塗り絵をめぐる冒険

いち美術ファンによる、「目指せ、塗り絵上手!」な試行錯誤あれこれ。まったり気ままな塗り絵ブログ。

【季節の塗り絵】梅雨時の紫陽花

 こんにちは~。風雅です(^^)/

 

 照れば高温、曇れば多湿。
 過ごしにくい毎日が続いておりますが、皆さま元気にお過ごしでしょうか。

 梅雨入りの前後から、風雅は取り憑かれたように紫陽花の塗り絵を続けておりました。

 今回の記事では、6月から7月にかけての紫陽花塗り絵攻略をまとめます。

 

■第0章:観察対象

 季節の塗り絵は、メインモチーフの実物を観察できるのが長所の1つです。

 結局紫陽花祭りに出かけて行く余裕はなかったものの、散歩や通勤の途上で、紫陽花に遭遇した時にはじっくりねっとり(?)見てきました。

・西陽に照り映える紫陽花☟:

・蕾の状態の額紫陽花☟:

 

■第1章:紫陽花のマンダラ
 6/11の記事でも触れた通り、"紫陽花見たい欲"を慰めようと、紫陽花モチーフのマンダラに挑戦しました。

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画材:顔彩、油性色鉛筆。

出典:オオジカオリ『おとなのアート塗り絵④心を整えるマンダラ〜華やぎのロマンチックフラワー〜』.

 手まり咲きの紫陽花と額紫陽花とが大きく描かれた、120度の対称系の構図です。

 着色は対称性を重視せず、花や葉の色に濃い所薄い所が出るように塗りました。

 

■第2章:顔彩で紫陽花

 前章のマンダラで顔彩が紫陽花に合うとの感触を得ました。気を良くして

「顔彩メインでもう1枚♫」

と塗ったのが、下の作品です☟:

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画材:顔彩、アイシャドウ。

出典:紅会『美しい和のぬりえ』。

 何となく、雨に打たれて咲く紫陽花を思い浮かべながら塗りました。

 メインの絵の具として使うのはキラキラ系の顔彩を部分的な装飾要素として使うのと勝手が異なり、とにかく慣れようと悪戦苦闘しているのが伝わるかと思います(笑)。

 背景は、無彩色も寂しいので緑色のアイシャドウを叩きました。

 

■第3章:額紫陽花

 手まり咲きを描いた後は趣向を変えて額紫陽花にフォーカスします☟:

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画材:油性色鉛筆、顔彩。

出典:石村和代『美しい和柄と四季の花 ぬり絵ブック』.

題名:「紫陽花」。

 こちらは油性色鉛筆がメインの画材です。

 青い紫陽花にするつもりで真ん中の花の部分を青く塗った後で、気が変わって強引に装飾額を赤系と紫系にしたところ、収拾がつかなくなりました(^_^;)。

 

 ちなみに、この線画は本来見開きなのですが、左右殆ど同じで飽きるので右ページのみで完成としました。

 

■近景〜中景の紫陽花

 さて、ここまでの3点は紫陽花の花や萼、葉っぱに焦点を当てた線画でした。

 しかし紫陽花が咲く様子を中景または遠景として描く構図も写真や絵画で頻繁に見受けられます。

 景色の一部として見て美しい花という認識が一般的にあるのでしょう。

 塗り絵でもそういう線画を手がけたくなり、下の作品を塗りました☟:

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画材:油性色鉛筆、顔彩。

出典:石村和代『四季の和柄と花景色 ぬり絵ブック』.

題名:「紫陽花」.

 本の題名にふさわしく、花景色として描かれた横長の構図です。

 紫陽花は象徴的に、あるいは花房の形を髣髴とさせる幾何学文様で、多様に描かれています。

 右下の大きな花房は顔彩メインで、補助的に油性色鉛筆も使いました。

 それ以外はほぼ平板なベタ塗りですが、制作期間は他のページと並行しての制作で2週間以上と、存外かかりました。

 作品完成は7/10のことです。

 気が付けば紫陽花の盛りは過ぎ、多湿はそのままに、太陽がギラギラと照りつける夏が来ていました。

 

■終わりに

 以上、およそ1ヶ月に亘る紫陽花の塗り絵をご覧頂きました。

 手持ちの塗り絵本には他にも紫陽花モチーフの線画が何点か残っています。

 しかし、花期が終わって気持ちの盛り上がりが少なくなってきたため、それは来年以降の楽しみにしておきたいと思います。 

 ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました。

 それでは、また〜(^^)/