こんばんは。
本当にお久しぶり、の風雅です。
「何だか書けない。まとまらない」
と思っているうちに猛暑の夏が終わり、11月になってしまいました。
さしあたり本日は生存報告です(笑)。
休筆期間中も、塗り絵は続け、8~9月の2ヶ月は塗りかけ卒業キャンペーンを張りました。
このキャンペーンは下記6点の条件で行いました:
①文様系塗り絵は新規着手禁止
②但し新着本は3点まで、月イチ天平文様等の企画ものは必要に応じて新規着手OK
③未着手でも本からページを切り離してある線画は着手済と見なす
④目標とする完成作品数:35点
⑤達成したら自分に何かご褒美♬.*゚
⑥達成できなければ年内ペン購入禁止
―と、気合いを込めて"塗りかけ卒業キャンペーン2023夏の陣"と名付けました。
結果はどうなったかといえば。
達成22点!
あえなく不首尾に終わりました…Orz.
という訳で、わたくし今年のうちはペンを1本も買えません。
仕事に使う黒ボールペンも補充できない為、勤め先の備品を使うのですが、これが甚だ使いにくくて地味に打撃を受けております(左利きの人間には、どうしても合わないボールペンというものがあるのですよ……)。
かくて残念な結果になりましたが、塩漬けにしていたり長らく迷走していた作品にも多少進展があったので、このキャンペーンも意義はあったと感じています。
そんな作品を1点挙げさせて下さい:
画材:油性色鉛筆、顔彩.
出典:藤野 千代『ぬりえ天平文様 さわらび』.
題名:「錦表黄氈心残欠」.
見るからに風雅ホイホイな図柄ですね。
秋の叢をイメージして塗ろうと昨年秋に手を着けたものの、途中で行き詰まったまま秋が終わってしまいました。
今夏のキャンペーンを決意した時に、
「夏の叢にすれば今すぐ塗れるかも」
と思い立ち、勢いに乗って完成に漕ぎつけたものです。
なお、生い茂る植物の生命感を伝えたくて、トリコロール色鉛筆を処々に使いました。
塗り絵以外の近況では城攻めでしょうか。
10月半ばの晴れた日に、神奈川県の小田原城に行きました。
この城は昨年初夏に1度来て以来の2度目です。
駅近・街中・整備済と見学しやすい条件が揃っているのに加え、絵画好きには嬉しい特徴があります。
実は、ここの城内の博物館には優れた襖絵が展示されているのです。
岡本秋暉という江戸時代の絵師による4面構成の花鳥図で、白地の襖ではなく、剥き出しの杉板に描かれています。
見学者の大半は一瞥して通り過ぎるのですが、風雅は昨年見た時に感銘を受け、ぜひもう一度目にしたいと思っていました。
施設内の土産物屋に、この襖絵の全容を伝える絵葉書は売っていません。孔雀で鳴らした画家ゆえか、孔雀を描いた部分だけの絵葉書はあるのですが、あまり鮮明でもない。
かくなる上は少しでも脳裏に印象を留めようと、舐めるように凝視しました(笑)。
平日で空いていた事もあり、他の見学者の邪魔にならない所で見られる1枚だけ、スケッチブックに模写してきました:
桑の木と鳥の図です。
この拙い模写で秋暉の凄味が伝わるとは微塵も思いませんが、木の幹や枝葉と鳥で構成される"輪郭"に妙味があることは何となく分かるのではないか、と。
この絵を主とする見学と階段の昇り降りでヘトヘトになりましたが、それだけの価値はあったと思います。
伊豆半島/大島方面、箱根方面、三浦半島方面、丹沢方面と四方八方見張りやすいという訳で、「海から山へ!」なる某駅伝中継の決まり文句が脳裏を過ぎりました。
ダラダラと綴って参りましたが、かように風雅は変わらず趣味に邁進しております。
ブログが書けないのだけが謎(笑)。
個人的な理想は週2回更新なのですが、現状全く追いついていませんねぇ…
もうしばらく不定期更新を続けながら、軌道に載るよう模索していきたいと思います。
それではまた~(。・ω・)ノ゙