こんにちは♫
武漢ウィルスの余波で騒がしい日々、いかがお過ごしでしょうか?
既に先月のことになりますが、和書の塗り絵本を2冊お迎えしました♫。
1冊めは『インド文様とペイズリーのぬり絵ブック』(パイインターナショナル)という文様塗り絵の本です☟。
インド文様という言葉は耳慣れず、
「捏造された概念かな?」
と疑いをかき立てられます。"とにかくインド風"程度の意味で理解すべきなのかもしれません^_^;。
この本には前から目を付けていたのですが、最近巷の本屋の棚で見かけることが少なくなっていました。そんな時、馴染みのオンライン書店で注文できることが分かり、衝動的にポチったものです。
まだ試し塗りを始めたばかり💦もう少し進んだらご覧に入れようと思います。
もう1冊も同じオンライン書店で見つけました。『林静一の世界一②「雅」』(2006年、メタモル出版)という古い塗り絵本です。
「よく手に入ったなぁ」
と思います。
林静一氏は小梅ちゃんのイラストを描いている方です。本書では彼が源氏物語や伊勢物語を描いたイラストが塗り絵になっています。
3/1、試し塗りを兼ねて1点制作してみました☟。
画材:油性色鉛筆、ボールペン、アイシャドウ。
題名:「源氏」。
モチーフは、夕顔の花を手に取る源氏。
そう、源氏ではあるのですが、長く髪を垂らしたりピアスをしていたりと不良貴族の趣が濃厚(笑)。
紫色のカラー烏帽子(!)も風雅の悪ノリではなく、原画手本から紫色になっているのです。
「不良だから何でもアリだわ♫」
と開き直り、早春らしい若草色の着物を着せてみました。
この若草色、下塗りはミックス色鉛筆の「きみどり」で行いました☟。
この上に緑、黄緑の単色の色鉛筆を塗り重ねて陰影を調整しています。
大袴はベタ塗りにしたので、袍と袴が異なる生地で縫われているように見えればいいな…と。
背景は、青系の貧乏パステル…ではなくて、古いアイシャドウをポンポンとはたいて仕上げました。やや暗くして撮った画像だと、様子が分かるかと思います☟。
この作品は半日ほどで出来上がりました。
線画ページの紙質が風雅史上最強クラスに塗りやすくて、勢いが止まらなかったのが一因です。
大人の塗り絵ブーム以前にこれだけいい紙で塗り絵本が作られていたとは……と、思わず感動してしまいました。
ところで、巷では梅が咲き、所によっては早くも盛りを過ぎようとしています。
花の名残りを留めたくて、先日、梅が描かれた線画を1枚塗りました❀。
出典:『和の花暦と花もよう ぬり絵ブック』。
画材:油性色鉛筆、水彩色鉛筆、顔彩、ボールペン。
背景の群青色に紅梅と、あまりくっきりと花の形が見えませんが、計算のうち。
"姿は見えないけれども香りで梅の花が咲いているのに気づく"という趣向が漢詩などに見られるのを思い出し、夜景にしました。
水仙もちょうど花期なので、観察してきて色を着けました。
観察の成果を即、制作に活かせるのが季節の塗り絵の醍醐味だと感じます(^^♪。
さてカレンダーが1枚めくれてはや3月となりました。
予告通り、今月は塗りかけ卒業キャンペーンを敢行します!
ご存じの通り、塗りかけファイルにあるもの、塗り絵本の未完ページをできるだけ塗って終わらせる試みです。
(塗りかけの例☟:「寿」 ※『和の花暦と花もよう ぬり絵ブック』より)
新規に手を着けるのは、絵師様がネット等で配布している線画、季節の線画、新着本の線画各2点までに限定します。
目標完成点数は、新作・小品含め25点(例によって高めの数字に設定してあります)。
いつもの通り、まったり頑張ります(^^)/
以上、近況報告にお付き合い頂き、ありがとうございました。
それでは、また〜(^^)/