塗り絵をめぐる冒険

いち美術ファンによる、「目指せ、塗り絵上手!」な試行錯誤あれこれ。まったり気ままな塗り絵ブログ。

寒中の塗り絵。

 こんばんは。

 コロナ罹患者数の高止まりと折からの寒気で何となく気持ちが縮こまる日々ですね。

 心の健康の為にはそろそろ美術館に行きたい状況ですが、今の東京は"緊急事態"とあって躊躇われます。

 緊急事態といっても飲食店や商店が早めに終わる位で都内の人出は大して減っていません。あまり緊急事態らしく見えませんが、自宅待機が9000人以上だとか。

 医療の助けにあぶれた患者が4桁超えなんて、端的に医療崩壊していますよね…💦

 それでも一見世の中が回っているように見える辺り、現代社会特有の不透明感に戦慄を禁じ得ません。

 

 塗り絵や読書は、そういう不安に駆られた時の良い逃避になっている気がします。

 という訳で、以下、毎度お馴染みの作品報告になります(前置き長かったなー…)。

 

 先週、久しぶりに和書のアラベスク文様を塗りました☟:

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画材:メタリックマーカー、ポスカ、ボールペン、サインペン、水彩毛筆。

出典:『世界の美しい文様ぬり絵 アラベスク文様』。

 このページは、「"密"です!」とどこからか警告が飛んできそうに緻密な文様でした。

 大雑把に正方形を形成しながら、文様のどこにも直線が存在しない事実(笑)。滑らかな曲線だけで形成されています。

 こういう遊び心が発揮され得るのが、アラベスク文様の楽しい一面かと思うのです。

 この緻密さが西アジアのモスクの壁面装飾を髣髴とさせるもので、

「モスクによく使われる青と緑の系統だけ使って塗ってみよう♫」

と実験的に"色縛り"をしてみました。

 風雅個人の感覚だと、青と緑をメインとするならば合間に金色や焦げ茶色といった異系統の差し色を使いたくなるのですが、今回は敢えてこらえて"色縛り"。

 類似する2色の系統とあって、まずまずのまとまりは出たかと思います。

 

 先日入手したアールヌーボーのマンダラ塗り絵も、1点塗ってみました。

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画材:メタリックマーカー、ポスカ、ボールペン、サインペン。

出典:"Art Nouveau Mandalas Coloring Book."

 モチーフが"疎"な絵柄である為か、数時間で仕上がりました。

 余白の多い絵柄が並ぶ本書☟は

「今日どうしても何か1点完成させたい!」

と"達成感欠乏症"を発症した時に重宝しそうです(^^)。

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 花のマンダラも塗りました☟:

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画材:メタリックマーカー、ポスカ、ボールペン、サインペン、水彩毛筆。

出典:『心を整える、花々のマンダラぬりえ』。

題名:「デイ・リリー」。

 こちらはあまり考えず、感覚の命ずるままに配色したものです。

 陰影をつけて塗ると見応えがしそうな絵柄ですが、同形のモチーフを4回も同じように立体的に塗ると思うとウンザリするのでベタ塗りで強行突破しました。

 

 以上、文様制作中心の寒中でした。

 それでは、また〜(^^)/