塗り絵をめぐる冒険

いち美術ファンによる、「目指せ、塗り絵上手!」な試行錯誤あれこれ。まったり気ままな塗り絵ブログ。

【制作の記録】端午の節句、平安時代。 その1:十二単に手を出してみた。

 こんにちは!

GWを趣味で満喫している風雅です(^o^)

5/1は久々に美術館のハシゴも敢行。ターナー展と清朝ガラスを堪能してきました。

 ターナーは、油彩もさりながら、水彩画が絶品ですね。水彩色鉛筆と苦闘している身としては、脱帽しかありません(笑)

 

 ターナー展は新宿で開催中なのですが、その近くの本屋でも収穫がありました。

 何かというと、新しい塗り絵本です♪

題は『平安王朝絵巻ぬりえbook』。

鈴木淳子女史による、王朝文学の名場面や当時の風俗を描いた美麗な線画が特色。

 割と具象的な画風でもあり、色鉛筆の技術も向上するかも…と妄想しています♪

 

 という訳で、早速、塗り始めました!

5/5が近いので、端午の節句のページから♪

 制作したところまで簡単にメイキングを記しておきたいと思います。

 

 最初に几帳の布地部分を塗りました。

 次に人物の袴を塗り、襟と小袖を内側から塗ります(下画像↓)。

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 続いて単(ひとえ…袖が最も長い着物)をブリリアントグリーン(三菱888)で、一番外側の表着(うわぎ)の地色をホルベインのウルトラブルーでざっくりと塗りました。

 そこに少し光の加減による濃淡を着け始めたのが、下の画像です↓。


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 彼女の着衣は、菖蒲の花をイメージして色を選びました(*^^*)

 

 こうしてこの人物の大まかな配色が決まったところで、中断。

 けっこう時間がかかります。

 まだ平安装束の構造を理解しきれず、冒頭の説明ページや手持ちの参考資料をめくりつつ進めているもので(^^;

 ただ端午の節句絡みの為、5/5の朝までに完成させねば!と意気込んでいます。

 進行しましたらまた記事にしますので、よかったらおつきあいください。

 それでは~(^o^)/"

 

【備考】

着物の各部分等の名称は、風雅の覚え間違い等で誤っている可能性があります。

誤りや疑わしい点がありましたら、どうかご指摘ください(-人-)

『夢色プリンセス塗り絵』完成作品ギャラリー②衣装部屋

こんにちは(^o^)/

 先日、たけいみき『夢色プリンセス塗り絵』で、衣装部屋のページが塗り上がりました(*^^*)
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画材は、水彩色鉛筆(カランダッシュ社のプリズマロ)です。

 当初、「人体以外は水色・紫・深緑の3色で塗る!」という方針で塗り始めたのですが。

 物が多い絵柄では無理でした…Orz

徐々に色数を増やした結果、なかなか派手な配色になってフィニッシュ。

 行き当たりばったりで色を決め過ぎたかなー、と反省が残りました(^^;

 この反省はいつか活かしたいと思います。


それでは、今日はこのあたりで。

おつきあい頂き、ありがとうございました~(*^^*)

『夢色プリンセス塗り絵』完成作品ギャラリー①星の女神と白鳥軍団

 こんばんは~!

 少し前に、たけいみきさんの塗り絵帳、『夢色プリンセス塗り絵』(河出書房新社)で、見開きのページを塗り終わりました♪

 星の女神と白鳥さんのページです。

(左ページ)


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(右ページ)


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 全体の構図は、下のようなものです↓

(小さくてすみません(;>_<;))

 

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 このページは、水彩色鉛筆の使い方を学ぶ目的で、虫食い的に塗り進めていったものです。

 青×黄色の"フェルメール"な組合せをテーマカラーにしました。画材でいうと、カランダッシュ社の水彩色鉛筆で、下記の2色になります:

・青 =Prismalo 140

・黄色=Prismalo 010

 

 画面中央から右にかけて『>』形に広がる青い雲は、140を直接濡れた筆で取って塗りました。

 水量の加減が分からず、紙がボコボコになることしばしば(^^;

 まだまだ練習が必要そうです。

 

 白鳥3羽は、線の部分を、薄いグレーでなぞりました。

 

 以上、簡単なメイキング込みで紹介してみました。

 ここまでおつきあい頂き、ありがとうございました(*^^*)

 おやすみなさい★*☆♪

『海の楽園』完成作品ギャラリー③ヒトデと錨のエンブレム

こんばんは(^^ゞ

 本日、水彩色鉛筆で塗り絵をしました~♪

塗り上がりましたので、ご紹介します↓

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塗った本は、バスフォード女史の『海の楽園』。 おなじみの塗り絵帳です。

 本ページ最大のポイントは中央のヒトデ。

「紫多めで!」

と身内から指令が下り、妖しい感じになるように塗りました(笑)

ヒトデの地色は、サーモンピンクとマゼンタの2色を混ぜ、筆で彩色しています。

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 以上、多少ともお楽しみ頂けたら幸いです。

今夜はここで結びとしますが、よかったらまたおつきあいください。

 それでは、おやすみなさい\(^_^)(^_^)/

 

『世界の模様 ぬりえの旅』完成作品ギャラリー①

 こんばんは(^^ゞ

 
手持ちの塗り絵帳の1つに河合ひとみさんの『世界の模様 塗り絵の旅』があります。
 

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 ベタ塗りと相性のいい、模様系。
 頭を働かせたくない時を中心に、油性色鉛筆で塗り進めています。
 これまでの完成作品の一部を、お目にかけたいと思います。

①イタリアのタイル(2種)

 タイル柄なので、釉薬の色を意識して配色しました。

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ボヘミアのプリント生地


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③ロシアのヴォログダレース

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 とにかく細かく、かつ単調で、毎度10分塗り続けるのも難しいページでした。
「これは挫折しそう」と思っていましたが、混み合った病院の待合室に持っていったところ、嘘のように進みました(笑)

④カロタセグの伝統刺繍

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 カロタセグはルーマニアの一地方だそうです。地図大好きの風雅ですが、この地名は初めて聞きました(^^;

 本書の"世界の模様"は、タイルと服飾品(刺繍、プリント等)の柄が多い印象です。
 まだまだ着手していないページも多数あるので、塗り上がったらまた別記事にてご覧に入れたいと思います。

それでは、今日はこのあたりで。
よかったら次回もおつきあいください(*^^*)/





 

『海の楽園』完成作品ギャラリー②船底の珊瑚礁のページ

こんばんは(^^ゞ

 最近お気に入りの『海の楽園』で、新たに塗り上がりました(*^^*)

珊瑚礁(丸枠)

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 本作のテーマは、『透明感!』でした。
 魚も海草も、透き通るような鮮やかな色をしている、南国の珊瑚礁に仕上げたい…と思いまして、濃淡を心がけてみました。
 使用した画材は、水彩色鉛筆のみ。
 動植物については、水彩画同様に筆を使って下塗りを施し、紙が乾いてから、乾いた色鉛筆で塗り足して色合いを調節しました。

 本ページで気に入っているのは、壺の部分です↓
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"海賊の落とし物"という設定で描かれたアイテム。
骨董品ぽいお宝といえば…と、ヘレニズム時代あたりの青銅製の壺のつもりで塗りました。陰になる部分は黒、縁などの光が当たる部分は薄緑で塗っています。
 余談ですが、壺の上にカタツムリがいることには、意表を突かれました(^^;
 そもそも、カタツムリは海中で生存できるのでしょうかね~…(ナメクジに丸い殻が載ったような見かけで…)。

 また塗り上がりましたら、ご紹介します。

 よかったら次回もおつきあいください(*^^*)

大人の塗り絵でお花見気分~♪

こんばんは(^^ゞ

 現在、風雅が塗り進めている塗り絵帳の1つに、河合ひとみ『世界の模様 ぬりえの旅』があります。
 本書の一部は、和の模様です。

 お花見に行きたいのにまだまだ花粉症が猛威を奮っているので、せめて…と、桜を塗ってみました。

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題して"花吹雪"。
ピンク~紅~赤紫の系統の油性色鉛筆で、ベタ塗りしました。
 紫系に走ったのは、ソメイヨシノよりも、色の濃い品種のほうが好きなせいかも(^^;
 この線画は、桜と花びらの配置が絶妙で、個人的な花吹雪の心象に近いものがあります。お蔭で、そこそこお花見気分を味わえました。

 それでは、今日はこのあたりで失礼します。
またぜひお付き合いください(*^^*)




今週のお題「お花見」

『海の楽園』完成作品ギャラリー①

 こんばんは。

 風雅は現在、複数の塗り絵帳で、2~3ページずつ塗りかけのページがある状態です。
 その中で、ジョハンナ・バスフォードさんの『海の楽園』は、休みの日を中心に塗り進めています。

 この塗り絵帳、線画に迫力があり過ぎて(笑)、塗るほうも気合いが入ります。
いきおい、全てのページが"本番塗り"となる塗り絵帳なので、毎回自分なりにテーマを決めて塗ることにしています。

 最初に塗ったページ(左向きのお魚のページ)は、前回、お目にかけました。
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その後、3つの作品を塗りました♪↓↓

①右向きのお魚のページ
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 テーマは『単色で濃淡をつける』。
鱗の部分で挑戦したところ、恐ろしく時間がかかってしまいました。
 BGMは、平昌五輪のカーリング中継。
試合開始前からエキストラエンドが終わっても、まだ塗っていた記憶が…(^^;

②クジラさんのページ



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 海中の風景を模様とする、不思議なクジラさんです。
 身内からリクエストがあり、『青成分多め』をテーマに水彩色鉛筆で塗りました♪
 地の部分は、
『単色で下塗り
→水筆でのばす
→紙が乾いてから、同じ色で塗る』
という工程で仕上げています。
  

③ハート型のページ

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 クジラさんの隣のページ。
海中の動植物がハート型を描くようにして、ほぼ対称的に配置されています。
 この種の、具象とデザインの中間のような絵柄が、バスフォード女史の特色ですね。
 このページも、水彩色鉛筆で塗りました。
 地は海水のつもりで、青く、薄く。
 動植物は、形を際立せようと思って多色使いをした結果、かーなーりー派手になってしまいました。
 まるで遊園地(笑)
 普段は色数をあまり多くしないでいるので、落ち着かない気分ですが、新鮮でもありました。

 ここまで塗ってきたあたりで、本書の紙が打たれ強い…もとい、耐性が高い印象を抱きました。
 という訳で、水彩色鉛筆の、水を使う技法にも、本書で積極的に挑戦していきたいと思います♪

それでは、今日はこのあたりで失礼します。
よかったら、次回もお付き合いください(*^^*)

ごあいさつ~著者と当ブログについて

 はじめまして、こんにちは(^o^)

 このブログは、大人の塗り絵初心者の風雅(フーガ)が体験した、試行錯誤の記録です。

 本気塗り、実験塗り、まったり塗りの各種体験談ほか、塗り絵本や画材・道具のレビューもしていければ、と構想しています。

 1週間に1~2回更新(予定)。

 気になった記事から、お気軽に読んで頂ければ、幸いです(^o^)

 拙い 文章ですが、『読んでみて、まあまあ良かった』と思って頂けるよう、頑張ります(^^ゞ

 

 ■自己紹介

・棲息場所:本州某所

・性別:女性

・好きな動物:馬、ハリネズミ、シャチ

・趣味:読書、美術鑑賞、競馬

・塗ってみたいもの:塔、お城、遺跡、断崖絶壁、地図、馬、工芸品etc.

 

■塗り絵を始めた理由

 長年、「美術は観るほう専門~♪」という、いち美術ファンでした。

 しかし、『老後には絵を描いて楽しみたい』というひそかな野望がありまして(笑)。

色塗りの技術、特に色鉛筆の上達を期して、2017年11月、塗り絵を始めました。

 とにかく楽しめないと続かない性格の為、昨今、大人向けの塗り絵帳が充実してきたのが追い風になっています♪

 

■作風というか…傾向( 〃▽〃)

 端的に言うと、厚塗りです(笑)

 画材は主に、油性色鉛筆と水彩色鉛筆。

 基本的に1つの作品内では油性・水性を併用せず、いずれか1種類にとどめています。

 白状しますと、最初の1回目で油性・水性構わず色を塗り重ねた結果、手痛い失敗作になったのです…Orz

 後日、油性色鉛筆と水彩色鉛筆が成分的に異なる為、無闇に重ねてもうまく混ざらないと知りました。併用するには、それなりのやり方があるのだとか。

 という訳で、当分は油性・水性と使い分けて塗っていく予定です。

 

 名刺代わりに、近作を上げてみます↓


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ジョハンナ・バスフォード『海の楽園』(グラフィック社)より、左向きのお魚のページ。画材は水彩色鉛筆です。

 本作は、『不気味な雰囲気を出す』および『3色でグラデーションをつける』というテーマで塗りました。

 グラデーションはぎこちなさが隠せませんが、食べたらお腹を壊しそうなお魚が塗り上がったので、とりあえず満足です❤

 

■ご挨拶の結びに

 以上、当ブログと著者の自己紹介らしきことを述べたところで、今回はおひらきになります。

 次回以降も、塗った絵などをお目にかけていけたらいいな、と思います。よかったらお付き合いください。

 

【おことわり】

 本ブログの記事の全部または一部を無断引用・無断転載することはご遠慮ください。