塗り絵をめぐる冒険

いち美術ファンによる、「目指せ、塗り絵上手!」な試行錯誤あれこれ。まったり気ままな塗り絵ブログ。

フランス見聞録 その2〜9/14 パリ街歩き編〜

 こんばんは♡

 本稿はフランス見聞録の第二弾:9/14パリ街歩き編です。

 

 なお、旅行記はいつもより執筆に時間がかかる為、6割程出来上がったところでひとまず公開する方針にしました。

 公開後も少しずつ加筆・修正します。

 その為、初読時は物足りないかもしれません。

 関心がある方は、後日読み直してみると内容が増えているかもしれませんので、よかったらお試し下さい。

 遅筆で本当にすみません…💦

 

■9/14

 パリで迎える初めての朝、ホテルの窓から見えた近くのカフェ Cour de Romeで朝食を摂りました。

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 窓際の席にて、朝食セット。

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 クロワッサンが美味しい!!

 オレンジジュースも脚の高いグラスに入っているだけで、ちょっと豪華に見えます♡

 このカフェはサン・ラザール駅の向かいにあり、ワタクシと妹は食後にそのまま地下鉄に乗ってルーヴル美術館に向かいました。

 

 街歩きの日なので、地下鉄は1日乗車券を買い求めました。

 地下鉄のホームはこんな様子です☟。
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 次とその次の電車が何分後に到着する見込みかが表示されており、便利です。

 事前に買っておいたルーヴル美術館の入場券は、9/14 10:30の日時指定付きのものでした。現地事情や慣習が分からない為、時間に余裕をもたせて出発したところ、思いのほか順調で10時頃に着きました。

 地下鉄から地上に出ると、宮殿がありました。

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 ルーヴル美術館は、元は宮殿だった建物が転用された為、外観がとても豪華なのです。

 高く淡い青空には無数の飛行機雲が漂い、目の前には豪壮な宮殿建築があり、しかもその中身が美術館とくれば、テンションが急上昇は避けられません。

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 呆れる妹の眼差しを受け流しつつ、指定入場の列に並びます(このガラス製のピラミッドの真下がエントランスホールになっています☟)。

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 並ぶこと10分程度で館内に入れました。

 事前に打ち合わせた街歩き計画で、ルーヴル美術館見学は3時間程度。全館を観て回るには少な過ぎる為、涙を呑んで見学対象を絞ることにしました。

 『サモトラケのニケ』、『ミロのヴィーナス』、『モナ・リザ』そしてフランス絵画に狙いを定めたものの、展示場所があちこちに散らばっていたせいで結局『ミロのヴィーナス』を見逃しましたOrz.

 『モナ・リザ』の展示場所が館内配布のパンフと異なっているというハプニングにも見舞われました。ルネッサンス絵画の部屋にあると聞いて行ってみれば、別の棟に移されたという看板がその場に立っていたのです…💦

 風雅はダ・ヴィンチがあまり好きではないので諦めてもよかったのですが、妹が

「いや『モナ・リザ』は外せないっしょ」

と主張しました。京都へ旅して清水寺を素通りするようなものだと思ったのでしょう。

「このお上りさん根性はいっそ天晴れ」 

と感じ入り、件の棟の入り口に向かうと、そこには『モナ・リザ』を見る為の行列が出来ていました。この行列が展示室に至る廊下とエスカレーターを占めている為、係員が通行を整理しています。

 こうした紆余曲折を経て『モナ・リザ』に対面した訳ですが、やはり風雅の好みには合わない作品でした。

 ただ、只ならぬ名画だとは感じます。

 というのも、展示室に入って遠目で見た瞬間に否応なく目が吸い寄せられるのです。この半端でない"名画オーラ"を感じ、時間を割いて見るだけの収穫はあったと思いました。

 妹のお上りさん根性に感謝です(^^)

 

 展示室の見学後、美術館内の軽食コーナーで昼食を摂りました。

 パリジャンふうにフランスパンに具を挟んだサンドイッチと炭酸入りのレモン水で、言ってみればごく適当なのですが、パンが美味しいので格好が付きます。

 エントランスホールの喧騒を眺めながらというのも味があって、楽しいひと時でした。

 

 美術館のお土産物屋に立ち寄り、お買い物。展示品の絵葉書とA4大の書類ケースを買いました。

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 彼氏のお土産になる可愛いぬいぐるみを探す私に妹がニヤニヤと

「お姉ちゃん、あれどう?」

と薦めたのは、古代エジプトのアヌビスをモデルにした黒い犬のぬいぐるみ……。微塵も可愛くないので、全力で却下しました。

 

 その後で地下鉄に乗り、シャンゼリゼ通りの真下にあるジョルジュサンク駅で下車。

 目指すは通りの奥にそびえる凱旋門です。f:id:white_fuga:20191002131725j:image

 シャンゼリゼ通りの両脇をキョロキョロ見るヒマはありませんでした(^o^; 結構な人出がある為、そんなことをしていたら確実に誰かにぶつかっていたでしょう。

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 この巨大な白い石の門は、なんと屋上に登れるようになっています。

 風雅も登りましたーー螺旋階段で。

 狭くて急な螺旋階段を休みなく登らされる構造の為、これは結構な試練でした💦

 筋肉痛を確信しながら登っていくと、やがて小さな展示ホールに出ました。外から見るとアーチのすぐ上の空間に位置するかと思います。

 更にまた少し階段を登り、やっと屋上に辿り着きました。

 そこからの眺めは、上々でした。f:id:white_fuga:20191002191547j:image

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凱旋門は、大通りが交錯する広場の中央に立っている為、1周すれば360度遠望できるのです。

 そうして見渡すと、パリの周囲には広大な平原が続いていることが実感できました。

「大陸だなぁ」

大雑把な感想が浮かんできます。

 妹は、建物でびっしりと埋め尽くされた街並みが強く印象に残ったようでした。言われてみれば、『立錐の余地なく』という表現がぴったりの市街でした。

 もう1基の螺旋階段を通って地上に戻ると、当初計画にあったトロカデロ公園からのエッフェル塔見物は断念せざるを得ませんでした。

「来週の土曜に行こうよ」

と話し合いながら、地下鉄の6号線に乗ってサンジェルマン・デ・プレ方面へ向かいました。

 その駅近くのカフェで、父母と16時に待ち合わせていたのです。ほぼ定刻に到着すると、両親は既に席に着いていました。

 この『フロール』という店で、ケーキを食べました。

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 結構な味ですが、この日は暑くてケーキを楽しむ気候ではなかったかもしれません。

 美味しいケーキが好きでも有名店に興味がない為か、混み合っていて落ち着かない気持ちになりました。

「帰りにスーパーに寄らなければね」

と家族が夕食の調達を相談し始めたので、慌ててサンジェルマン・デ・プレ教会見学を捩じ込みました。

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 飾り気の少ない石造建築の外観に、心が落ち着きます。

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ステンドグラスも綺麗でした。

 

 4人でスーパーに行き、買い物をしてから地下鉄に乗ってサンラザール駅へ戻ります。

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 徒歩3分程のホテルに戻ってすぐに、持参のエアーサロンパスをふくらはぎにスプレーしたものの、足の疲れからすると数日間筋肉痛に悩まされる予感がしました。

 

 以上が、初日のパリ観光の顛末でした。

 9/15はパリからロワール河沿いの古城巡りに出かけます。

 よかったらまたお付き合いください(^^)/