塗り絵をめぐる冒険

いち美術ファンによる、「目指せ、塗り絵上手!」な試行錯誤あれこれ。まったり気ままな塗り絵ブログ。

【雑談】近況報告:旅行中です。

 こんばんは、風雅です。

 

 更新に間が空いてすみません💦。

 実は、一昨日から岐阜県南東部に滞在し、周辺を観光中です。

 馬籠宿等の中山道の宿場町と、付近の城跡巡りを主にしております。

 一昨日は苗木城、昨日は岩村城☟という城跡

を見学し、本日は木曽川景勝地恵那峡で遊覧船に乗ってきました。

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 城攻めの旅から戻ったら、またお絵描き・塗り絵の報告もできるかと思います。

 

 紙媒体で情報が得にくい地域ということもあり、見聞録も書きたいと考えています。

 

 以上、取り急ぎの近況報告でした。

 それでは、また〜(^^)/

【制作の記録】乙女と東京駅と木蓮の花。〜「花咲く未知へ」〜

 こんばんは〜、風雅です(^^)/。

 本記事では、先日完成した「花咲く未知へ」制作について記します。

 今回の制作は、全体構成が最大のポイントであった為、この点に焦点を搾りました。

 「あまり単純でない構図の線画を、どう塗り絵として組み立てていくか」という実践レポートとして読んで頂ければ嬉しいです。

 

 まずは完成形をご覧下さい☟。

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画材:油性色鉛筆、ボールペン、ドローイングペン。

出典:加藤 美紀『大人の塗り絵プレミアム 着物姿の乙女たち』(2020年、河出書房新社)。

 見ての通り、木蓮の咲く中、着物姿の乙女が東京駅を背に佇む姿を描いた図です。

 画面左上端の天体は皆既日蝕の瞬間の太陽で、原画手本にはなく、自分で描き込みました。夜景のように空が暗い色をしていますけれども、昼間の情景として塗りました。

 

■全力で塗ると無惨になる線画

 制作に着手する前に、まずは線画をじっくりと見渡しました。

 

 この線画の中心的なモチーフは、手前から、木蓮、乙女、東京駅の3種類です。その三者がそのまま、構図の上では前景、中景、後景を形成しています。

 最も中心的な存在が乙女だということは、画面のほぼ中央にいる事実からも自然と伝わってきます。

 人物の背後に建物が描かれているのはさほど珍しくもないこととしても、手前に幾つもの木蓮の花が大きく描かれ、"何もない部分"が殆どない構図にはうろたえました💦。

「全力で塗ると何もかもが目立ち過ぎ、乙女が霞んで崩壊する…(゚A゚;)ゴクリ」

との予感がしたのです。

 そんな悲しい出来上がりを回避すべく、配色の構想を練ることにしました。

 ポイントは、奥行き感とモチーフ相互の距離感を確保すること。

 同時に、自分の好みとして綺麗な色で塗りたいという希望も外せません。

 

■配色の構想

 最初に駅舎を寒色にしようと考えました。

 配色本のコラムで学んだのですが、寒色は本質的に"沈む色"だと言います。同じ大きさをした暖色と寒色の図形を等距離に置いた場合、寒色のほうが小さく、遠く感じられるということです。

 駅舎をより遠くにあるように見せたくての寒色で、東京駅に纏わせてみたい色として、青系統にすると決めました。

 

 次に、皆既日蝕の設定を考えました。

 ドラマチックな情景を作ること、駅舎が青く見えても自然な理由を付けること、奥行き感を出すことの3点が狙いでした。

 奥行き感について補足すると、鑑賞者の視点を画面の奥に引き込む存在があれば、より奥行き感を感じやすくなると考えています。

 私自身が閉所恐怖症の傾向があり、視線の抜け所がない絵に息苦しさを覚えるので、奥行き感は重要なポイントでした^_^;。

 

 日蝕の設定は、コロナへの連想を喚起しました。

 日蝕の際、太陽の外縁にはコロナというガスの層を見ることができます。

 太陽のコロナもウィルスのコロナも語源がラテン語のcorona(意味:「花冠」、「冠」)にあることから、皆既日蝕がコロナウィルスのイメージと強く結びつきました。

 同時に、日常でないような日常を送る昨今の時勢は、常の昼間よりずっと暗い皆既日蝕の昼間のようなものに思われてきます。

 この辺りで、「象徴的な意味合いをもたせた作品として描こう」と考えました。

 コロナウィルスゆえに薄闇のような日々でも、人間は希望や慰めを心にかけながら、先へ進もうとしているーー2020年の私たちはそうした状態なのだという認識を、この画面に描き留めたいと思ったのです。

 これは自己満足レベルの意義づけに過ぎませんが、こういう動機があると作品に愛着が湧くので、投げ出したくなった時に抑止効果があります(笑)。

 

 モチーフに意味をもたせると俄然連想が進み、暗い真昼にほんのり光る木蓮の花は、希望や慰めを表せるのではないかと思えてきました。

 となれば、木蓮の花びらの色は、灯りを連想させる白か黄色の2択になります。

 この2色を比較検討すると、黄色のほうが背景の青とより強い対照効果が望めること、木蓮の色としてあまり一般的でなく新鮮味があることから、黄色に軍配が上がりました。

 

 木蓮と乙女はくっきりと区別を付けたかった為、乙女の着物に赤紫色を使うことを決めました。

 黄色と赤紫色ならば色相が違い過ぎて、木蓮と乙女が同化して見えはするまい、との魂胆です。

 模様が大きいのでそこに赤紫色を使い、地色はソーダ色にしました。

 赤紫色とソーダ色の組み合わせが好きで選んでいますが、理屈の上からも

ソーダ色は木蓮と同化しないからOK」

と裏付けは取っています。

 

■各部の塗り方

 前章の通りざっと配色を決めたところで、色鉛筆で塗り始めました。

 

 後景にあたる駅舎や蒸気機関車、空については、筆跡が目立たないよう、出来る限り滑らかにサラサラと塗ることを心がけました。

 と言っても私は筆圧が強く、サラサラと塗り始めても気が付くと力が入っている事もしばしば…💦。

 なお、大人の塗り絵シリーズを塗る場合、消しゴムでもスッキリと消せない紙である為、大幅な間違いや不自然なスジが入らない限り、原則的に塗り直しはしません…^_^;。

 

 乙女は、肌は滑らかにサラサラと塗りましたが、髪の毛と着物は質量感を意識して濃く塗り重ねました。

 着物の薔薇模様は、2色芯のデュアルカラー色鉛筆の紫色に、単色の赤紫色を部分的に重ねる形で描いています。

「モダンな雰囲気に塗れたかも〜♫」

と、一人悦に入りました(*^^*)。

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 また、帯の中心にある模様はデュアルカラー色鉛筆を数本使って塗ったものです。

 原画手本では恐らく蓮の花かと思われますが、拙作ではモダンアート風の謎模様になりました(^o^;。

 着色が終わった後で、乙女の輪郭を際立たせる為に、0.1㎜幅の黒いドローイングペンで輪郭線をなぞりました

 

 木蓮は、乙女より手前に位置するものの、主役になってはならないモチーフです。

 花も枝も写実性にこだわらず、やや平べったく塗りました。

 念頭にあったのは、花ごしに人物を撮った写真で、ピントが人物に当たっている為に、近くにあるのにぼけて写る花です。

 そういった写真では、カメラから近距離のモチーフが、被写体を飾る一種のフレームとして活用されている訳です。

 この線画の木蓮も、そのように位置づけるのが適当な気がしました。

 なお、原画手本でも線画でも木蓮の輪郭は太く描かれています。

 拙作ではこの木蓮の輪郭線を0.3㎜幅の黒いドローイングペンでなぞりました。

 

■終わりに

 今回の配色構想は、感覚や好みで使用する色の候補を挙げ、理屈も参考にして取捨選択するという方法によるものでした。

 自分で見る限り画面に息苦しさを感じないことから、この構成の面では、それなりにうまくいった気がしました。

 

 着色する前に作品全体の配色を決めた場合、どうしても"見込み違い"をして塗り始めてから大きく行き詰まる危険性があります。

 配色の段階で感覚と理屈を併用することで、大きな"見込み違い"が回避できるのではないか。今回の経験からそのような手応えを感じました。

 

 以上「花咲く未知へ」制作のポイントを述べて参りました。

 ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました。

 それでは、また〜(^^)/

 

【追記】

 資料画像の整理が追い付かず、文字だらけでの投稿となってすみません💦。

 画材や使用色の情報は、順次本文に加筆する形で載せる予定ですm(_ _;)m

 

 

10月半ばの塗り絵。

 こんばんは〜、風雅です(^^)/。

 10月も折り返し地点を過ぎましたね。

 日に日に気温が下がっていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?

 

 月末にハロウィンを控え、ようやくハロウィン塗り絵が1点完成しました☟:

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画材:油性色鉛筆、サインペン、ボールペン。

出典:『世界の美しい文様ぬり絵 アラベスク文様』。

 アラベスク文様をハロウィンカラーで塗ったものです。

 紫と橙はなかなか強烈な組み合わせなので、クッションとする意図で薄紫を混ぜ込みんで制作しました。

 

 月例ミッションの"月イチ天平文様"も先週半ばに完成しました。

 デュアルメタリックボールペンに親しむのとキラキラ療法を兼ねて、今回はギランギランの"メタリック正倉院"。

 線画は、螺鈿細工の施された箱のデザインでした☟:

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画材:ボールペン、メタリックマーカー。

出典:藤野 千代『ぬりえ天平文様 うたかた』。

題名:「螺鈿箱(らでんのはこ)」。

 

 キラキラ療法による作品がもう1点。こちらは久々の『インド文様』です☟:

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画材:ボールペン、サインペン、メタリックマーカー。

出典:『インド文様とペイズリーのぬり絵ブック』。

 インドの歴史や文化にはまるで疎い為、どういう由来の文様なのか分かりません^_^;。

 水平に文様を展開していることから、寺院か宮殿といった建物の装飾か、宗教的な祭壇の装飾にありそう、と感じてはいますが💦。

 なお、制作中に天地が分からなくなり、Instagramで同じページの作例を探して確認しました……。

 

 最後に、着物乙女の塗り絵本より「花咲く未知へ」が完成しました。

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画材:油性色鉛筆、ボールペン、ドローイングペン。

出典:『大人の塗り絵プレミアム 着物姿の乙女たち』。

 この作品については、後日別の記事でポイントをまとめる予定です。

 ひとまず完成のご報告ができて、胸を撫でおろしています(^^)。

 

 以上、塗り絵の近作を並べて参りました。

 ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました。

 それでは、また〜(^^)/。

【画材】文様塗り絵でキラキラ療法♫〜デュアルメタリックボールペン〜

 こんばんは(^o^)。

 

 最近、文様系塗り絵でメタリック系の画材を使う頻度が高くなりました。 

 私は手持ちの画材では主に油性色鉛筆、顔彩、メタリックマーカー、ボールペンで"キラキラ系"を使っていますが、このところの贔屓筋は「Hybrid デュアルメタリック」(ぺんてる)です。

 使用頻度が上がったことで何本か立て続けに使い終わり、つい先日、14本セットで買い足しました。

 うち7本は新色です。

 セットの中身は、旧来のラインナップのうち7本と新色の"ニュアンスカラー"7 本に、塗り絵ができるカードが2種類、色違いで4枚ずつ付いていました。

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 気になる色味は下の画像をご参照ください。"星"部分に14色を塗ってみました☟: 
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 上の2段が新色、下の2段が従来ある7色です。

 旧来のゴールド、シルバー、ピンクを除くと、インクの色とラメの色が異なる為、見る角度によって見え方が変わります。

 新色の"ニュアンスカラー"は、いずれもパステル系というか淡い色味で、従来のラインナップにも増して捉えどころがない印象でした。塗り絵での活用法については気長に研究していこうと思います。

 上に述べたセットを買う前のことですが、“Greek Mandalas Coloring Book”からデュアルメタリックボールペンと色鉛筆を使って1点仕上げました☟。

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画材:ボールペン、油性色鉛筆、サインペン.

 斜め下から見上げると、少し見え方が変わります☟。

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 私には珍しく、マンダラの内側に白い部分を残さずに塗り尽くしました。

 あまりギリシャらしい印象はありませんが、配色的には何とかまとまったかと思います。

 

 他の近作では、ケルト風マンダラの塗り絵本の扉ページでも多用しました☟:
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画材:ボールペン、サインペン。

 このマンダラの直径は9.4㎜前後。

 この細かさでデュアルメタリックを何色も隣合せに配すと輪郭の印象が若干ぼやけるのを、実地で学びました^_^;。

 細かい絵柄でメタリック系の画材を使う場合、非メタリック系の画材を要所要所に併用したほうがメリハリがつくかもしれません。

 

 以上、「Hybrid デュアルメタリック」を増やしました、というご報告でした。

 それではまた〜(^^)/。

【月例】グレースケールの貴婦人と猫。

 こんばんは〜。風雅です。

 先週末、10月の"月イチ・ビクトリアン"が完成しました(^^)。

 この月例ミッションでは、Alena Lazareva氏の グレースケール塗り絵:"Victorian Coloring Book" ☟を塗っています。
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 今回は、人物の他に室内風景も描かれているグレースケールを塗りました。

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画材:油性色鉛筆、ボールペン。

出典:Lazareva, Alena "Victorian Coloring Book."

 

「部屋は落ち着いた雰囲気に抑えよう!」

と思い、内装を彩度がやや低い中間色にしたところ、公立病院の応接室のようになってしまいました^_^;。

 ビクトリア時代の家具の優品は、落ち着いた色でも格調があるものですが、この作品の調度類では品格が足りない気がします…💦。

 

 調度と対照的に、人物は思いきり目立つ色でこってり塗りました。

 ドレスや帽子の生地は、プリズマカラーやアーチストカラーなどの軟らかい色鉛筆で下塗りした後に、異なる銘柄の硬い色鉛筆で塗り込んでいます。

  

 この貴婦人を塗っていく過程で、グレースケールの人物は、指先や顔の各部、帽子のコサージュなど、細かい部位が難しいのだと感じられてきました。

 黒い描線による線画に比べて、細かい部分が曖昧に見える気がします。

 本作品でも貴婦人の指先や帽子の飾りの輪郭が、分かりにくいかもしれません💦。

 今回は問題点を自覚しただけで終わってしまったので、次回はもう少し工夫したいと思います。

 

 以上、月例ミッションの報告でした。

 それでは、また〜(^^)/。

お絵描き月間の始まりと9月の宿題。

 こんにちは〜。

 月が改まって10月となりましたね。 

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 10/1が中秋の名月とあって、この上なく優雅に、風流な1ヶ月のスタートを切った方も多かったかと思います。

 かくいう自分はと言えば、月イチの課題が捗らず、あまり優雅でない月末月初を過ごしました💦。

 特に、お月見の塗り絵を1点も塗れなかったのは痛恨…(TдT)。

 次の十三夜にはぜひリベンジしたい!

 ついでにハロウィン塗り絵も頑張りたい!

 自分の誕生日の記念になる作品を制作したい!

 そしてお絵描き月間を完走したい!

 こんなふうに、様々な野望を膨らませております。

 

 そう、10月と言えばインクドーバー

 お題に従って制作する方も多いようですが、風雅は描きたいものを好きな画材で描くスタイルでゆるーく参加します。

 

 初日の10/1は、勾玉を描きました♫。 

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画材:水彩色鉛筆。

 水彩色鉛筆ながら、水筆で溶かす必要性を感じなくなったので、ドライで描くに留めてしまいました。

 画材の色自体は、水筆を使った時のほうが綺麗だと思うのですが…時にはこういうこともあるのでしょう。

 ちなみに、この勾玉という画題。

 案外、輪郭を描き写すのに苦戦しました。

 というのも、どこにも無理がない、伸びやかな曲線で出来ているのです。

 古代人の美意識も侮れないな、と感動しました(^^)。

 

 10/2にはUSBメモリを描きました。

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画材:油性色鉛筆。

 真ん中が凹んで見えることに、翌朝になって気が付きました(^o^;。

 

 10/3には、下の香袋を描きました☟。 
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画材:万年筆。

 形を捉えることを優先したかったので、鈴や模様は適当に省いています。

 

 ご覧のようにかなりゆるい姿勢のインクトーバーですが、出来や完成度はどうあれ、何か1つでも描けばお絵描きの経験値になるので、31日間頑張りたいと思います(^^ゞ。

 

 塗り絵については、9月の"宿題"から語らねばなりません…💦。

 "月イチ天平文様"が、何と9月中に仕上がりませんでした(^o^;。

 8月に始めたばかりで早くも暗礁…(苦笑)。

 今回の作品は「花氈(かせん)」です☟:

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画材:油性色鉛筆、サインペン。

出典:藤野 千代『ぬりえ天平文様 うたかた』。

 制作にあたり、桜井輝子氏の配色本:『配色アイデア手帖』(2017年、SBクリエイティブ)202-3ページより「秋の風物」なる配色案を借りてみました。

「制作時間短縮に役立つかなぁ」

という期待で拝借したものの、結論から言うと、あまり時間短縮になりませんでした。

 同書では「秋の風物」を表す色として9色が提示されていますが、著者が各色を推す考え方を辿ろうとする為か、余計に時間と気力を取られた気がします…💦。

 また、その9色を線画の中にどう配置していくかは、いつもと同じように自分で按配するしかありません。

 という訳で、配色本がこのページを9月中に仕上げる為の最終兵器とはなりませんでしたが、人の考え方を辿ったり類推したりすることで、非常に勉強になりました。

 いずれ配色本の効果的な使い方については研究してみたいものです。どんなアプローチがいいか、気長に考えます。

 

 他に1点、マンダラを塗り上げました☟:

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画材:油性色鉛筆、サインペン、ボールペン。

出典:"Snowflake Mandalas Coloring Book."

配色テーマ:「ステンドグラスと松葉に降る雪」。

 久しぶりの雪の結晶マンダラです❆。

 そろそろ富士山に初雪が降る頃かな、と9月下旬に塗り始めました。その翌日に初冠雪の報が入り、偶然ながらいいタイミングとなりました(^^)v。

 

 ところで、最近本筋で塗っているものを紹介していませんでした。

 まだ途中経過ですが、ご覧下さい☟:

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出典:加藤 美紀『大人の塗り絵Premium 着物姿の乙女たち』(2020年、河出書房新社)。

 「花咲く未知へ」という題名のページで、油性色鉛筆で塗り進めています。

 Instagramの友達と"パラレル塗り絵"をしておりますが、ブログに載せてもいいと言って貰えましたので、カラーで載せました。

 人物の背後に東京駅丸ノ内駅舎がドーンと控えています。これが難物です。

 何が悩ましいかと言えば、この建物は画像を見ずには塗れないこと。

 GoogleInstagramで探すとわんさか画像が出てくるのですが、この素敵な駅舎はホテルになっているのですよ……。

 いわゆるステーションホテル(station hotel)というものです。

 かつて誰かのイギリス旅行記でこの種の、駅舎の中のホテルに泊まった体験を読んだことがあり、ステーションホテルに何となくロマンティックな幻想があります。

 しかも、大好物の近代建築♡。

 日帰り圏の丸ノ内に泊まりがけで行く用事が何もないので現実的ではありませんが、何とも悩ましい線画があったものです(^o^;。

 制作に関して言えば(というか、こちらが本論…💧)、木蓮、人物、背景の塗り加減の調整が最も難しい点かもしれません💦。

 それぞれの間にある距離感をどう表現するか、という課題は各部を塗りながら考え続けています。

 

 以上、バタバタな月末月初の活動について記してまいりました。

 ここまで読んで頂き、ありがとうございます。

 よかったらまたお付き合いください。

 それでは、また〜(^^)/

"Celtic Mandalas Coloring Book" 完成作品ギャラリー③

 こんにちは。

 ケルト風マンダラの塗り絵本:"Celtic Mandalas Coloring Book"のギャラリー第3弾をお届けします。

 2020年8月から9月にかけて制作した作品(合計10点)を集めました。

 

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画材:油性色鉛筆、ボールペン。


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画材:油性色鉛筆、ボールペン。


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画材:油性色鉛筆、ボールペン、サインペン。


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画材:油性色鉛筆、サインペン、ボールペン。

配色テーマ:「夜闇に光り輝くもの」。


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画材:油性色鉛筆、ボールペン。

配色テーマ:「回路」。


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画材:油性色鉛筆、ボールペン。

配色テーマ:「アイルランド」。


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画材:油性色鉛筆、ボールペン、サインペン。


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画材:ボールペン、油性色鉛筆。


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画材:油性色鉛筆、ボールペン、サインペン。

配色テーマ:「明るい色の魔物」。


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画材:油性色鉛筆、ボールペン、サインペン。

 

 こうして並べてみると、ここ2ヶ月間

ケルト風マンダラでどうやって暖色を活用するか?」

と模索していたのかな、と思われました。

 ご覧頂き、ありがとうございました(^^)/。

初秋の塗り絵とお絵描き。

 こんばんは(^^)。

 ここのところ東京は程よく気温が下がり、かと言って寒くもなく、過ごしやすい日々が続いています。

 今日はまったり活動報告♫。

 シルバーウィーク明けから週末にかけての数日間の作品3点を掲載します。

 

 一番手は静物のスケッチです。 

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線描:万年筆。

着色:油性色鉛筆(主に「色辞典」)。

 

 手持ちの万年筆インクの瓶を目の前に置いて描きました(実物のラベル部分は、紫地に"LAVENDER BLACK"と印字されていますが、割愛しています)。

 万年筆で描線を描いたのは久しぶりです。

 瓶の輪郭が歪んでしまったのですが、色鉛筆で塗る際に濃く影をつけたところ、多少の補正ができることが分かりました( ´∀`)

 10月はインクトーバーで連日お絵描きをする予定なので、9月のうちにちょっと練習してみました。

 

 残る2点は、文様系の塗り絵です。

 1つは"Vive Le Color! Arabia" より、ペンのみで塗りました☟:

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画材:ボールペン、サインペン。

 ボールペンはメタリック系のみです。

 疲れて帰ってきた日、キラキラ光るインクで無心に手を動かしていると、気持ちが落ち着きませんか?

 キラキラしたものを眺めて心を和ませる人はそれなりに多いと思うのですが、私はこれを勝手に"キラキラ療法"と呼んでいます。

 本作品はまさにキラキラ療法の産物で、単純に楽しんで塗りました(^^)。

 

 もう1つの作品はケルト風マンダラです。

 ケルト風マンダラの月に4枚というノルマ、今月は達成を危ぶんでおりましたが、本作品を以て無事完遂となりました☟:

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画材:油性色鉛筆、ボールペン、サインペン。

 メインモチーフは天使です……一応💧。

 真ん中分けにした○スカ大佐に見えますが、元の線画では眼が描かれており、サングラスは自分で描き込みました。

 実は、私は天使の図像が苦手です💦。

 特にキリスト教イスラム教関連の古い図像は、表情が硬直している為か、見た瞬間に拒否反応が出ます。

 制作中に我慢ができなくなり、硬直した表情の代名詞とも言える眼を隠すことにしました。

 この措置で、天使のモチーフへの嫌悪感が和らぎました。

 ただ、洞窟壁画や古写本のような趣を目指して配色していたので、思いきりミスマッチになっているかもしれません(^o^;。

 

 今回は以上です。

 お付き合い頂き、ありがとうございました〜(^^)/

シルバーウィークの塗り絵。

 こんばんは、風雅です。

 連休明けに台風接近もあって、今日はダルい一日でした…💦。

 今度の台風12号はどこにも大きな被害をもたらさずに去ってくれるといいな、と切に思います。

 

 さて、シルバーウィークの活動報告をさせて下さい。

 初日の午後から3日半、自宅周辺で趣味に勤しんだ結果、文様系の塗り絵3点が完成に至りました(^^)。

 

 初日はギリシャ風マンダラでした☟:

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画材:油性色鉛筆、サインペン、ボールペン。

出典:"Greek Mandalas Coloring Book."

 特に何かを意識せず気ままに塗ったものです。

 赤系と青系の色がメインで、暖気と冷気が入り混じる当今の気候が何となく反映された気がします(^o^;。

 

 2点めはケルト風マンダラでした☟:

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画材:油性色鉛筆、ボールペン、サインペン。

出典:"Celtic Mandalas Coloring Book."

 やや禍々しげな生命感を感じさせる線画です。

 本にこの線画の着色見本が載っており、それが暗い緑色を基調としていた為、その向こうを張って(!?)、"明るい色の魔物"のイメージで塗り始めました。

 ところが、黄色やエメラルドグリーンといった明るい色の効果か、魔物に付き物の妖しい気配が霧散してしまったようです…💦。

 出来上がってみると、熱帯に棲む爬虫類の色のような印象を受けました^_^;。

 魔物は一日にしてならず…。

 また精進します(^^ゞ

 

 最終日:9/22の成果は、タイル図案の塗り絵本:"Elegant Tile Designs Coloring Book"の扉ページでした☟。

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画材:油性色鉛筆、ボールペン、サインペン。

出典:"Elegant Tile Designs Coloring Book."

 短くなった色鉛筆のトレーから眼に留まった色を使っていく方式で配色しました。

 色鉛筆だけでなくサインペンやボールペンも、インクが残り少なくなったものを使っています。

 つまり"大人の事情"含みの配色という訳ですが、こういう試みも偶に行う分には楽しめます(^O^)v。

 なお、四隅の鳥たちは顔があまり可愛くなかった為、黒いシルエットにしました。

 

 上の塗り絵3点の他、珍しく色見本を作りました。

 何の色見本かと言えば、IRJ36こと色辞典36色セレクトセットです。

 色鉛筆で塗れば解説つきのカラーチャートになる紙が、このセットには元々含まれていました(用意周到!)。

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 塗る箇所は直径1cmほどの円形×36個。

 単純作業が苦手な風雅でも、飽きて投げ出す前に終わりましたε-(´∀`*)ホッ

 さてしかし、この色見本は役に立つのでしょうかね……?

 手に届きやすい場所に置いてみて、色見本があるとどれだけ使うものか、数ヶ月単位で注視してみようかと思います。

 

 以上、シルバーウィークの成果について記しました。

 それでは、今夜はこの辺りで(^o^)丿

 

シルバーウィーク直前の塗り絵。

 こんばんは。

 

 9/17夜、ケルト風マンダラが1点完成しました。

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画材:ボールペン、油性色鉛筆。

出典:"Celtic Mandalas Coloring Book."

 

 特にテーマはありません。

 青×ピンクの2色を思いきり楽しんでいるうちに、ご覧のような配色になりました。

 本作品では、デュアルメタリックというラメ系ボールペンが大活躍でした。

 

 そういえば、来月半ばに"Celtic Mandalas Coloring Book" の著者:Cari Buziak氏の新刊が出るようです。

 9/20時点での情報では、"Celtic Fantagy Coloring Book"という題名で告知されていました。

 実は、この本を注文するか、悩み中です。

 ケルト系の文様に更に深入りしたい気持ちと、別なテーマに傾注したい気持ちとが同じ位の強さで存在しておりまして💦。

 もう暫く考えたいと思います^^;。

 

 シルバーウィーク中の成果については、また後日の記事でまとめる予定です。

 それでは、また。