塗り絵をめぐる冒険

いち美術ファンによる、「目指せ、塗り絵上手!」な試行錯誤あれこれ。まったり気ままな塗り絵ブログ。

塗りかけ卒業キャンペーン2024冬の陣、終幕。

※この記事は大晦日の晩に執筆しました。投稿が遅れましたが、そのまま載録します。

 

 大晦日の夜にこんばんは、風雅です。

 11月下旬から塗りかけ卒業キャンペーン2024冬の陣を展開してきましたが、12月25日で、掲題の通り終わりました。

 今回はキャンペーンの成果報告(という名の完成作品紹介)です。

 

■キャンペーン後半の進捗

 前回記事までで累計10点というやや心許ない数字だったことから、後半はペースアップを考えました。

 具体的に言えば、"スムーズに完成まで進めそうな小品"を洗い出したのです。

 規模の小ささ故に気軽に手を着け、未完のままになっている作品は難なく見つかりました。そのうち、完成までにするべき作業がサッと思い浮かぶものを進めることにしました。

 そういう訳で今回の完成作品は、小品と、前半から日数をかけてゆっくりと塗り進めていたもので構成されています。

 

 マンダラは2点完成しました。

 1点はステンドグラス風のマンダラです☟:

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画材:油性色鉛筆、メタリックマーカー、顔彩、ボールペン。

出典:"125 Mandalas."

 妙にパステルカラーなステンドグラスです。色ガラスのように見える色や塗り方を模索しながらの制作で、意外にも日数がかかり、最終日までもつれ込みました。

 

 もう1点のマンダラは、細かさが評判(?)の『healing mandalas 心を鎮める、マンダラヒーリングbook』 より、ハートモチーフのマンダラを塗りました☟:

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画材:油性色鉛筆、サインペン、メタリックマーカー、ボールペン。

 2022年9月に制作を開始したものです。2色の系統で、という方向性ははっきりとしていたので、どこかで時間を割けば完成まで辿り着ける見通しはありました。

 そうした作品を仕上げることに塗りかけ卒業キャンペーンの意義があると感じています。今回もこのマンダラが塗り上がったことで一定の成果はあったと見ています。

 

 また、アラビアの幾何学文様が2点塗り上がりました。出典はともに"Vive Le Color! Arabia"です。

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画材:油性色鉛筆、サインペン、メタリックマーカー、顔彩。


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画材:ボールペン、サインペン。

 こちらは六芒星のパーツをキラキラ系ボールペンのデュアルメタリック各色を色見本のように塗ったまま、未完成だったものです。季節感を意識して、クリスマス風の配色でまとめました。

 

 A5サイズで手ごろな『ちいさな宝箱』からも1点出来上がりました☟:

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画材:顔彩、ボールペン。

 このページでは、キラキラ系でない顔彩で細かいところを塗る練習をしました。

 敢えて色数を抑えたことで、練習塗りではありますが、少しはまとまりが出せたかなと思っています。

 

 ライト系和柄も1点塗り上がりました☟:

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画材:油性色鉛筆、ボールペン、顔彩。

出典:石村和代『四季の和柄と花景色 ぬり絵ブック』.

題名:「風鈴」。

 背景にランダムに霰文様を散らしました。

 モチーフといい、霰の水色といい、どこまでいっても夏感満載(笑)。

 季節感がずれていてなかなかエンジンがかかりませんでしたが、何とか仕上げられてよかったです。

 

 他に、塗れる栞が2点仕上がりました:

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画材:サインペン、ボールペン、メタリックマーカー。


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画材:顔彩、油性色鉛筆、ボールペン、サインペン。

 

 キャンペーン後半の完成作品は以上です。

 

■塗りかけ卒業キャンペーンの結果

 前章の完成作品が8点であった事実からお察しかと思いますが、わたくし、塗りかけ卒業キャンペーンの目標は達成できませんでした。

 この機に使い切る色鉛筆の本数25本でも目標達成とする、という救済策も、4本に留まり、奏功せず終い。

 最後の悪あがきとして2~3日の延長も検討しましたが、締め切り日のテンションを数日間も維持できないと見て断念しました。

 

 という訳で、2025年はサインペンを買い足さないで塗り絵をめぐる冒険を続けます。手元のサインペンは軽く100本位はあるので1年間は補充せずに乗り切れる...といいな...。

 

■キャンペーンの後遺症

 かくて、塗りかけ卒業キャンペーン2024冬の陣は終幕しました。

 ただ、終了後の数日間は

「塗りかけを完成させないと......」 

と、仕上げられそうな未完成品をつい探してしまうことが続きました。

 キャンペーンの後遺症ですね(笑)。

 さしあたって、キャンペーン期間中に仕上げきれなかった1点を12/30夜までかけて塗り上げました☟:

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画材:サインペン、メタリックマーカー、ボールペン、水彩毛筆、ドローイングペン。

出典:『デコラ 世界装飾文様ぬりえブック』(2015年),29ページ.

 線画のモチーフはヨーロッパの木彫りの飾りなのだとか。ステンドグラスと思い込んで7割方塗り進めてしまった為、そのまま突き進みました。

 

  そして、1夜明けて大晦日ともなれば

「お正月用に和柄を塗りたい」

とさすがに気持ちが切り替わっていました。    

 折りよく塗りかけの宝相華文様があった為、現在進行形で追い込みをかけています。

 

 1年の最後までバタバタしていますね。

 しかし、これが自分らしい年末年始かなと、今は奇妙な充実感を覚えています。

 進行中の和柄は順調なら三が日の間に仕上がってお目にかけられるかと思います。

 それでは、今日はこの辺りで。

 良いお年をお迎えください(^_^)/~