こんばんはー(^^)/
先月上旬、顔彩を試し塗りした記事の中で塗りかけだった作品2点が、最近相次いで完成しました♪
早速ご覧に入れたいと思います。
■貝合わせのページ
1つめは『京のみやびな和柄』に収載されている、貝合わせのページです☟。
画材:顔彩、油性色鉛筆、万年筆インク。
先月の記事で既に顔彩部分は終わっており、その後は少しずつ色鉛筆で塗り進めてきました。
色鉛筆のほか、大きな貝の内側にある宝相華文様の一部に万年筆インクを使っていますが、全く目立ちませんね^_^;
(上側)
(下側)
貝の内側の文様は花菱と宝相華が多くなっています。ベタ塗りだとやや単調な作業になりがちで、ずっと制作ペースが上がらなかったのですが、先日の新元号発表で刺激を受けてサクッと完成に至りました。
何故かというと、画面中央に梅の絵柄があったからです。
「令和」の出典となった万葉集の一節が梅花の歌の序文と聞いて、俄然、梅の花を塗りたくなりまして。
そして、全体的にも8割弱終わっていた為、そのままスパートをかけて塗り切ってしまいました。
出来上がりを見るに、背景に顔彩の金色があると文様部分で多色使いをしても割と画面がまとまる印象を受けました。
■「紅牙撥鏤尺(こうげばちるのしゃく)」
2点めは『ぬりえ天平文様 たまゆら』所収の線画:「紅牙撥鏤尺」です。
画材:油性色鉛筆、顔彩、ボールペン。
そもそもこの線画は
『とびきり洗練された色づかい』
というのがメインテーマでした。
初めに三菱UniカラーのViolet Blueという大好きな色を選び、この色と引き立て合える綺麗めの色として、三菱888色鉛筆のエメラルドグリーンを合わせています。
風雅の感覚だと古代の上品カラーと言えば瑠璃色(ラピスラズリの青)なので、Violet Blueは脊髄反射的な必然の選択でした。
一方、明るめの緑は、濃い青系の色で囲まれると発光しているように見えます。エメラルドグリーン単色で見るよりも色味が明瞭になるので、洗練云々はともかく、
「この美しい色と形を見てーー!!」
という主張は、鬱陶しいくらいに伝わるのではないかと思います(^o^;
ここにアクセントとして✨金色✨を使いました。画材は顔彩、三菱Signoの金色ボールペン、メタリック色鉛筆です。
金色という色は不思議で、こういう局面でも下品になったり調和を乱したりせずに華やぎを添えてくれる心強い助っ人ですね。
最近こういった和の文様塗り絵の完成報告が続きましたが、ぼちぼち他の系統の線画も塗りたくなってきました。
ご無沙汰だった塗り絵本を開いて、
「何を塗ろうかな〜」
とウキウキ迷っています♪🎶
新しい道具も増えました。
目立つところでは、手回し型の卓上鉛筆削り☟を買ったことでしょうか。
✨長寿命商品✨という謳い文句に眩惑されてしまったのです(*´σー`)エヘヘ
主に色鉛筆を削る以上、鉛筆を削り続けるよりも劣化は早いと覚悟はしていますが、ポケット型を買い替え続けるよりも時間と費用が節約できると試算できたのも決め手になりました。
肝心の削り具合はと言いますと、下の画像上半分のように鋭くなります☟:
ちなみに、下半分は5段階調整可能な"トガール"の〈3〉で削ったものです。
正直なところ、未だに
「こんなに削っちゃって折れやしない?」
と戦々恐々としており、硬いほうの色鉛筆から少しずつ利用範囲を拡大している状況💦
当分は従来のポケット型と併用していく態勢になりそうです。
今回は、近作と近況をお伝えしました。ややまとまりに欠けるのは、雑談ということでご寛恕下さい。
それでは、今夜はこの辺りで(^^)/"