ"はまだ決まっていません。

 いっそ拘りを捨てるという考え方もない訳ではありませんが、連休いっぱい悩もうと思います(・∀・)。

 

 それでは、お休みなさい(^^)/

微睡みの季節の和柄塗り絵。

 こんばんは。

 春眠暁を覚えずの格言通り、連日眠くてたまらない風雅です (-_-)zzz 。 

 ただ、何とか塗り絵は続けています。

 

 という訳で、今月完成した作品の一部(和柄3点)をご報告させて下さい(^^)。

 

 今月の"拘りのモチーフ"である宝相華文様をペン類で塗りました☟:

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画材:ボールペン、サインペン、メタリックマーカー。

出典:成願 義夫『和柄のヒーリングぬり絵ブック』。

「この大きな文様はペンでも映えるかも」

と思い立っての試みでした。

 結果、まずまず面白い雰囲気にはなった気がします。

 一点意外なネックになったのが紙質💦。

 水性のサインペンや水彩毛筆がちょっと滲みました(^o^;。

 

 ちょっと変わった、柄だらけの線画も塗りました。

 こういう柄構成は何と呼ぶのか、調べが付かなかった為、"ツギハギ柄"と呼んでいます☟:

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画材:油性色鉛筆、ボールペン。

出典:石村 和代『春夏秋冬 和のぬり絵ブック』。

題名:「花畑」。

 題名から想像する限り、丘がちな土地を遠望するような構図なのでしょうか?

 ただ、種類の異なる柄で埋め尽くされたると、日常的なセンスが崩壊しかねない(!)挑戦的な線画になるようです。

「当然、売られた喧嘩は買うよ」

と塗り始め、大いに楽しみました(^^)。

 多少ともゴージャスなツギハギに見せたかったので、接ぎ目を三菱Signoのボールペン(金色)でなぞっています。

 

 桜モチーフの和柄も出来ました♡。

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画材:油性色鉛筆。

出典:紅会『美しい和のぬりえ』(朝日新聞出版、2021年)。

 線画に題名はありませんが、自分で付けるなら「花曇り」としたいところです。

 その名前通り、曇り空の下で見る桜を念頭に老いて制作しました。

 予てから背景を灰色の系統の色で塗った時にモチーフがどう見えるか興味があり、その実験も兼ねています。

 "背景が灰色だとモチーフの輪郭が幾分ぼやけて見える"と実感しました。

 そんな灰色の特性も、使い方によっては味のある表現になるかもしれません(なお実践は"今後の課題"とさせて下さい…無期限で…)。

 

 ところで、出典の紅会『美しい和のぬりえ』(朝日新聞出版、2021年)について報告していなかったかと思います。

 本書は新刊で、2月に私の本棚に加わりました。

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 日本刺繍の図案を線画に仕立てた和柄の塗り絵本で、濃いグレーの描線で描かれています。

 多様な文様が出てきて面白い反面、構図にやや物足りないページが多い印象を受けました。

 情熱を振り絞って打ち込む対象とはならないかもしれませんが、その分気楽に楽しんで塗る本となりそうです(^o^)。

 

 ーーと、ここまで書いたところで眠気が夜霧のように垂れ込めてきました💦。

 半端な活動報告ですみません。

 他の作品については、後日の記事にて報告します。よかったらまた遊びに来て下さい。

 

 それでは、お休みなさい…(^^)/

【見聞録】桜の城と桃源郷〜後編:新府城〜

 おはようございます。

 4/4城攻めの日帰り旅、今回は後編です。

 

新府城址(山梨県韮崎市)

 甲府城を後にしてから10分ほど歩いて甲府駅に戻ります。発車時刻との関係で南口の武田信玄像は素通り💦。ここから中央線で西進して新府駅で下車しました。

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 新府駅の周りは桃の果樹園が目立つ静かな農村地帯で、なだらかな斜面に桃の花が咲き匂い、桃源郷の趣がありました。

 駅から徒歩10〜15分程で、目印の鳥居がみえてきます。

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 新府城は戦国時代、当地の大名である武田勝頼(有名な武田信玄の息子で、その家督を継いだ)が織田家の攻勢に耐えるべく、甲府盆地の西端に築いた城でした。
 武田方の奮闘も空しく、新府城は織田方に陥とされ、勝頼は別の城に逃げ込みます。しかし、そこで配下の武将に裏切られ、最後は自刃して武田家の歴史に幕を下ろしました。

 新府城も早々に廃城となり、城跡に当時の建物は残っていません。

 その後、城跡は武田家の慰霊を祀る神社となりました。鳥居が建っているのはそうした経緯によるものです。

 

 鳥居をくぐり、しばらく歩くと車道に出て、その向こうに赤い鳥居が見えます。

 そして、その奥に険しい石段も……💦。

 石段の脇には"乙女坂"という迂回路がありました。名前は可憐でも結構な傾斜で

「いっそ"老婆坂"がないものか……」

と嘆息しました。

 乙女坂もない所は、石段を上がるしかありません。

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 頂上(つまり本丸跡)に着く頃には、すっかり息が上がっていました。

 

 本丸跡には小ぢんまりした社殿がありました。

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荒れている訳ではなくても、あまり構われていない様子。縁起を記した看板や額なども見当たりませんでした。

 社殿の近くには舞殿と思われる建物もありました☟。

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 祭りの日には神楽でもあるのでしょうか?

 その他は目ぼしい建物がなく、適度に植物が植わっています。

 特に桜が多く、この日は見頃でした。コロナ禍の事がなければ花見客が多かったかもしれません。

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 一隅に勝頼ほか武田家の遺臣達の墓がありました。『信長の野望』で馴染みのある武将達が並んでいて、俄に心が浮立ちます♪。

 その近くに張り出した盛り土の上に立つと、桃の花咲くなだらかな丘の風景が遠望できました。

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雲に霞む遥かな山影が何という名の山なのか、私にはよく分かりません。晴れていれば八ヶ岳が綺麗に見えただろう、と聞きました。

 これ程の見晴らしであれば、軍団の往来がよく見えたことでしょう。城を建てるに適した場所だったのだと納得しました。

 

 別の一角には新府城の落成時期などが記された木製の碑がありました。

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 碑文によれば勝頼の在城日数は68日間。

 新府城の立地条件は悪くないとしても、建設に着手したのが遅きに失した印象です。 

「後手に回ったとはこのことか……」

などと分かった気になって本丸跡を徘徊すること暫し。

 雨が降ってきました。

 通り雨ならばいいなと少し待ってみたものの、どうやら当地はこれから本格的に降るとの天気予報。

 足元がぬかるむと悲惨なことになりそうだったので、撤退することにしました。

 武田流築城術の好例だという二の丸その他の縄張りも見てみたかったのですが(泣)。

 無理な深追いは禁物と、再訪を心に決めて駅への帰り道を辿り始めました。

 

■屋外でスケッチ

 新府駅は無人駅で、駅の周りには商店どころか自販機も見当たりません。ここに戻ってきた後は、ホームで1時間ほど電車を待つことになりました。

 

 実は、こんなこともあろうかと、実は油性色鉛筆とA5大のクロッキー帳を持って来ていたのです(^O^)v。

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 このお絵描き道具を使って30m程離れた所に植わる桃の木を油性色鉛筆でスケッチしました☟:

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 色数はさほど使わず、形と印象を捉えることを念頭に置いて描いています。

 電車が来るまで立ち通しでしたが、スケッチを始めてからは時間が早く過ぎたように感じました。

 周囲がとにかく静かで集中しやすかったのかもしれません。

 

 帰路は新府駅から高尾駅まで一本の電車で移動しました。

 途中の大月駅のすぐ近くに岩殿山という、岩肌が露頭した山があり、車窓ごしでも見るのが楽しみでした。

 というのは、新府城から落ち延びた武田勝頼が逃げ込んだ城が、この岩殿山にある岩殿城だったと知った為です。

 かくして新府から大月に至る車内では

「勝頼が落ち延びた道を辿っている〜♪」

と悦に入っていました。

 勝頼の正確な逃走経路は知らないので所詮妄想に過ぎませんが、この種の、そこそこ根拠のある妄想に浸れる点が、史跡巡りの醍醐味かと思います(^^)。

 いずれ岩殿城も見てみたいと感じる一方で、見るからに峻険な山の姿にしり込みする気持ちも湧き起こりました。

 新府城の石段と迂回路を登っただけで太腿がぷるぷると震える有り様では……(^o^;

「……当面、運動不足解消しないと」

 そんなほの苦い実感と歴史の余韻を噛み締めるうちに、列車はゆるやかに標高を下げ、日常の時間へと帰還したのでした。

 

 以上、甲府城新府城の日帰り旅をまとめました。

 ここまでお付き合い頂き、ありがとうございます。

 それでは、また(^^)/

【見聞録】桜の城と桃源郷〜前編:甲府城〜

 こんばんは。風雅です。

 

 4/4、久しぶりに遠出して城攻めに行って来ました。

 今回の行き先は甲府城新府城。 

 季節柄、花も見頃かとわくわくしつつ、中央線の普通列車山梨県に向かいました。

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甲府城(山梨県甲府市)

 最初の目的地は甲府でした。

 言わずと知れた山梨県の中心地ですが、駅のごく近くに甲府城という城があります。

 まずは駅の北側に下りて、そば屋で腹拵え。朝昼兼用ということで、大盛りにしてもらいました。

 お店名物の"山賊焼き"なる鶏の揚げ物も頂き、美味しい食事を終えて歩くこと数分。

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 駅前北口広場と隣り合う区画にかつての甲府城の門の一つが復元され、かつての濠の辺りには"太白"という種の花びらの大きい桜が満開で植わっていました。

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 門楼に小さな史料展示室があり、靴を脱いで暫し見学。

 屋上に出ると、狭間ごしに下を歩く人の姿が見えます。

 狭間とは攻城側が塀ごしに矢や鉄砲を浴びせる為の覗き穴のこと。レンズが入っている訳でもないのに、目標がくっきり捉えられます。

 やたらとじっくり見ていた為か、展示室の受付の方が

「この後どこか見て回られますか?」

と、甲府市内に残る武田家の史跡を紹介した地図を下さいました。

 

 俄にテンションが上がり、意気揚々、鉄路上に架かる陸橋を渡って南進。

 城の遺構が駅の南北に分かれているので、この陸橋からは電車と石垣と櫓を1枚の写真に収めることができます。

 ちなみに、先述の門楼の上からも線路ごしに南側の甲府城を望むことができました☟:

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 立地条件的にレアと言えばレアですが、貴重な城の縄張りが線路で分断されているのは、個人的に残念にも思われました。

 

 陸橋を渡った後は、道なりですぐに小山の付け根に至ります。

 そこにある内松陰門という登城口から石段を上がって行くと、銅(あかがね)門が見えてきて、甲府城の本丸に辿り着きました。

 ここまでの石段は磨耗が少なく、幅も広くて、登り易く感じました。

「よく整備された、都会のお城だなぁ……」

との感想が浮かびますが、そうは言っても平山城。頂上に着くまでに息が上がりました。

 本丸の中央は芝生が広がっています。

 その端で枝垂れ桜の木が1本、花を満開に咲かせていました。

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 芝生の広場の向こうに天守台の石垣が見えます。早速近付いていきました。 

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 見学どうぞー、と言わんばかりの佇まいです♪。もちろん、この石段を上って天守台の上に出ました。

 ちなみに、天守台とは言いながら、ここに所謂"お城"のイメージに近い城楼は建っていません。

この天守台からの眺めは良く、甲府盆地がよく見えます。

 眼下に視線を移せば、広い曲輪(くるわ)が見えました。

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 江戸時代の甲府城は、将軍や幕閣にとって万が一江戸城から追われた場合に逃げ込み、江戸城奪還の拠点となると想定されていたと聞きました。

 さもありなんと頷けるだけの規模です。

 天守台を下りてからその石垣を時計周りに約半周すると、復元された鉄(くろがね)門が見えてきました。門をくぐってからすぐ右に、門楼に上がる道があります。

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 内部には甲府城の発掘・復元関連の資料が少し展示されていました。

 矢穴という、石垣に残る石材加工の痕跡に着目する記述があり、研究者の趣味の世界が余すところなく展開されているのです(^o^;。

 学芸員の愛ある暴走に微苦笑を禁じ得ません(笑)。

 この鉄門から道なりに城址公園の南側へと下って行き、堀を渡って甲府城見学を終えました。

 

 続きが長くなりそうなので、ここで一区切りとします。

 後編では新府城見学+αについて書きます。

 下のような桃源郷っぽい風景を見たよ、という報告になるので、よかったらまたお付き合い下さい。

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それでは、また〜(^^)/