塗り絵をめぐる冒険

いち美術ファンによる、「目指せ、塗り絵上手!」な試行錯誤あれこれ。まったり気ままな塗り絵ブログ。

コスモスの咲く頃の塗り絵。

 こんにちは~。

 先日新型コロナのワクチン接種があった関係で、テンション低めの風雅です。

 受けたのはファイザー社製のワクチンで、2回の接種とも副反応がばっちり出ました。

 発熱、筋肉の強ばり、腕の痛み、倦怠感……。「ダイジェストでお送りします」と言わんばかりの軽い出方で、なるほど副反応は病気ではないと頷けましたが、そうは言ってもここまで顕著なワクチンは初めてです。

 突貫工事で開発された社会事情ゆえに、ワクチンとしての完成度が微妙なのか、それともコロナウィルス自体の凶悪さによるものか。

「3回目があるなら是非とも副反応を軽減して欲しい」

と切に感じた数日間でした。

 

■花マンダラの本、攻略終了

 不景気な話はここまでにして、塗り絵の話に移りましょう。

 10月前半、風雅は取り憑かれたように塗りかけページの攻略に勤しんでおりました。

 特に嬉しかったのは、シンシア・エマリー『心を整える、花々のマンダラぬりえ』所収の「生命の樹」が完成したことです↓☟:

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画材:水彩色鉛筆、ポスカ。

 2つの正方形が重なった部分のみ、POSCAを使って黒背景にしました。

 水彩色鉛筆は主にプリズマロ(カランダッシュ製)を使用しています。この銘柄は明るい色に透明感があって綺麗なので、黒背景とは好相性でした。

 

 ここまでで、この本の線画全40点のうち、39点が完成。同書13ページの「パッション・フラワー」だけは修整不能な形で失敗し、途中で断念しています。

 あと1点でコンプリートーー惜しかった!

 その悔しさは別の本にぶつけるとしても、本書に求めていた楽しさを今後はどの本に求めればいいのか、今はちょっと思い浮かばず困惑中です。

 マンダラの塗り絵本を複数塗り進めていますが、線画の奥行きと完成度において、今のところこの本が最も出来がいいと感じるのです(※当社比)。

 著者には別の著作もあるようですが、内容が殆ど確認できないのに手頃な価格で流通していない……という"洋書あるある"な状況(;´д`)トホホ…。

 塗り絵本でひと儲けしたい日本の出版社が、エマリー氏の別のマンダラ塗り絵本も翻訳・出版してくれないかなー、とひそかに願っています。

 

■塗りかけ卒業キャンペーン

 「生命の樹」以外にも塗りかけのマンダラが何点もあり、この機に少しずつ完成を見ています。

 

 5月上旬着手のギリシャ風マンダラが1点仕上がりました☟:

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出典:"Greek Mandalas Coloring Book."

画材:ボールペン、サインペン、メタリックマーカー、水彩毛筆。

 "青☓紫"という2色の絡みがテーマでした。

 

 雪の結晶マンダラも2点出来上がりました。出典はともに"Snowflake Mandalas Coloring Book"です。

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画材:サインペン、ボールペン、ポスカ、メタリックマーカー。


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画材:油性色鉛筆、サインペン、ボールペン、ポスカ、メタリックマーカー。

 

■ポップな和柄
 石村和代氏の和柄塗り絵を2点塗り上げました。ともに今秋着手したページでした。

 

 1つめは『花ともよう 四季のぬり絵ブック』より「万葉の歌」です☟:

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画材:油性色鉛筆。

 描かれている文様は万葉集の時代に特徴的なものとも言えないようで、題名と線画の結びつきはよく分かりません💧。

 しかし、図案自体は正六角形を基調として面白くまとまっている佳作だと思います。塗り応えがありました♪。

 

 2つめは『春夏秋冬 和のぬり絵ブック』より「着物 熨斗」です☟:

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画材:油性色鉛筆。

 最近、"束ね熨斗"というモチーフに関心を寄せており、アプローチを兼ねてこの作品を塗りました。

 大ぶりの文様が何となく晴れ着を連想させるもので、地色にもグラデーションを入れてみたところ、この派手仕様(笑)。

 

■その日その日の達成感を求めて

 塗りかけ作品の仕上げで時間が余った時、或いは外出先で手すきの時間がある時にはアールヌーヴォーのマンダラを塗り進めています。

 10月前半で4点が仕上がりました。


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画材:サインペン、ボールペン、メタリックマーカー。


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画材:サインペン、ボールペン、メタリックマーカー。


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画材:サインペン、ボールペン、メタリックマーカー。


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画材:サインペン、ボールペン、ポスカ、メタリックマーカー。

 

 ちなみに、上から3つめの作品はワクチン接種会場の待合室で8割程度まで進めたのですが、帰宅後に見たところ、配色がおかしなことになっていました。

 ある部分はとことん明るく、他の部分は禍々しく暗い方向性で、悪酔いしそうな不調和感に満ちていたのです!

 未着色の2割を塗った後もこの不調和を緩和しきれず、ネアカ系のパーツに別色を塗り重ねることで暗い方向性に揃えました。

 待合室で塗っていた作品を失敗で終わらせると、コロナウィルスへの敗北感まで味わうこと必定だったので、何とか持ち直せて一安心でした。

 

■10月前半のまとめ

 結果から見ると、10月前半の塗り絵はマンダラ中心だったと言えるかと思います。

 拘りのハロウィンはどこ行った、とツッコミが入りそうですね(^o^;。

 最近ちょっと疑問なのが、アジア系の図像で蝙蝠が含まれるものをこの時期にフォーカスすると、ハロウィンに関連があるように見えるのかどうか、ということ。

 そういう訳で、蝙蝠のいる和柄を1点ハロウィンカラーで塗ってみようと考えています。

 それでは、また(^^)/