塗り絵をめぐる冒険

いち美術ファンによる、「目指せ、塗り絵上手!」な試行錯誤あれこれ。まったり気ままな塗り絵ブログ。

フランス見聞録 その2〜9/14 パリ街歩き編〜

 こんばんは♡

 本稿はフランス見聞録の第二弾:9/14パリ街歩き編です。

 

 なお、旅行記はいつもより執筆に時間がかかる為、6割程出来上がったところでひとまず公開する方針にしました。

 公開後も少しずつ加筆・修正します。

 その為、初読時は物足りないかもしれません。

 関心がある方は、後日読み直してみると内容が増えているかもしれませんので、よかったらお試し下さい。

 遅筆で本当にすみません…💦

 

■9/14

 パリで迎える初めての朝、ホテルの窓から見えた近くのカフェ Cour de Romeで朝食を摂りました。

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 窓際の席にて、朝食セット。

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 クロワッサンが美味しい!!

 オレンジジュースも脚の高いグラスに入っているだけで、ちょっと豪華に見えます♡

 このカフェはサン・ラザール駅の向かいにあり、ワタクシと妹は食後にそのまま地下鉄に乗ってルーヴル美術館に向かいました。

 

 街歩きの日なので、地下鉄は1日乗車券を買い求めました。

 地下鉄のホームはこんな様子です☟。
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 次とその次の電車が何分後に到着する見込みかが表示されており、便利です。

 事前に買っておいたルーヴル美術館の入場券は、9/14 10:30の日時指定付きのものでした。現地事情や慣習が分からない為、時間に余裕をもたせて出発したところ、思いのほか順調で10時頃に着きました。

 地下鉄から地上に出ると、宮殿がありました。

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 ルーヴル美術館は、元は宮殿だった建物が転用された為、外観がとても豪華なのです。

 高く淡い青空には無数の飛行機雲が漂い、目の前には豪壮な宮殿建築があり、しかもその中身が美術館とくれば、テンションが急上昇は避けられません。

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 呆れる妹の眼差しを受け流しつつ、指定入場の列に並びます(このガラス製のピラミッドの真下がエントランスホールになっています☟)。

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 並ぶこと10分程度で館内に入れました。

 事前に打ち合わせた街歩き計画で、ルーヴル美術館見学は3時間程度。全館を観て回るには少な過ぎる為、涙を呑んで見学対象を絞ることにしました。

 『サモトラケのニケ』、『ミロのヴィーナス』、『モナ・リザ』そしてフランス絵画に狙いを定めたものの、展示場所があちこちに散らばっていたせいで結局『ミロのヴィーナス』を見逃しましたOrz.

 『モナ・リザ』の展示場所が館内配布のパンフと異なっているというハプニングにも見舞われました。ルネッサンス絵画の部屋にあると聞いて行ってみれば、別の棟に移されたという看板がその場に立っていたのです…💦

 風雅はダ・ヴィンチがあまり好きではないので諦めてもよかったのですが、妹が

「いや『モナ・リザ』は外せないっしょ」

と主張しました。京都へ旅して清水寺を素通りするようなものだと思ったのでしょう。

「このお上りさん根性はいっそ天晴れ」 

と感じ入り、件の棟の入り口に向かうと、そこには『モナ・リザ』を見る為の行列が出来ていました。この行列が展示室に至る廊下とエスカレーターを占めている為、係員が通行を整理しています。

 こうした紆余曲折を経て『モナ・リザ』に対面した訳ですが、やはり風雅の好みには合わない作品でした。

 ただ、只ならぬ名画だとは感じます。

 というのも、展示室に入って遠目で見た瞬間に否応なく目が吸い寄せられるのです。この半端でない"名画オーラ"を感じ、時間を割いて見るだけの収穫はあったと思いました。

 妹のお上りさん根性に感謝です(^^)

 

 展示室の見学後、美術館内の軽食コーナーで昼食を摂りました。

 パリジャンふうにフランスパンに具を挟んだサンドイッチと炭酸入りのレモン水で、言ってみればごく適当なのですが、パンが美味しいので格好が付きます。

 エントランスホールの喧騒を眺めながらというのも味があって、楽しいひと時でした。

 

 美術館のお土産物屋に立ち寄り、お買い物。展示品の絵葉書とA4大の書類ケースを買いました。

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 彼氏のお土産になる可愛いぬいぐるみを探す私に妹がニヤニヤと

「お姉ちゃん、あれどう?」

と薦めたのは、古代エジプトのアヌビスをモデルにした黒い犬のぬいぐるみ……。微塵も可愛くないので、全力で却下しました。

 

 その後で地下鉄に乗り、シャンゼリゼ通りの真下にあるジョルジュサンク駅で下車。

 目指すは通りの奥にそびえる凱旋門です。f:id:white_fuga:20191002131725j:image

 シャンゼリゼ通りの両脇をキョロキョロ見るヒマはありませんでした(^o^; 結構な人出がある為、そんなことをしていたら確実に誰かにぶつかっていたでしょう。

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 この巨大な白い石の門は、なんと屋上に登れるようになっています。

 風雅も登りましたーー螺旋階段で。

 狭くて急な螺旋階段を休みなく登らされる構造の為、これは結構な試練でした💦

 筋肉痛を確信しながら登っていくと、やがて小さな展示ホールに出ました。外から見るとアーチのすぐ上の空間に位置するかと思います。

 更にまた少し階段を登り、やっと屋上に辿り着きました。

 そこからの眺めは、上々でした。f:id:white_fuga:20191002191547j:image

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凱旋門は、大通りが交錯する広場の中央に立っている為、1周すれば360度遠望できるのです。

 そうして見渡すと、パリの周囲には広大な平原が続いていることが実感できました。

「大陸だなぁ」

大雑把な感想が浮かんできます。

 妹は、建物でびっしりと埋め尽くされた街並みが強く印象に残ったようでした。言われてみれば、『立錐の余地なく』という表現がぴったりの市街でした。

 もう1基の螺旋階段を通って地上に戻ると、当初計画にあったトロカデロ公園からのエッフェル塔見物は断念せざるを得ませんでした。

「来週の土曜に行こうよ」

と話し合いながら、地下鉄の6号線に乗ってサンジェルマン・デ・プレ方面へ向かいました。

 その駅近くのカフェで、父母と16時に待ち合わせていたのです。ほぼ定刻に到着すると、両親は既に席に着いていました。

 この『フロール』という店で、ケーキを食べました。

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 結構な味ですが、この日は暑くてケーキを楽しむ気候ではなかったかもしれません。

 美味しいケーキが好きでも有名店に興味がない為か、混み合っていて落ち着かない気持ちになりました。

「帰りにスーパーに寄らなければね」

と家族が夕食の調達を相談し始めたので、慌ててサンジェルマン・デ・プレ教会見学を捩じ込みました。

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 飾り気の少ない石造建築の外観に、心が落ち着きます。

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ステンドグラスも綺麗でした。

 

 4人でスーパーに行き、買い物をしてから地下鉄に乗ってサンラザール駅へ戻ります。

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 徒歩3分程のホテルに戻ってすぐに、持参のエアーサロンパスをふくらはぎにスプレーしたものの、足の疲れからすると数日間筋肉痛に悩まされる予感がしました。

 

 以上が、初日のパリ観光の顛末でした。

 9/15はパリからロワール河沿いの古城巡りに出かけます。

 よかったらまたお付き合いください(^^)/

塗りかけ卒業キャンペーン2019 総括編

 こんばんは♫

 旅行が終わってから早くも1週が経ちましたが、未だ時差ボケで夜によく寝付けない日々を送っています。

 その影響か、調子が上がらないなと感じつつ、9/25から塗り絵を再開しました。

 

■再開後の成果

 再開時は、本筋不在かつ塗りかけ卒業キャンペーン実施中だったので、ベタ塗りメインで気楽に塗っていました。

 まず、洋書の"Arabic Floral Patterns Coloringbook"から3点完成しました。


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27ページ。

画材:油性色鉛筆。


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25ページ。

画材:油性色鉛筆、顔彩。

 

 この2つは賑やかな多色の画面ですね。

「こんな色使いをしたくなるなんて…」

と自分でも戸惑いつつ、結局、安定の"冒険"志向で突き進みました(^^)v

 27ページのほうは、『特定のイメージを持たせない配色』をキーワードとしました。

 一般に美的な配色といえば、特定の事物や現象を想起させるように行うものですが、自分の蓄積された様々なイメージや先入観に敢えて背を向けた時、何が出てくるのか、と思ったのです。

 頭を空っぽにして塗った結果、この『イメージ無し』の作品が出来上がりました。

 しかし、完成後に眺めると仄かに

「二昔前のパチンコ屋を思い出すなぁ」

と感じました。学生時代の住まいの最寄り駅周辺にパチンコ屋が多くて、強烈に賑やかで無秩序な色彩で佇んでいたのです。

 正直なところパチンコ屋は嫌いなので色彩感が似てると感じた時は、軽くショックを受けました(笑)。

 25ページのほうは熱帯植物園のイメージです。背景の大部分を青いパール顔彩で塗りました。ムアッとした空気を表したつもりでした(※自己満足)。

 上2点の他に、23ページも完成しました。

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画材:油性色鉛筆。

 こちらは『紫の分解』をテーマとした色遊びの産物です。紫色を構成する青と赤の系統を主に使ってみました。

 アクセントに黄色と金色を足しています。

 奇天烈な多色使いが続いた為、気分転換に穏当な配色をしてみました(^^)。

 

 アラベスク文様の他にも何点か塗りかけ作品を少しずつ進めましたが、完成したのは下の「アイリス」1点だけでした。f:id:white_fuga:20190930013050j:image

画材:油性色鉛筆。

出典:『心を整える花々のマンダラぬりえ』。

 昨年からダラダラ続けてきた作品だったので、ようやく卒業できてよかったです。

 

■塗りかけ卒業キャンペーン総括

 今回の塗りかけ卒業キャンペーンは、予定通り9/30で終了としました。

 期間中に洋書のアラベスク文様を集中的に進めてコンプしたかったのですが、あと3ページ残ってしまいました。

 点数については25点を目指した結果が11点止まり。旅行に行ったり時差ボケに振り回されたりしたので、妥当な数字かと思います。

 昨年から塗っているものがあまりまとめきれなかった為、この秋に並行して進めることにしました。

 

■新作に着手

 と言いながら、キャンペーン明けの今日から早速新しいページに着手しています。

 

 実はつい数日前、小市民らしく増税前に本屋に駆け込み、塗り絵本を3冊買いました。

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 このうちEriyさんの『世界一周なぞり描き〜歴史を楽しむ旅〜』はなぞり描きの本ですが、風雅の用途は塗り絵です。描線が薄いセージ色なので「なぞらずに塗り込んでしまえば面白いかも」と期待して買いました♫

 今日の午後、この本の「ジャンヌ・ダルク」のページに手を着けました☟。

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 虫も殺せぬ可憐な雰囲気のジャンヌさん(笑)。

「本物は"天の声"を聞いて膠着状態の戦場に出てきた上、甲冑を身に着けて各地を駆け巡っていたのだから、狂気に近い純粋さと恵まれた体格を備えた女性だったのでは?」

 風雅が思い描くそんなジャンヌ・ダルク像とはかけ離れ過ぎていて、ギャップに苦笑しながら制作しています。

 きっと、こういう楽しみ方ができるのがこの本の特徴なのでしょうね(^^)

 

 以上、最近の塗り絵制作について、記して参りました。

 今日久しぶりに端座して人物を塗ったところ、要領を忘れかけているように感じた為、さしあたってジャンヌ・ダルクを塗りながらリハビリしようと思います(笑)。

 それでは、また〜(^^)/

フランス見聞録 その1〜旅行概要&9/13〜

 こんばんは(^o^)

 本記事を含め、数回に分けてフランスでの見聞録を綴りたいと思います。

 塗り絵・お絵描きブログで旅行記となると大幅な脱線になるかもしれませんが、よかったらお付き合い下さい(^^)/

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■旅行の概要

・✈出発日:2019/9/13 成田→パリ

・✈帰国日:2019/9/23 パリ→成田

・現地滞在時期:9/13夜〜9/22午前

・旅行目的:❀ 観光 ❀

・同行者:父、母、妹

・滞在地:パリ、ブロワ、ストラスブール

・旅行形態:個人旅行

 

 一言で説明すると、両親・妹と家族でフランス北部を観光してきた訳ですね。

 両親は老境にあり、父は杖など何かに縋らないと歩けません。しかし鉄道好きで地理には強いクチです。なお、フランス語と空気は読めません。

 母は若い頃から腰痛持ちで、出発前日まで

「調子が悪い…」

と寝込んでいましたが、ここ数年フランス語を習って実践の機会を窺っていました。地図と空気は読めません。

 妹はデジタル機器全般が得意な野生児である一方、ナビを任せるとほぼ迷子にさせられる"地図の読めない女"です。

 逆にワタクシはかなりアナログ寄りで計算が遅いのですが、方向感覚は割と良く、地図は読めるほう。空気は基本的に読みません。

 両親がスーツケースを持って長距離を何度も移動するのが難しい為、パリのターミナル駅近くに投宿し、手荷物だけの小旅行で各地に出かける形を取りました。

 

■9/13〜1日かけて成田からパリヘ移動〜

 今回、フランスに出入りする玄関口となったのは、パリのシャルル・ド・ゴール空港という巨大な国際空港です。

 往路復路とも、スカンジナビア航空(SAS)の乗継便を利用しました。

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 9/13、コペンハーゲン乗継でパリに到着した時は既に現地も夜。日本なら真夜中にあたる時間帯でした。

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 空港から市内に向かう高速道路がやたら混んでいるなと思ったら、

「今日は鉄道のストがあったんですよ」

と送迎車の運転手さんが教えてくれました。

 凱旋門の脇を進み、シャンゼリゼ通りを通ってサン・ラザール駅の方角ヘ。

 市内でスーパーに寄ってもらって適当に夕食と酒類を調達し、ホテルに向かいます。

 チェックインの際カウンターで、意気揚々と母がフランス語で話しかけたところ、さっぱり通じないばかりか、中国語と勘違いされるという残念な展開が待っていました(^_^;)

「いつも会話のレッスンで発音を注意されるの。私、落ちこぼれているのよ💦」

と事前に聞かされてはいたものの、まるで通じないとは想定外💧

「母のフランス語力はアテに出来なさそう」

と早々に見切りをつけたのは、ここだけの秘密です(笑)

 そんなハプニングを経つつ部屋に入った後、4人でパリ到達を乾杯し、ほぼ飲み会のような"夕食"を摂って早々に寝入りました。

 

■お絵描きも少しずつ…♫

 初日は、前日から実家に泊まり、千葉中央駅から高速バスで成田空港まで行きました。

 バスの出発時刻まで千葉中央駅STARBUCKSでまったり過ごしている間に、手元のカフェラテをスケッチしました。f:id:white_fuga:20190928195508j:image
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 注文品の受取時にお店の方に

「(旅行からの)お帰りですか?」

と訊かれたのは、今にして思えば、苦手な早起きでヒドい面相をしていたのかも…💦

 その時は、そんなことはつゆ思い至らず、高揚してこんなスケッチをしていました。

 画材はアーテレーズ色鉛筆のバーントシェナ1本で、日付を記した黒ボールペンとともにボディバッグのポケットに入れてきたものです。旅行中、この色鉛筆はスケッチに大活躍でした。

 

 以上、旅行概要と初日のことまで、本日はまとめてみました。

 よかったらまたお付き合いください。

 それでは、また〜(^^)/

【雑談】帰ってきました。

 こんばんは〜、風雅です。

 一昨日(9/23)フランスから東京に帰ってきました。道中大きな事件も怪我もなく、楽しい旅行でした。


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 色々観て周ってきたので記事にもまとめたいものですが、まずは時差ボケを脱出して社会生活に復帰するのが先決でしょうねー…💦

 

 さしあたり塗り絵関連のご報告をしますと。

 旅行中、パリ中心部の大型書店(サン・ラザール駅前のfnac)で大人の塗り絵本コーナーに行ってみました。

 大人の塗り絵を表す"コロリアージュ"という単語がフランス語に由来するくらいですからとても盛んなのかと思いきや、棚半分程度に収まっており、目新しい本もわずかでした。当地でもブームは収束してしまったのでしょうか…💦

 フランスでも『大人の塗り絵=アートセラピー』という図式が主流で、癒やし効果を訴える本が多いようです。一書店の品揃えを見ただけですが、そんな印象を受けました。

 また、日本よりも小型の本が多く見られました。

 ワタクシも、旅行の記念ということにして、1冊だけ買ってきました。f:id:white_fuga:20190925224824j:image

Cathy Delanssay氏の"Art therapie:Sirenes"という本で、さまざまな人魚の絵柄が載っています。

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 上のようにマトリョーシカスフィンクスの形態に収めていたりーー

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タロットカードやルネッサンス絵画ふうにしてみたりと、面白いアレンジが目白押しです。

 お値段は4.95€(1€=120円換算で594円)でした。この本、紙質や造りからすると、日本では1000円を割ることはないと思います。意外とリーズナブルなのかも?

 

 このfnacという書店は、日本のTSUTAYAみたいにカルチャー全般を手がけているようで、階下に文房具コーナーもありました。

 その一角で、面白いものを見つけました。すなわち、短冊状になった線画入りの紙片の束です。

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名付けるならば"塗れる栞"とでもなりましょうか?

  片面のみ線画が入り、50枚程度まとまって5.95€(1€=120円換算で714円)でした。

 日本では見かけないアイテムだったので、画像の2本を買ってきてしまいました。

 ちなみに、画材やペン類についてはイタリアやドイツの製品が多く、光るものは感じませんでした。

 ガラスケースを見ていて

「あら、素敵なレジンの万年筆♡」

と思ったらすかさず万年筆マニアの妹から

「それイタリア製だよ〜」

と指摘が(^o^;

『フランスの工業は微妙…』と伝え聞く通りの印象を抱きました。

 

 帰国のご挨拶のみのつもりが、少し長くなってしまいましたね。値段の話までしていて生臭く感じられたらご寛恕ください。

 

 取り急ぎ、今夜はここまで。

 またどうぞ遊びに来てください。

 それでは、また〜(^^)/

【雑談】明日から…

 こんばんは〜!

 このところ準備に四苦八苦していた旅行に、いよいよ明日出発します。

 行き先はフランス。

 ヨーロッパきっての文化大国なので、美術館やらお城やら色々見て回る予定です。

 自分の塗り絵やお絵描きにもいい刺激が得られるかな、とワクワクしています。

 

 ちなみに。

 先日塗りかけだった雪華模様のアラベスクは、無事完成しました♫

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 次の塗り絵の投稿は帰国後になるかと思いますが、現地で時間があればお絵描きの投稿が出来るかもしれません。

 それでは、行ってきます(^^ゞ

 

塗り絵という名のエスケープ。

 おはようございます♫
 引き続き旅行準備に追われて絶賛ストレス蓄積中の風雅です。
 本質的に買い物が苦手な人間の為、"選んで買う"という行為に物凄く気力を削られるのです。ーーと書くと
「ハイペースで増え続ける塗り絵本と画材は何なのよ?」
とツッコミが入るでしょうね(笑)。
 トキメキさえあれば買い物も苦痛から一転、楽しみに変わるのですよー。そういう訳で本屋も画材屋も何時間いても疲れません(*´σー`)エヘヘ
 今日この頃はつい、
「旅行用品も生活雑貨も洋服も本屋か画材屋で売ってくれないかなー」
等と埒もない妄想を膨らませてしまいます。

 こんな状況ゆえ、今や塗り絵は格好の逃避先と化しました…💦
 巧拙も完成度も二の次で、色彩というものの面白さや美しさに耽溺したくて塗り続けるのです。
 このところは"Arabic Floral Patterns Coloringbook" をメインに塗り進めています。塗りかけ卒業キャンペーンで本ごと卒業を目指しているので、お誂え向きかもしれませんね♫
 週末は2点が完成しました。

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画材:油性色鉛筆、ボールペン。


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画材:油性色鉛筆。

 2点ともいつものように"色遊び"のつもりで塗っていますが、後者は普段自分が合わせない色合いとなりました。
 どう配色したかと言うと、
『1つのパーツを塗る色の候補として2色を思い浮かべ、より『危うい』と思ったほうの色を塗る』
という方針を立て、いきあたりばったりにそれを繰り返しながら各パーツを塗っていったのです。
「このような塗り方をすれば、自然と斬新な色使いになるのでは?」
と目論んでの配色でした。
 結果的に、ともかく目新しい色合いにはなったものの、何とも言い難い作品に仕上がりました^_^;
 とりあえず、ミックス色鉛筆の隣のパーツに虹色鉛筆を使うのは悪手だった気がします…。

 さて、今朝は台風15号の影響で電車が運休し、出勤が遅れている為、思いがけず塗り絵をする時間ができました。
 現在制作中の作品は"Arabic Floral Patterns Coloringbook"の 22ページです☟。
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画材の主力は油性色鉛筆ですが、中央の雪の結晶形の一部は万年筆で塗りました。多少とも画面にメリハリが出来るといいな、と思っています。

 以上、近況報告でした。
 それでは、また〜(^^)/

【制作の記録】舞姫のアラベスク

 こんばんは〜。
 先週後半から無沙汰ですみません。
 土日で実家に帰ったり旅行の準備に手間取ったりであまり塗り絵に時間を割けない日々が続いています。

 週が明けてからも気忙しい為、この数日間は模様系の線画、とりわけアラベスク文様を中心に手がけています。
 昨日から今日にかけては、シルエット付きのアラベスク文様が1点塗り上がりました♫

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出典:"Arabic Floral Patterns Coloringbook" p.24.
画材:油性色鉛筆、油性ペン。

 久しぶりのシルエット塗りです。
 アラビアのダンサーが両手をVの字にした姿勢で旋回している姿を黒塗りで表してみました!
 アラベスク文様にアラビアの舞姫なんてベタ過ぎで、自分でも恥ずかしくもあるのですが……そうは言っても同一画面に閉じ込めてみたかったのです(*^^)v

 手順としては、最初に絵ハガキを見ながら型絵を制作しました☟。
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画材:顔彩。

 人体の丸みと躍動感を出しやすくなるかと思い、今回は絵筆を使って描いています。
 本来は輪郭が取れれば十分でしたが、楽しくて多少描き込んでしまいました♫

 上の下描きが乾いたところで、トレーシングペーパーに0.1mmの水性ペンで輪郭を写し取ります。
 アラビアのダンス衣装は腰の辺りに飾りがジャラジャラと付いているものが多いので、"らしさ"を出す為に飾りも描き加えました♫
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 そしてその輪郭線を線画に写します☟。
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 ひと通り写し終えた後、鉛筆の輪郭線を1mm程度のペンでなぞっておきました。
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 ここから文様部分の着色に取りかかります。
 今回は油性色鉛筆によるベタ塗りで色を着けました。
 折角なので目新しい色合いで…と思い、久野尚美『配色セレクトBOOK』の「カワセミの湖水」というトピックを参考にしています。
 文様部分の着色が終わった段階で、下のようになりました☟:
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 最後に、人物部分を油性ペンで塗り潰し、完成しました♫
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 今回は、凹凸のある人物のシルエットが描けたことで、とても楽しい制作過程となりました。
 問題は、シルエットだけ見た方にダンサーだと分かって頂けるかどうか…💧
 スカートが大きく翻っているので、アラビアのとは分からなくても踊っている様子だと察して頂けるかな〜とは期待しています💦
 なお、配色のカワセミ感はどこかへ飛び去ってしまった気がします。
 アラビアの舞姫とアジアの野鳥では、なかなかイメージが結びつきにくいですよね…。
 もっとも、色彩イメージは観る側の経験や好みにも左右されるものなので、カワセミに格別の思い入れや馴染みがある方には感じて頂けるかもしれません。

 以上、バタバタでしたが、「舞姫アラベスク」の制作過程をご紹介しました。
 ご覧頂き、ありがとうございました!
 それでは、また〜(^o^)丿

【9/6追記:使用画材】
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塗りかけ卒業キャンペーン2019 開始編

 こんばんは♡
 8/25の記事で仄めかした通り、塗りかけ卒業キャンペーン2019を今日から敢行することにしました。
 昨年同様、自分で集中して頑張るだけの一人遊びですが(笑)、"キャンペーン"と銘打つだけで多少高揚感と緊張感が生じるので、今年もブログで宣言して実行する訳です^^;

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■開催概要

・目的:『未完の作品を少なくする』
       &
『塗りかけの本をコンプリートする』

・目標:
①25点完成させる!
②『ぬりえ天平文様 たまゆら』卒業
③"Arabic Floral Patterns Coloringbook" 卒業

・期限:2019年9月30日 ※暫定

・参加特典:達成感、お祭り感

・達成特典:未定(多分なし💦)

・細則:塗り絵のみ対象。
期間中10点までは新しく着手してOK♫
但し②&③の本はノーカウント。

■キャンペーンを始めた理由など

 未完の塗り絵が増えてきたことに加え、最近自分自身の中で片付け機運が高まっているのが、最大の理由です。

 今回は、9月半ばに長めの旅行に行く予定があり、出発まで気忙しくて、時間的にも心情的にも制作に集中しきれないというのもありました。
 加えて、旅行の前後で一旦日常生活が途切れる見込みの為、私自身の好みや方法論が大きく変化する可能性もあると思います。
 そういう時、旧い時期に始めていた事がとても拙く見えたり情熱が冷めたりすることがある為、影響を受けそうな事柄を少なくしておきたいという意図も含んでいます。

 ちなみに点数を25点とし、期限を9月末にしたのは、旅行後の燃え尽き症候群対策です(笑)。
 燃え尽き症候群の虚脱状態でも当座の"やり易くて、やるべきこと"があれば無為に過ごす時間を減らせるかな、と。
 旅行前に25点はまず達成不可能ですから、帰国後1週間程度はキャンペーン達成に勤しむ見込みです。

 なお、このように述べているといかにも熟慮を重ねて決意したかのようですが、実態は一晩考えただけなので、首尾よく運ぶかは全く分かりません。
 というか、10月初めに盛大に反省の弁を述べる可能性のほうが高いかも…💦

 細則は"抜け道"と同義です(*´σー`)エヘヘ
 実際に10点も新しく手を着けるかは分かりませんが、趣味のことなのでゆとりも大事でしょう、ということで♫。

 このようなユル〜いキャンペーンですが、読者さまには(生)あたたかく見守って頂ければ幸いに存じます(^^ゞ

■【雑談】お手軽リメイク
 残念ながら、現時点(8/27未明)で完成した作品はありません💦

 以下は道具に関する別の話題です。
 何事かというと、顔彩ケースを拵えました☟。

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 バラ持ち顔彩のパール系3色(墨運堂のパール若草、紫、青銅)を空いたつけまつげケースに移して固定しました。
 いずれシールなりラインストーンなりを蓋に貼って装飾する構想ですが、今の状態だと"リメイク"というより、単なる転用でしょうかね…?
 バラで買った画材はどうしても散乱しがちです。今回のパール系顔彩も買った時のビニール袋に入れていたのですが、ビニール袋は無駄に嵩張る上に真っ直ぐ積めないのが気になっていました。
 化粧品のコンパクト型ケースは手ごろな大きさで固形画材の収納にも適していそうだと思い、今回実行してみました♫

 今回は、塗りかけ卒業キャンペーン開始宣言+雑談の記事をお届けしました。
 今年も残暑が結構続くらしいので、キャンペーンで自分に喝を入れて乗り切りたいところです。
 ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました〜(^^)/


今週のお題「残暑を乗り切る」

晩夏の塗り絵。

 こんばんは〜♫

 前半に夏風邪っぽい倦怠感を感じていたのと気忙しいのとで、今週は塗り絵が少々停滞気味でした💧 

 一応稼働はしているので、完成に至った作品をご覧に入れたいと思います。

 

ニホンカモシカ

 さて、今週一番の大物は「ニホンカモシカ」でした。やっと塗り上がりました〜!!

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画材:油性色鉛筆。

出典:『大人の塗り絵 自然の中の動物たち編』。

 今回、(一応)写実主義を目指して制作したところ、カモシカ本体以上に背景に手間取りました。それは

『何をどこまで詳しく描くか』、

『どこをどう曖昧にするか』。

ーーこの加減が分からなかったせいです💦

 例えば、少し距離のある位置から見た風景だと、葉っぱ1枚1枚を明確に見分けることは出来ません。一方で、それらが折り重なって鬱蒼とした森を形成していることは表現したい。

「これ、どう塗ったらいいの?」

と悩んだ結果、中景から奥に位置する樹木はこんもりと梢の輪郭をぼかし、幹や主要な枝をくっきりと描きました。

 手前にある低木の葉は丸く描き込み、奥の木々と差をつけています。

 これで少しは奥行きが出せていたらいいな、と思いますが、風景を描く難しさを実感する制作過程となりました。

 

アラベスク文様

 他の完成作品はほとんど模様系です。

 最近"Arabic Floral Patterns Coloringbook"での"色遊び"が楽しく、今週は3点塗り上がりました♫

 

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20ページ。

画材:サインペン、ボールペン。

「モスクなどのドーム天井の内側に展開されていそうな模様だなぁ」と思いつつ塗りました。

 メタリックのボールペンとサインペンだと色鉛筆より発色がいい為、敢えて白く残す部分を多くして流線の輪郭を目立たせています。

 

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16ページ。

画材:油性色鉛筆、サインペン。

 橙色と青色の組合せをテーマにして塗りました。

 最も外側の枠線内にはミックス色鉛筆を使っています。


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26ページ。

画材:油性色鉛筆。

 暑さの為、涼感を求めて青色ベースで塗りました。

 花びらの部分に「あお」のミックス色鉛筆を使っています。

 

天平文様

 不思議なことに、アラベスク文様を塗っていると天平文様も塗りたくなってくるようです。

 可愛い動物柄の線画を塗りました♫

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画材:油性色鉛筆。

 ご覧の通り、鹿がいます。

 天平文様には、ともすると取っ付きにくい印象もありますが、鹿が出てくるだけで親しみやすく感じられますね。

 下段中央の草花の文様も渦巻き状のデザインになっていて、躍動感があります。

 折角なので、元気の出そうな鮮やか系の色合いでまとめてみました。

 

 以上が今週の成果です。

 注力していたニホンカモシカが終わり、俄然、新しい本命の作品を手がけたくなってきました。今は何と言っても人間サマが塗りたい気分です。

 ただ……来月中旬まで私事で気忙しく、じっくり塗り絵に向き合えない期間が続きそうなのです💦

 ここは控えて"塗りかけ卒業キャンペーン2019"を展開するべきでしょうか?最近塗りかけが溜まってきた気がするので、それもアリかなと検討しています。

  

 という具合にまとまりに欠けますが、近況報告でした。

 それでは、また〜(^^)/

『ぬりえ天平文様 たまゆら』完成作品ギャラリー②

 こんばんは〜(^^)/

 『ぬりえ天平文様 たまゆら』の完成作品ギャラリー第2弾をお届けします。

 

■「紅牙撥鏤尺(こうげばちるのしゃく)」

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画材:油性色鉛筆、顔彩、ボールペン。

 

■「縹地唐草花鳥文夾纈絁(はなだじからくさかちょうもんきょうけちのあしぎぬ)」

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画材:油性色鉛筆。

※三菱888色鉛筆のみ使用。

 

■「蘇芳地彩絵箱(すおうじさいえのはこ)」。

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画材:ボールペン、サインペン。

 

■「花氈(かせん)」 ←NEW!

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画材:油性色鉛筆、ボールペン。

(※右下端部分拡大画像↓)
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 こちらは8/10完成の新作です。

 初夏の頃からスローペースで塗り続けていましたが、無事完成しました。

 個々のパーツは恐ろしく細かいくせに表現したい絵柄は大ぶりの唐花(からはな)文様という、ややこしい線画です。

 何故そんな構成なのか、というと。

 ネタ元の毛氈の模様が色相が近くて濃淡が異なる数色を濃淡順に並べることでグラデーションをつけているからかと考えられます。所謂『繧繝彩色(うんげんさいしき)』という技法ですね。現代でも奈良の古刹などで見ることが出来ます。

 そういう背景事情がある為、風雅自身の着色も"なんちゃって繧繝彩色"になりました。

 伝統や元ネタを無視して好きな色を使う選択肢もあるのでしょうが、このややこしい線画では繧繝型グラデーションを踏襲したほうが絵柄が分かりやすくなる気がしたのです。

 その代わり、色自体は攻めました(笑)。

 コテコテのピンクという、和柄での使いどころがよく分からない色を選んでしまった為、大きな花2つはかなりドキドキしながら塗ったものです。

 また、青系統を敢えて使わずにまとめています(気付きましたか?)。

 実は最近、こうした"○色ハブ"式の配色に少し関心があります。様々な線画で同じ色を省いてみたら何か見えてこないかなぁ…と。

 そんな注目ポイントなので、一応ここに"青ハブ"である旨を記しておきました。

 

 以上、4点を並べてみました。

 本日もご覧頂き、ありがとうございました。