ご無沙汰しています。風雅です。
雨がちではありますが、紫陽花の彩りが美しい季節となりましたね。
今回はほぼ塗り絵に関係がなく、うっかり流行に乗ってしまった体験記です。
ちょっと間が空いてしまったので、生存報告を兼ねて書きました。
■療養期間
5月後半、新型コロナに罹りましたOrz。
思えば、発症1週間程前に勤務先で
「最近人が少ないな……」
と感じていたのです。実はかつてない規模でコロナが流行し始めていたのだとか。
そんなことは知らず、最初は喉の痛みだけだった為、前日に大掃除をしたせいでハウスダストへのアレルギー症状が出たのかと思っていました。
用心もあって仕事は休ませてもらったのですが、安静にしていても回復どころか次第に悪化していき、喉の痛みと倦怠感でその晩は殆ど眠れませんでした。
翌早朝、抗原検査キットを使ったところ、ばっちり陰性反応が出ます。自他共に認める"クロ"で、否応なく療養生活に入りました。
その日、つまり発症2日めの午後に発熱しました。
強い喉の痛みと倦怠感、そして高熱の他に特徴的と感じたのは、ひどい頭痛と悪寒です。
携帯電話の画面を見るのが苦痛に感じる程の頭痛には辟易しました。
また悪寒は、普通の風邪では経験したことのない悪寒でしたが、ワクチン接種後の副反応でどことなく覚えのあるものでした。
昼間はそこそこ眠れる一方で、夜になると喉の痛みが強くなって眠れません。
療養中に夜型生活もいかがなものかと思いましたが、寝ないで撃退できるウイルスはいないので、眠れる時に眠ろうと割り切りました。
発症3日めに熱が下がり始め、夕方には平熱になりました。
熱が早めに下がったので病院には行かず、市販の風邪薬で症状を少しだけ軽減しながら療養を続けます。
この辺りから咳き込むことが増えました。咳がひどい時は横になっているよりも体を起こしているほうが楽ですが、咳をし続るとひどく疲れ、頭痛も続いているので、暫くすると横になります。
発症4〜6日の頃、頭痛が軽くなるとともに塗り絵を再開しました。
読書もできるようになったのですが、息が苦しいと本の世界に没頭できず、小間切れでも楽しめる塗り絵のほうが馴染めました。
ただ、とにかく疲れやすいので休憩しつつ、難しいお題を避けて塗りかけの作品を仕上げる方向で制作しました。
どんな作品を塗っていたかと言えば、もっぱら下のような文様系です☟:
画材:サインペン、ボールペン、メタリックマーカー、ポスカ。
題名:「ペイズリー文様(発祥地不明)」.
出典:『ぬりえBOOK 世界のデザイン帖』.
画材:油性色鉛筆。
題名:「スザニ(ウズベキスタン)」.
出典:『ぬりえBOOK 世界のデザイン帖』.
気ままに配色していますが、意識して明るい色合いを心がけました。
発症7日めにようやく頭痛が引き、翌夕方には激しい症状が一段落したように感じました。
検査キットでも陰性となり、療養のみの生活はここで終了となりました。
■回復途上
こうして一応社会復帰はしたものの、通勤して仕事をしていると、数時間で咳・息切れ・疲労の後遺症らしき症状が出るようになりました。
安静にしているとやや呼吸が浅く、咳が時々出る程度なのですが、日常的な動作でも動くと疲労感を覚えます。
また、以前より眠りが浅くなりました。
時間的には充分に寝ても、起きると疲れが抜け切れていないと感じるのです。
発症から10日程経った頃、東京都の後遺症相談窓口に電話してみました。
相談員の方の話は、
「今のところ対症療法しかないので、市販の咳止めを服用するか、かかりつけの医者に適切な薬を処方してもらって、回復を待つしかない」
との主旨でした。
生憎、近所の内科は後遺症に全く対応しておらず、相談窓口で最寄りの後遺症外来を教えてもらって電話を終えました。
雨の週末でもあり、自宅に保管していた処方薬で様子を見ることにしました。
幸い、この処方薬が効くことが分かり、仕事は暫く半日勤務を続けさせてもらい、休みの日は多めに寝て安静に過ごすという半療養生活を今週まで続けました。
その効果もあったのか、種々の症状は少しずつ軽減する傾向にあります。
思えば、コロナ発症からここまでずっと、"医者に行く程ではない範疇で一番重篤"という路線を辿っている気がします。
塗り絵の配色ならばギリギリを攻める楽しみはありますが、コトが流行病では何の面白味もなく、そろそろ軽快路線に移りたいところ(^o^;。
ニュースや記事で見聞きするコロナ後遺症の事例に照らせば、私の症状は深刻な部類には入らないことでしょう。
ただ、新型コロナとは、本復までに本当に時間がかかる病気なのだろうと、強く感じました。
来週からはフルタイムで仕事ができると思っていますが、疲労感がどれ位になるのか予測がつかない点が多少不安ではあります。
■季節の慰め
上述の通り後遺症状がある為、現時点では電車で片道20分以上かかるような遠出は控えています💦。
漠然と、今年は名所の紫陽花を見に出かけたいという希望があったのですが、体調次第なので叶うか分かりません。
という訳で、さしあたり紫陽花モチーフの線画を塗って傷心(笑)を慰めることにしました。
6/9、その1点目に手を着けました☟:
オオジカオリ『おとなのアート塗り絵④心を整えるマンダラ〜華やぎのロマンチックフラワー〜』所収の紫陽花のページです。その中心に位置する手まり咲きの紫陽花を、顔彩で着色しました。
この後は油性色鉛筆と顔彩で塗り進めていくつもりです。
ここまで、新型コロナ体験記+αを長々と記してまいりました。
5月後半からの制作報告は、近いうちに別の記事にてまとめる予定です。
よかったらまたお付き合いください。 それでは、また〜(^^)/