塗り絵をめぐる冒険

いち美術ファンによる、「目指せ、塗り絵上手!」な試行錯誤あれこれ。まったり気ままな塗り絵ブログ。

『ぬりえBOOK 世界のデザイン帖』完成作品ギャラリー③

 こんにちは。

 『ぬりえBOOK 世界のデザイン帖』の作品ギャラリー第3弾です。

 2022年8月後半から2023年3月半ばまでの作品を収めています。

■「カンガ(東アフリカ)」p.73

f:id:white_fuga:20220930144107j:image

画材:油性色鉛筆。

 

■「ブルガリア刺繍(ブルガリア)」p.54
f:id:white_fuga:20220930144122j:image

画材:サインペン、メタリックマーカー。

 

■「ケルト文様(ヨーロッパ)」p.35

f:id:white_fuga:20221101002203j:image

画材:油性色鉛筆。

※2022年ハロウィン塗り絵として制作。

 

■「ダーラへスト(スウェーデン)」p.56-57

f:id:white_fuga:20221226075114j:image

画材:油性色鉛筆。

 

■「青海波(日本)」

f:id:white_fuga:20230130215124j:image

画材:油性色鉛筆、顔彩、メタリックマーカー.

 

■「剪紙(中国)」p.14

f:id:white_fuga:20230313143501j:image

画材:サインペン、メタリックマーカー。

 

■「モスクのステンドグラス(イラン)」p.27

f:id:white_fuga:20230313143421j:image

画材:油性色鉛筆、ドローイングペン。

 

 今回掲載した7点は、2022年8月後半から2023年3月半ばまでの作品に該当します。

 大雑把に見ると、1ヶ月に1点程度仕上げている計算になりますね。

 ご覧頂き、ありがとうございました。

 

梅香る3月上旬の塗り絵。

 こんにちは〜。

 最近あちこちで梅の花が咲いているのを見かけます。

 先日は紅梅白梅の枝ごしに小さく月まで見える光景に遭遇しました☟:

地元駅近くの公園で紅白2本が隣り合わせに植わっている何ということもない場所なのですが、真昼の月と組み合わさると小粋に見えます。

 カメラを持っていたのも幸運でした。

 

 実は1月末に着手してから遅々として進まない梅モチーフの塗り絵があったのですが、ここに来て一気に仕上がりました〜♬

f:id:white_fuga:20230313072524j:image

画材:油性色鉛筆、ボールペン、アイシャドウ。

出典:紅会『美しい和のぬりえ』.

 線画は、非対称な花の活け方や瓢箪形の花器を埋め尽くす亀甲唐花文様で、シンプルながらメリハリの利いた構成だと思います。

 活けた花や枝の"線の美"を見せる線画なので、背景はパステル代わりのアイシャドウを叩くだけに留めました。

 なお、元の線画に描線が途中で消失している箇所が数ヶ所あり、花器から生える細長い葉を少し描き足しています💧。

 

 上の作品を除くと、他の成果はあまり季節感のない塗り絵となりました。

f:id:white_fuga:20230305223209j:image

画材:油性色鉛筆。

出典:石村 和代『花ともよう 四季のぬり絵ブック』。

題名:「律」。

 昨年来ちまちま塗り続けてきたページです。題名と線画のイメージが(私の感覚では)合わず、塗りにくさを感じました。

 風雅の感覚では、『律』の字は端整で身が引き締まるように清々しく、規則性のある何かを想起させるものです。この線画の花々はふんわりした雰囲気が強く、題名に比べて緊張感が足りない印象です。

 こういう"見解の不一致"は、線画を描く人と塗る人が異なる為に引き起こされる、塗り絵の厄介な一面ですね。

 

 マンダラ塗り絵は先月に引き続き"Celtic Inspired Mandalas" を主に塗り進めています。

f:id:white_fuga:20230305213918j:image

画材:サインペン、ボールペン、メタリックマーカー、ポスカ。

 こちらはやや重たい印象の多色使いで仕上げてみました。


f:id:white_fuga:20230305223152j:image

画材:サインペン、ボールペン、メタリックマーカー、水彩毛筆、ポスカ。

 外側に4つある三葉形の配色にとりわけ気合いを入れました。

 

 エスニック系の文様も2点塗りました。 

f:id:white_fuga:20230313072420j:image

画材:メタリックマーカー、サインペン。

出典:『ぬりえBOOK 世界のデザイン帖』。

題名:「剪紙(中国)」。

 剪紙は中国の伝統的な切り紙のこと。

 単色のものと2色以上のものがあり、単色の場合は複雑な図案を1個の紙片として切り出すのが特色のようです。

 この線画は元々、多色用の図案が想定されているのか、各パーツが分かれたままに描かれていましたが、単色の剪紙を念頭において円窓内のモチーフ同士はつなげて塗ってみました。

 風雅は切り紙の経験がありませんが、単色の剪紙のほうが輪郭が複雑になる分、工芸として興がありそうに感じます。

 元の線が見えると興醒めなので、完全に覆い隠せるメタリックマーカーを画材としています。

 出来上がりはさほど特色のない作品ですが、円窓内は輪郭線に従って切り出せば1片の剪紙になるハズ……!

 塗る過程そのものが楽しいページでした♬


f:id:white_fuga:20230313072346j:image

画材:油性色鉛筆、ドローイングペン.
出典:『ぬりえBOOK 世界のデザイン帖』27ページ。
題名:「モスクのステンドグラス(イラン)」.

 線画は特定のモスクのステンドグラスではないようなので、制作開始時に実在のモスクの画像を何枚か見てイメージを固めました。

 そのつもりだったのですが、いまひとつ有り難味に欠けてしまう出来上がり^_^;。

 もう少し勉強が必要だったかな、というのが完成直後の感想でした。

 

 最近暖かい日が続いて制作意欲も増大してきたのに、意外と完成作品が少なくて「あれェ?」と拍子抜けしています。

 よく振り返ると、新しく手を着けた線画が多すぎて、塗り散らかしていました(^o^;。"やる気のある時あるある"なパターンですね。

 そういう訳で(?)、今回公開できる作品は以上です。

 ご覧いただき、ありがとうございました。

 それでは、また〜(^^)/

"Celtic Inspired Mandalas" 完成作品ギャラリー①

 こんにちは。

 "Celtic Inspired Mandalas"の作品ギャラリー第1弾をお届けします。

 本記事では、各マンダラのページに先立ち、「献辞」と「本書の特徴」のページにあるワンポイントの塗り絵も収録しました。

 また、3月初旬にマンダラ2点が完成しているのですが、編集の関係で本記事が初公開となりました。

 どうぞご覧ください。

 

■「献辞」のページ
f:id:white_fuga:20230303113919j:image

画材:油性色鉛筆、ボールペン、メタリックマーカー。

 

■「本書の特徴」のページ
f:id:white_fuga:20230303113930j:image

画材:サインペン、ボールペン、メタリックマーカー。

■マンダラ

f:id:white_fuga:20230303232329j:image

画材:サインペン、油性色鉛筆、ボールペン、メタリックマーカー、水彩毛筆。

私題:"Celtic Lotus."


f:id:white_fuga:20230303232315j:image

画材:サインペン、ポスカ、ボールペン、メタリックマーカー。

※【New!】3月初旬完成.


f:id:white_fuga:20230303232241j:image

画材:サインペン、ボールペン、メタリックマーカー。


f:id:white_fuga:20230309180820j:image

画材:サインペン、ポスカ、ボールペン、メタリックマーカー、水彩毛筆。


f:id:white_fuga:20230309180914j:image

画材:サインペン、ボールペン、メタリックマーカー、水彩毛筆。


f:id:white_fuga:20230309180939j:image

画材:サインペン、ボールペン、メタリックマーカー、水彩毛筆。


f:id:white_fuga:20230305224601j:image

画材:サインペン、ポスカ、ボールペン、メタリックマーカー、水彩毛筆。

※【New!】3月初旬完成.


f:id:white_fuga:20230303232644j:image

画材:サインペン、ボールペン、メタリックマーカー、水彩毛筆、ポスカ。


f:id:white_fuga:20230309180542j:image

画材:サインペン、油性色鉛筆、ボールペン、メタリックマーカー。


f:id:white_fuga:20230309181206j:image

画材:サインペン、油性色鉛筆、ポスカ、ボールペン、メタリックマーカー、水彩毛筆。


f:id:white_fuga:20230309181117j:image

画材:サインペン、ボールペン、メタリックマーカー。

 

 今回は以上です。

 お付き合い頂きありがとうございました。

 

"125 Mandalas" 完成作品ギャラリー①

 こんにちは。

 マンダラ塗り絵の洋書:"125 Mandalas"の完成作品ギャラリー第1弾です。

 今回は、2022年8月〜2023年2月の間に完成した作品12点を制作順に掲載しました。


f:id:white_fuga:20220930143754j:image

画材:油性色鉛筆、サインペン、ボールペン。


f:id:white_fuga:20220930143819j:image

画材:サインペン、ボールペン、万年筆。

私題:「空色とフューシャピンクの対話」.


f:id:white_fuga:20220930143830j:image

画材:サインペン、ボールペン、メタリックマーカー。


f:id:white_fuga:20221023121655j:image

画材:サインペン、ボールペン、水彩毛筆。


f:id:white_fuga:20221023121727j:image

画材:サインペン、ボールペン、メタリックマーカー、水彩毛筆。

※縛りルール:"ペン15本以内"適用。


f:id:white_fuga:20221101002244j:image

画材:油性色鉛筆。


f:id:white_fuga:20230305223957j:image

画材:サインペン、ボールペン、メタリックマーカー。


f:id:white_fuga:20230221113357j:image

画材:サインペン、ボールペン、メタリックマーカー、水彩毛筆。

※縛りルール:"ペン15本以内"適用。


f:id:white_fuga:20230305224112j:image

画材:サインペン、ボールペン、メタリックマーカー。


f:id:white_fuga:20230130215031j:image

画材:サインペン、メタリックマーカー、ボールペン、水彩毛筆。


f:id:white_fuga:20230305223545j:image

画材:サインペン、ボールペン、メタリックマーカー、水彩毛筆、ポスカ。


f:id:white_fuga:20230303113711j:image

画材:サインペン、ボールペン、メタリックマーカー、水彩毛筆。

 

 以上です。

 ご覧頂き、ありがとうございました(^^)/

2022年11月の塗り絵。

 こんばんは〜。

 唐突かつ今更の感が拭えませんが、昨年末に予告したまま公開できていなかったので、11月の完成作品をまとめて並べてみます(^^)。

 

■月例企画:月イチ天平文様

f:id:white_fuga:20221225203156j:image
題名:「銅薫炉(どうのくんろ)」。

画材:サインペン、メタリックマーカー、ボールペン。

出典:『ぬりえ天平文様 さわらび』.

 月例企画の天平文様です。

 ペン類で制作しました。

 この線画がなかなか面白くて、全体は6つの円を外縁に配しながら、各円形の内側に5弁花のような対称形を擁しています。

 恐らくそのせいで据わりが悪く見えますが、これも持ち味なのでしょう。 

 こういうひねり方、私は好きです。塗っていて楽しい作品でした。

 

■最も力を入れた作品

 既に披露したものですが、片手間ではなく気合を入れて制作する作品("本筋")が11月初旬に久々に完成しました。

f:id:white_fuga:20221130123334j:image

画材:油性色鉛筆。

出典:『ヴィクトリアン幻想図鑑 黒イ森ぬり絵ブック』(2022年、パイインターナショナル).

題名:「私の小さな願い−オパール−」

 制作の詳細は以前に記事にまとめましたので、本稿では割愛します(関心があれば下記へどうぞ♬☟)

 

エスニック系の文様塗り絵

 所謂"世界の文様"と括られる作品群は3点完成しました。

 まず1点はグアテマラ織りの文様です☟:
f:id:white_fuga:20221130123737j:image

画材:サインペン、ボールペン、メタリックマーカー、水彩毛筆、ポスカ。

出典:『ぬりえBOOK 世界のデザイン帖』.

 グアテマラ織りは原色使いが特色だと聞いたものの、漫然と原色を散りばめると収拾がつかなくなりそうで、夕焼け空のイメージで配色しました。

 

 2点めはスウェーデンの「ダーラへスト」。北欧雑貨で見かける馬の置物です☟:
f:id:white_fuga:20221226074935j:image

画材:油性色鉛筆。

出典:『ぬりえBOOK 世界のデザイン帖』.

 制作方針は"ベタ塗りで可愛く"♬

 メインモチーフの馬たちは鮮やかに、背景の模様はグレーっぽい色合いにすることで、互いの邪魔にならないように塗り分けています。

 左側のページ☟:
f:id:white_fuga:20221130123820j:image

 右側のページ☟:
f:id:white_fuga:20221130123851j:image

 文様塗り絵の見開きページは大抵片側でお腹いっぱいになる風雅ですが、この線画は横長でこそ活きるデザインだと感じたので、珍しくきっちり塗りきりましたよ!

 

 上の2枚とはうってかわって3点めはアラビアの文様です☟:
f:id:white_fuga:20221130123919j:image

画材:サインペン、ボールペン、メタリックマーカー、水彩毛筆、ポスカ。

出典:"Vive Le Color! Arabia."

 

■マンダラ塗り絵

 マンダラは3点あり、いずれも出典は"125 Mandalas"でした。  
f:id:white_fuga:20221130123945j:image

画材:サインペン、ボールペン、メタリックマーカー。

 葉っぱだらけの線画です。

 少しずつ葉が色づく中秋の雑木林をマンダラに投影するイメージで制作しました。


f:id:white_fuga:20221130124023j:image

画材:サインペン、ボールペン、メタリックマーカー、水彩毛筆。

 更に黄葉が進んだ晩秋の色彩をイメージして塗ったものです。

 実はこの作品、ペン15本以内で着色する"縛りルール"を適用しており、同系色でどれだけ出来るかの試みでもありました。

 実際には何本使用していると思われますか?回答は本記事の最後に記します(^^)。


f:id:white_fuga:20230305225330j:image

画材:サインペン、ボールペン、メタリックマーカー

 制作時のテーマは「赤と紫の濃淡にダークグレーを絡めてみよう」というものでした。

 

■終わりに

 以上、昨年11月の作品を振り返って参りました。

 そこそこの充実感を覚えながら制作していた時期だったので、記憶が風化する前に記事にまとめられてホッとしています。

 

 最後に前章のクイズの答えは14本です!

 当たった方は素晴らしい観察眼をお持ちだと確言できますので、大いに誇って下さい(^o^)。

 

 それでは、今回はこの辺りで。

 ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました。

マンダラ以外の1ヶ月半。〜2023年1月後半&2月〜

 こんばんは〜、風雅です。

 今回は、前回の記事:「マンダラだらけの1ヶ月半。〜2023年1月後半&2月〜」☟と対になる活動報告で、タイトル通りマンダラ以外の完成作品を掲載します。

 今回の対象期間は1月後半から2月末です。

 前回ほどの点数はありませんが、折角なのでこちらも見てやって下さい(^^)/。

 

フラクタル模様

f:id:white_fuga:20230305201729j:image

画材:サインペン、ボールペン、ポスカ、メタリックマーカー、水彩毛筆。

出典:『心がスーッとラクになる世界の美しい文様ぬり絵』。

題名:「フラクタル模様」。

線画作者:anyan(敬称略).

 雪の結晶尽くしの図と見なし、青と紫の2系統で塗りました。

 

■アラビアの文様

f:id:white_fuga:20230305201752j:image

画材:サインペン、ボールペン、ポスカ、メタリックマーカー、水彩毛筆。

出典:"Vive Le Color! Arabia."

 

■ライト系和柄

f:id:white_fuga:20230305201815j:image

画材:油性色鉛筆、サインペン、ボールペン、ポスカ、メタリックマーカー。

出典:石村 和代『春夏秋冬 和のぬり絵ブック』。

題名:「薫風」。

 題名からすると季節外れの感がありますが、勢いに乗って完成させました。 

 

■「シンデレラ」

 上の3点の他、既に公開した「シンデレラ」☟も2月に完成したものです。

f:id:white_fuga:20230305201856j:image

画材:油性色鉛筆、ボールペン。

出典:たけいみき『“かわいい♥”の魔法にかかる夢色プリンセス塗り絵 Colors make you happy♡ 』.

 

■線画:うり坊のぬいぐるみ

 イノシシ肉を食す機会が訪れ、気分が盛り上がるままにイノシシのぬいぐるみをスケッチしました☟:

f:id:white_fuga:20230305203637j:image
画材:ドローイングペン。

 いずれ自給自足塗り絵として着色する心づもりです。きっと次の牡丹鍋の機会に……。

 

 以上5点がマンダラ以外の収穫でした。

 月例企画の"月イチ天平文様"が年頭から頓挫しておりますね。痛恨ではありますが、制作はナマモノですので仕方ないかとも思っています。

 

今回もお付き合い頂き、ありがとうございました。

 それでは、また〜(^^)/

マンダラだらけの1ヶ月半。〜2023年1月後半&2月〜

 こんばんは〜。

 今年の寒中以来、マンダラ塗り絵の制作頻度が高まっており、1〜2月の間に結構な作品数が完成しました。

 本稿では1月後半から2月末にかけて完成したマンダラ塗り絵を並べて参ります。

 

 まずは"125 Mandalas" から2点☟:

f:id:white_fuga:20230305222535j:image

画材:サインペン、ボールペン、メタリックマーカー、水彩毛筆、ポスカ。

 アラベスク風味の曲線美を見せたかったのでマンダラ内部は地色を塗らずに仕上げました。

f:id:white_fuga:20230303081843j:image

画材:サインペン、ボールペン、メタリックマーカー、水彩毛筆。

 こちらは上の作品とはうってかわって高密度な色彩感で攻めてみました。

 目線の抜け所がなく圧迫感が出そうだったので中心近くに少しだけ薄い紫色を配置しています。

 

 厳冬にふさわしく、雪の結晶マンダラも完成しています☟:

f:id:white_fuga:20230303190316j:image

画材:サインペン、ボールペン、メタリックマーカー、水彩毛筆、ポスカ。

出典:"Snowflake Mandalas Coloring Book."

 

 冬のマンダラと言えば、三村 晴子『マンダラコロリアージュ』の「霜の花」(p.75)が完成しました☟:

f:id:white_fuga:20230303190105j:image

画材:サインペン、ポスカ、ボールペン、メタリックマーカー。

 冬の朝、葉っぱに霜が降りると風情があると感じはするものの、通勤途中なので足を止めて見る機会がありません💧。

 そこで10分早く家を出るより蒲団にしがみついてしまう辺り、つくづく風流人の素質がないなぁ、と自省します。

 

 ところで、新しいマンダラの本を買ってしまいました……2冊も…(*´σー`)エヘヘ 

 1点はやなぎ けんじ監修『healing mandalas 心を鎮める、マンダラヒーリングbook』(日本文芸社)なる和書です。

 ありがたいことに線画は片面印刷で、かなり細かく抽象寄りの図柄が詰め合わされています。

 抽象味の強いマンダラは敬遠してきたのですが、絵柄の完成度の高さが気に入り、挑戦する気になりました。

 そういう訳で、端的に「プロフェッショナルぅ!」と感じるページを最初の獲物としました☟:

f:id:white_fuga:20230303082326j:image

画材:サインペン、ボールペン、水彩毛筆、メタリックマーカー、ポスカ。
 何がプロフェッショナルかというと、外周部に突き出た"ツノ"が11個あるのです。

 円と対称性を基本とするマンダラにおいて、2桁以上の素数の"ツノ"を軸とする造型は簡単にはイメージ出来ません。自然界を見て花びら11枚の花が殆ど見つからない点からも、それは直観的に理解出来ると思います。

 半端な数字に潜むプロの技♬

 図柄自体は抽象寄りですが、着彩の際は何となく花のイメージで塗りました。

 

 もう1冊の新入荷は、"Celtic Inspired Mandalas" というケルト風マンダラの洋書です。

 著者カメリア・アンゲルコヴァ氏はケルト図像の専門家ではないようで、マンダラを含む様々なテーマの塗り絵本を手がけています。

 本書では小器用にケルト風の意匠を用いていますが、手持ちの"Celtic Mandalas Coloring Book" に比べると、ケルト図像らしい生硬さが足りない印象です。さほど細かくもない一面もあって、マンダラ塗り絵としては気軽に馴染めるかもしれません。

 実際、風雅は気軽に塗り進めています。

 1月後半から塗り始め、2月末までに以下の9点のマンダラが完成しました。

 以下に一挙掲載します☟:

f:id:white_fuga:20230302134720j:image

画材:サインペン、油性色鉛筆、ボールペン、メタリックマーカー。

 

f:id:white_fuga:20230302134755j:image

画材:サインペン、ボールペン、メタリックマーカー。


f:id:white_fuga:20230303185907j:image

画材:サインペン、ポスカ、ボールペン、メタリックマーカー、水彩毛筆。


f:id:white_fuga:20230303232437j:image

画材:サインペン、ボールペン、メタリックマーカー。


f:id:white_fuga:20230303092547j:image

画材:サインペン、油性色鉛筆、ボールペン、メタリックマーカー、水彩毛筆。

私題:"Celtic Lotus." 


f:id:white_fuga:20230303232508j:image

画材:サインペン、水彩毛筆、ボールペン、メタリックマーカー。


f:id:white_fuga:20230303190903j:image

画材:サインペン、油性色鉛筆、ボールペン、メタリックマーカー、水彩毛筆、ポスカ。


f:id:white_fuga:20230302135224j:image

画材:サインペン、ボールペン、メタリックマーカー。


f:id:white_fuga:20230303232542j:image

画材:サインペン、ボールペン、メタリックマーカー、ポスカ、水彩毛筆。

 

 こうして並べ上げると、四隅に存在感のある組紐モチーフや小円を擁するものが多いですね。これは作家の個性かと思います。

 上から5つめの多色使いの作品は線画にどこか東洋的な趣を感じたので、"Celtic Lotus" と(勝手に)呼んでいます。

 

 また、巻頭の献辞と特徴紹介のページにはそれぞれワンポイントの線画があり、これも塗りました☟:
f:id:white_fuga:20230303185826j:image

画材:油性色鉛筆、メタリックマーカー、ボールペン。


f:id:white_fuga:20230303185842j:image

画材:サインペン、ボールペン、メタリックマーカー。

 

 ここまで、1ヵ月半の成果(※マンダラ限定)の報告でした。

 今冬は寒かったと感じておりますが、蒲団にくるまっても作業できるおかげで、例年以上にマンダラ塗り絵が進んだ気がします。

 新着本の話題もあって長くなりました。

本日もお付き合い頂き、ありがとうございました。

 それでは、また〜(^^)/

"Sirenes"完成作品ギャラリー①

 こんにちは。

 人魚の塗り絵本:"Sirenes"☟の作品ギャラリー第1弾です。

f:id:white_fuga:20230303084211j:image

 これまでの作品を並べたところ、4点ありました。

 

f:id:white_fuga:20230302133112j:image

画材:油性色鉛筆、アイシャドウ。


f:id:white_fuga:20230302133025j:image

画材:油性色鉛筆。


f:id:white_fuga:20230302132819j:image

画材:水彩色鉛筆。


f:id:white_fuga:20230302132749j:image

画材:サインペン、メタリックマーカー、ボールペン、水彩毛筆。

 

 制作頻度が年に1点程なもので、近作の"マトリョーシカ人魚"以外は自分でも見て懐かしく感じました(笑)。

 ご覧頂き、ありがとうございました。

 それでは、また。

ブログ開設から5年経過!

 こんばんは〜。

 年が変わってから初めての記事が、すっかり遅くなってしまいました。

 この間に当ブログは5周年を数え、これも目を留めて下さる読者様のおかげと感謝しております。

 昨年来乱ペースでの更新になっていますが、引き続きお付き合い頂けると光栄です。

 

 記事の更新がない間も、緩いペースで活動を続けておりました。

 そんな中、実に久々に夢色なプリンセスの本を塗る機会があり、多少初心に帰る気持ちも覚えながら制作しました☟:

f:id:white_fuga:20230225152839j:image

画材:油性色鉛筆、ボールペン。

出典:たけいみき『“かわいい♥”の魔法にかかる夢色プリンセス塗り絵 Colors make you happy♡ 』.

 本作の題材は『シンデレラ』です。

 ドレスをどういう雰囲気で塗るか、多少の葛藤がありました。すなわち、

「好みの色にするか、題材に相応しい色で塗るか、それが問題だ」

と。

 風雅の好みで言うと、甘さ控えめ、上品で"高嶺の花"めいた藍色や臙脂色や深緑。

 しかし、王子がシンデレラに声をかける展開になるので、初対面でも親しみやすいコーディネートにするのが道理です。

「"高嶺の花"カラーだと筋が通らん」

と、いかにもモテそうなピンク色を選択。

 使う色の系統が多いと主張が強くなるので、周囲に散りばめられた装身具もピンク系に揃え、宝石類はルビーで統一しています。

 普段は異なる色同士の緊張感を楽しみたいクチである為、

「無難に、とにかく無難に…」

と念じながら塗り進める工程は、妙に気疲れしました💧。

 嗜好を抑えて制作した本作のシンデレラが、きっちり玉の輿に乗れそうなモテ女子に見えればいいな、と思います。

 

 他の作品も報告させてください。

 1月前半、3点が完成しました。

f:id:white_fuga:20230130214603j:image

画材:油性色鉛筆、顔彩、アイシャドウ、ドローイングペン。

出典:林 静一『林静一の世界ーー②雅』。

題名:「源氏」。

 風体的に不良貴族としか思えない源氏でございます。

 悪ノリしてカラー烏帽子にしてしまいました(*´σー`)エヘヘ。


f:id:white_fuga:20230130214621j:image

画材:油性色鉛筆、顔彩、メタリックマーカー。

出典:『ぬりえBOOK 世界のデザイン帖』。

題名:「青海波」。

 新年用にと思って昨年末から進めていたのですが、年末年始に風邪を引き、正月に間に合わなくなりました。


f:id:white_fuga:20230130214633j:image

画材:サインペン、メタリックマーカー、ボールペン、水彩毛筆。

出典:"125 Mandalas."

 リボンとパルメットのモチーフです。

 あたたか味を出したくて、青系は意図的に使わずに仕上げました。

 

 更に1点、2022年最後の作品もご覧下さい。

 人魚のマトリョーシカがクリスマスの翌日に完成しました☟:

f:id:white_fuga:20230130214657j:image

画材:サインペン、メタリックマーカー、ボールペン、ポスカ、水彩毛筆。

出典:"Sirenes."

 ワタクシ、無駄に色鮮やかな民芸品の人形はどこか不気味で苦手意識があります。怖いとまでは言わずとも、見ると背筋がゾワゾワする感覚……。

 あのどことなく不気味な感じを再現するべく配色しました。

 

 今回の作品を眺め渡すと、ジャンルも画材もさまざまで、随分手を広げてきたものだと感じます。これからも興味と気分の向くままに制作していく予定です。

 よかったらまた、お付き合いください。

それではまた〜(^^)/

 

 

2022年クリスマスの塗り絵。

 こんばんは。

 早くもクリスマスですね。

 すっかり気温が下がり、一部には災害級の大雪の話も聞こえますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

 

 さて、本日はクリスマスに相応しく(?)、クリスマスの塗り絵を中心に報告して参ります。

 

■クリスマスの塗り絵

 今年はあまり気負わず、和柄とマンダラでクリスマス塗り絵をしました。

 まずは和柄からご覧下さい:

f:id:white_fuga:20221225154447j:image

題名:「クリスマスローズ

出典:『花ともよう 四季のぬり絵ブック』.

画材:油性色鉛筆。

 和柄というか、厳密には和洋折衷柄と呼ぶべきでしょうね。

 本来は見開きの線画ですが、左右のページで構図的に変わり映えしないので、左半分で完成としました。


f:id:white_fuga:20221225152742j:image

題名:「クリスマスローズ

出典:『おとなのアート塗り絵4 心を整えるマンダラ 華やぎのロマンチックフラワー』p.63

画材:顔彩、油性色鉛筆、メタリックマーカー、ボールペン。

 クリスマスイブに1日で制作しました。

 大きな雪の結晶にクリスマスローズを絡ませたマンダラです。

 和柄の「クリスマスローズ」制作で色々画像を見たためか、もう少しこの花が塗りたくなり、"おかわり"しました♬。

 花と葉っぱの一部は顔彩で塗り、油性色鉛筆で部分的に加筆しています。

 ただ、花や葉の立体表現は精密ではなく、花の形が分かる程度に強調し、あとはベタ塗り仕上げ。マンダラのモチーフは象徴なので、この程度でもいいかなと思っています。

 

■12月初旬と中旬の塗り絵

 12月に入ってから、クリスマス関連の他には、2点の塗り絵が仕上がっています。

 

 数が少ないのは思いがけずサッカーのワールド杯に見入ってしまったため💦。

 トップ選手達が時に披露する得点場面の、美しいボールの軌跡が私は好きです。2次関数のグラフと同じ放物線なのに、何故あんなに美しく感じるのかよく分かりません。

 こんな嗜好で観ている為、日本代表が敗退した後も決勝までどっぷり浸かっておりましたよ……。

 そして、観戦生活の犠牲になったのが、お絵描きと塗り絵の時間という訳でした^^;

 

 閑話休題

 1つめは和柄です:

f:id:white_fuga:20221225190931j:image
題名:「花唐草」。 

出典:『花ともよう 四季のぬり絵ブック』.

画材:油性色鉛筆。

 2つずつ並んだ花や松のモチーフが特徴と思われたので、似て非なる色合いで塗りました。

 

 もう1点は、ペン類による文様です:

題名:「ネイティブアメリカン文様」。

出典:『心がスーッとラクになる世界の美しい文様ぬり絵』

線画作者:ボルボネ(敬称略)。

画材:サインペン、ボールペン、ポスカ、メタリックマーカー、水彩毛筆。

 "非伝統的配色"をテーマにして制作しました。

 珍しく、蛍光色を多用しています。

 文様塗り絵を手がける時、各地・各時代の文化背景に基づく色づかいというものを尊重したいと考えていますが、一方で、そういう文化背景を度外視したこともしてみたくなるのです。

 本作はそうした反抗心の産物でした。

 

 12月ここまでの完成作品は以上です。

 11月の活動報告は、年内に別の記事にまとめる予定です。

 ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました!

 それでは良い年の瀬を〜(^^)/