塗り絵をめぐる冒険

いち美術ファンによる、「目指せ、塗り絵上手!」な試行錯誤あれこれ。まったり気ままな塗り絵ブログ。

梅香る3月上旬の塗り絵。

 こんにちは〜。

 最近あちこちで梅の花が咲いているのを見かけます。

 先日は紅梅白梅の枝ごしに小さく月まで見える光景に遭遇しました☟:

地元駅近くの公園で紅白2本が隣り合わせに植わっている何ということもない場所なのですが、真昼の月と組み合わさると小粋に見えます。

 カメラを持っていたのも幸運でした。

 

 実は1月末に着手してから遅々として進まない梅モチーフの塗り絵があったのですが、ここに来て一気に仕上がりました〜♬

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画材:油性色鉛筆、ボールペン、アイシャドウ。

出典:紅会『美しい和のぬりえ』.

 線画は、非対称な花の活け方や瓢箪形の花器を埋め尽くす亀甲唐花文様で、シンプルながらメリハリの利いた構成だと思います。

 活けた花や枝の"線の美"を見せる線画なので、背景はパステル代わりのアイシャドウを叩くだけに留めました。

 なお、元の線画に描線が途中で消失している箇所が数ヶ所あり、花器から生える細長い葉を少し描き足しています💧。

 

 上の作品を除くと、他の成果はあまり季節感のない塗り絵となりました。

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画材:油性色鉛筆。

出典:石村 和代『花ともよう 四季のぬり絵ブック』。

題名:「律」。

 昨年来ちまちま塗り続けてきたページです。題名と線画のイメージが(私の感覚では)合わず、塗りにくさを感じました。

 風雅の感覚では、『律』の字は端整で身が引き締まるように清々しく、規則性のある何かを想起させるものです。この線画の花々はふんわりした雰囲気が強く、題名に比べて緊張感が足りない印象です。

 こういう"見解の不一致"は、線画を描く人と塗る人が異なる為に引き起こされる、塗り絵の厄介な一面ですね。

 

 マンダラ塗り絵は先月に引き続き"Celtic Inspired Mandalas" を主に塗り進めています。

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画材:サインペン、ボールペン、メタリックマーカー、ポスカ。

 こちらはやや重たい印象の多色使いで仕上げてみました。


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画材:サインペン、ボールペン、メタリックマーカー、水彩毛筆、ポスカ。

 外側に4つある三葉形の配色にとりわけ気合いを入れました。

 

 エスニック系の文様も2点塗りました。 

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画材:メタリックマーカー、サインペン。

出典:『ぬりえBOOK 世界のデザイン帖』。

題名:「剪紙(中国)」。

 剪紙は中国の伝統的な切り紙のこと。

 単色のものと2色以上のものがあり、単色の場合は複雑な図案を1個の紙片として切り出すのが特色のようです。

 この線画は元々、多色用の図案が想定されているのか、各パーツが分かれたままに描かれていましたが、単色の剪紙を念頭において円窓内のモチーフ同士はつなげて塗ってみました。

 風雅は切り紙の経験がありませんが、単色の剪紙のほうが輪郭が複雑になる分、工芸として興がありそうに感じます。

 元の線が見えると興醒めなので、完全に覆い隠せるメタリックマーカーを画材としています。

 出来上がりはさほど特色のない作品ですが、円窓内は輪郭線に従って切り出せば1片の剪紙になるハズ……!

 塗る過程そのものが楽しいページでした♬


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画材:油性色鉛筆、ドローイングペン.
出典:『ぬりえBOOK 世界のデザイン帖』27ページ。
題名:「モスクのステンドグラス(イラン)」.

 線画は特定のモスクのステンドグラスではないようなので、制作開始時に実在のモスクの画像を何枚か見てイメージを固めました。

 そのつもりだったのですが、いまひとつ有り難味に欠けてしまう出来上がり^_^;。

 もう少し勉強が必要だったかな、というのが完成直後の感想でした。

 

 最近暖かい日が続いて制作意欲も増大してきたのに、意外と完成作品が少なくて「あれェ?」と拍子抜けしています。

 よく振り返ると、新しく手を着けた線画が多すぎて、塗り散らかしていました(^o^;。"やる気のある時あるある"なパターンですね。

 そういう訳で(?)、今回公開できる作品は以上です。

 ご覧いただき、ありがとうございました。

 それでは、また〜(^^)/