塗り絵をめぐる冒険

いち美術ファンによる、「目指せ、塗り絵上手!」な試行錯誤あれこれ。まったり気ままな塗り絵ブログ。

3月後半の塗り絵。

 こんばんは〜。

 新年度が始まって1週間余り、慌ただしい日が続いています。

 前回記事が3月の"季節の塗り絵"に限られていたので、本記事ではそれ以外の作品を並べたいと思います。

 

■2020年からの宿題

 昨年から塗りかけで年を越した作品が2点仕上がりました。

 

 1つめは和小物を描いたA5サイズの和柄です☟:

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画材:油性色鉛筆、ボールペン。

出典:『脳がみるみる若返るぬり絵』。

 この線画に難しい要素はあまりないのですが、櫛や簪の材質がイメージできず足踏みしていました。

 櫛は地色から何となく木製に見えるでしょうか。簪の飾り玉はプラスチックのつもりですが、プラスチック特有のテカリが満足に出せませんでした💦。

 

 もう1点は彼岸花の線画です。
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画材:水彩色鉛筆。

出典:石村 和代『和の花暦と花もよう ぬり絵ブック』。

題名:「曼珠沙華」。

 モチーフが彼岸花とコスモス。

 思いきり季節外れになりましたが、何とか完成して胸を撫でおろしています。

 偶然にも完成に前後して、彼岸花が毒草だと知り、軽く衝撃を受けました。昔はこの花を墓場の近くに植えることで、土葬した遺体が鼠などに齧られるのを防いだという説があるそうです。

 なお、この作品をもって『和の花暦と花もよう ぬり絵ブック』はひとまず攻略終了となりました(コンプリートではなく、両面印刷の本で片面は概ね未着手という状態。風雅基準だと実質的に塗れるページがなくなっています)。

 

■アールヌーヴォーのマンダラ

 アールヌーヴォーのマンダラの本:"Art Nouveau Mandalas Coloring Book"は、3月後半も豊作でした。

 気軽に塗れてサッと仕上げるので

「とにかく1点仕上げたい!」

と思った時に食指が動きます。

 テーマも決めずに気ままに突き進むことが多い本ですが、3点めは春の陽気に誘われ、小学校の花壇をイメージして塗りました。


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画材:ボールペン、サインペン、メタリックマーカー、ドローイングペン。


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画材:ボールペン、サインペン、メタリックマーカー、ポスカ。


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画材:ボールペン、サインペン、メタリックマーカー、ポスカ。

配色テーマ:「1年1組の花壇」。

 

■宝相華

 久しぶりに宝相華文様も手がけました。

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画材:油性色鉛筆、ボールペン。

出典:紅会『美しい和のぬりえ』。

 この作品の半分ほどはコインランドリーの机で塗りました。マンダラや宝相華のような対称形の文様は、コインランドリーのお伴に適しているように感じます(^^)。

 

■4月の活動方針

 4月も程々のペースで進める予定です。

 "拘りのモチーフ"は、"桜"と"宝相華文様"にしました。

 後者は、3月に宝相華の線画を1点塗ったことで、スイッチが入ったがゆえの選択です。

 宝相華モチーフでも昨年来の塗りかけが1点あるので、この機に仕上げてしまいたいと目論んでいます。

 順調にいくか否か分かりませんが、マイペースに頑張ります。

 なお、前回記事では『桜』と『熨斗』で予告していましたが、熨斗は宝相華文様に取って代わられました。

 よくある"予定は未定"パターン(^o^;)

 

 以上、3月後半の活動報告でした。

 それでは、また〜(^^)/

【季節の塗り絵】塗り絵で桜祭り

 こんばんは。

 3月の"拘りのモチーフ"は「桜」でした。

 昨年に引き続き、今年も"塗り絵で桜祭り"を独り楽しんでいます。

 3月中に2点が完成しました。

 

 1つめの作品は、カジュアルな桜モチーフの和柄:「花霞」です☟。
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出典:石村 和代『花ともよう 四季のぬり絵ブック』。

画材:油性色鉛筆、ボールペン、サインペン、ポスカ、メタルマーカー。

 雪輪文と鹿子文様、舞い散る花びらはペン類で塗り、その他は油性色鉛筆で塗りました。

 

 もう1点は、雛人形がメインモチーフの作品です。

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出典:紅会『美しい和のぬりえ』。

画材:顔彩、油性色鉛筆、メタリックマーカー、ボールペン、ポスカ、サインペン。

 雛人形の後ろに桜モチーフが散在していることから、私にとっては雛祭りの塗り絵であると同時に桜の塗り絵でもありました。

 このページ、出来に拘らず気軽に塗っていた割に遅々として進まず、雛祭りの日から今日まで、ほぼ1ヶ月かかりました💦。

 原因は恐らく雛人形の顔です。

 この線画では、少々ラフな描線で寄り目の顔が描かれており、この顔がとにかく好みに合わずに気が散ったのでした。

 『人形は顔が命』と、かつてどこぞの人形メーカーがCMで喧伝していましたが、正しい主張だったのかもしれません(笑)。

 寄り目が特に気に入らなかったので、今日思いきって人形たちの目元部分に手を入れました。あまり好みの顔にはなりませんでしたが、寄り目でなくなっただけでも線を描き加えた甲斐があった気がします。

 

 まだまだ桜を塗り足りない為、この"桜祭り"は4月も継続します。

 4月の"拘りのモチーフ"は「桜」と「熨斗」を予定しています。

 それでは、また〜(^^)/

低空飛行の春の塗り絵。

 こんばんは~。

 最近温かい日が続いていますね。

 気が付けば空の色がすっかり春らしくなってきて、散歩が楽しい季節です。

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 ブログは間が空いてしまいました💦。

 例年寒中から春先にかけて心身とも不調になるのですが、今年はダメージが深く、塗り絵・お絵描きの活動もブログも低空飛行を続けています。

 コロナ対策で遠出を控える生活で、基礎体力が落ちているのでしょうか……。

 幸いにしてインフルエンザや新型コロナのように本格的にダウンしている訳ではないのですが、もう暫く大人しく過ごそうと思っています。

 

 今回は、その低空飛行な日々の活動報告です。

 2月後半に最も注力したのは、既出ですが、加藤美紀『着物姿の乙女たち』所収の「幻影」でした☟: 

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 これと並行してペン類を主に使って模様系の"横道"を進めました。

 梅モチーフの「和歌」☟は、季節の塗り絵として手をつけたのですが、3月になってから完成しました:

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出典:石村和代『花ともよう 四季のぬり絵ブック』。

 また、アールヌーヴォーのマンダラの本から4点が仕上がりました。
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 他に『ひみつの花園』海外ポストカード版から、井戸の線画が完成しました。

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 こちらもメインはペン類です。

 井戸の石材は慶弔用の薄墨筆ペンを地塗りに使いました。

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 四周は顔彩で着彩しました。

 

 2月後半と3月前半の完成作品は以上です。

 2月の"拘りのモチーフ"は"雪、"梅"、"ハート形"でした。前二者は達成できたのですが、ハート形は気乗りせず中断💦。拘りのモチーフは欲張らないほうが良いようだと実感しました。

 この反省(?)を踏まえて3月の"拘りのモチーフ"は"桜"のみと定めました。今年もコロナ対策で花見を控える予定なので、塗り絵とお絵描きで楽しむつもりです。

 桜モチーフ満載の人物の線画を手がけたいものですが、東京のソメイヨシノが散る前に完成させられるかな……(・・;)。

 花期をちょっとだけ意識して、でもあまり固くならずに進めます。

 

 それでは、今夜はこの辺りで。

 お休みなさい(^^)/。

 

【季節の塗り絵】幻影、あるいは雪降る日の着物乙女。

 こんばんは〜。

 風が冷たい週末、皆さまいかがお過ごしでしょうか?

 

 今日は久しぶりに"季節の塗り絵"が完成しました!

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画材:顔彩、油性色鉛筆、ドローイングペン、ボールペン、ダーマトグラフ

出典:加藤 美紀『着物姿の乙女たち』。

題名:「幻影」。

 この線画では雪降る日、かがんで虚空を見つめる着物乙女が背景の根津神社とともに描かれています。

 地面、人物の肌、髪、着物の地は顔彩で塗り、その一部と細部(着物の柄など)を油性色鉛筆やドローイングペン(黒色)で整えて仕上げました。

 着物の部分を拡大すると、下のようになります☟:
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 上の画像にも顕著な通り、顔彩の扱いはまだまだ慣れません💦。

 しかし、それ以上に難儀したのが、油性色鉛筆メインで塗った背景の神社でした。

 人物と神社の間に距離があり、雪で霞む天候事情も考慮に入れれば、神社を塗り込むとバランスが悪くなると思われたのです。

 この"加減"がよく分からず、神社に関しては恐る恐る塗り進めました。

 救いは何と言っても季節感があったこと。

 は勿論、羽織の柄も椿とで、今月の"拘りのテーマ"も抑えています(^q^)。

 塗りながら季節感に浸ることができ、情緒的には満足でした。

 

 それでは、今日はこの辺りで。

 お休みなさい(^^)/。

 

2月前半のタイル塗り絵。

 こんばんは〜。

 何となくバタバタと2月前半を送ってしまった風雅です。

 この期間も色々塗り散らかしていたのに、どういう訳か、タイル図案の塗り絵ばかりが立て続けに完成しました。

 以下、出典は2冊のタイル図案の塗り絵本のみとなります。

 

  "Decorative Tile Designs Coloring Book" からは3点が仕上がりました。

 完成順に並べます☟:

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画材:サインペン、ボールペン、メタリックマーカー、水彩毛筆。

 テーマが定まらず、足かけ3ヶ月にわたって制作しました。

 額縁内の金色の波線が気にいっています。


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画材:サインペン、ボールペン、メタリックマーカー、ポスカ。

配色テーマ:「中国風」。

 ちょうど旧正月の辺りに制作したもので、「旧正月春節→中国」というベタな連想に基づくテーマ設定です(^O^)v。

 唐三彩や中国庭園の色彩感覚を何となくイメージして塗りました。


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画材:サインペン、ボールペン、メタリックマーカー、水彩毛筆。

 着手した時は12月で、クリスマスを意識していましたが、今となってはクリスマス感乏しいですね(^o^;

 タイル地の赤色と銀色は、呉竹のメタリックマーカーセット☟のものを使いました。
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このマーカーの色味は重たげで、特に金色と銀色は重金属めいた鈍い光沢感があります。

 

 別のタイル図案の塗り絵本:"Elegant Tile Designs Coloring Book" からも2点が完成しました。
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画材:ボールペン、サインペン、メタリックマーカー、水彩毛筆。

 丸い花の文様と一部の蔦の葉だけ、左上から右下に行くにつれて黄色味から赤味を強くしてみました。


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画材:油性色鉛筆、ボールペン、サインペン、ポスカ。

 トルコかペルシャに由来しそうなタイル図案を、ターコイズブルー抜きで塗ってみました♫。

 本家の中近東のタイルにターコイズブルーがよく使われているのは先刻承知。ならば敢えて排除してみよう、という試みです。

 途中まで油性色鉛筆のみで塗りましたが、幾分画面が単調になりそうだったので、ペン類を投入しました。

 ベタ塗りでも少しはメリハリが出せているでしょうか…?

 

 という訳で2月前半は"タイル図案祭り"になりました(笑)。

 この"祭り"のお蔭で両面印刷の"Decorative Tile Designs Coloring Book" は全てのページと扉ページで、表裏いずれかの線画が塗り終わった状態になりました。

 ペンが裏に響いて両面は塗れない為、コンプリートするにはもう1冊買わないとなりませんが、ひとまずこの本はこれで区切りにしようと思います。

 他にも塗りたい本が山程ある上、タイル図案の線画は"Elegant Tile Designs Coloring Book" の残りを攻略するだけでも当分かかりそうですからね(笑)。

 

 ちなみに、ブログ更新が滞っていた間の近況と言えば、2/7に大河ドラマが終わってから数日間は"麒麟ロス"に陥りました。

 そのぽっかり空いた心の隙間にモルカーが入り込み、今はこの人形アニメーションに心奪われております。

 麒麟からのモルモット……(^o^;。

 また近所の中古書店でハードカバーの『枕草子』を見つけてしまい、上下巻を大人買いしました(まだ積んだままですが)。

 『枕草子』は高校生の頃受験古文の参考書でひととおり読んだものの、

清少納言とは感性が合わないわー」

と感じた事しか印象に残っていません💦。

 今読んだら面白く感じるのか、やはり異質感を覚えるのか。どちらの可能性も十分にあり、読むのが楽しみです。

 

 雑談が長くなってしまいましたね。

 ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました。

 それでは、また〜(^^)/

ブログ開設3周年♫

 こんばんは〜。

 掲題の通り当ブログ『塗り絵をめぐる冒険』は開設から3周年を数えましたヽ(^o^)丿

 週によって更新頻度にかなりバラつきがある気まぐれなブログですが、ともかく続けて来られて嬉しく思います。

 これも読者の皆さまあってのことと、感謝申し上げます。

 今後もよろしくお願いします(^人^)

 

 さて、報告が遅くなりましたが、昨秋、吉祥の顔彩72色セットを入手しました。

 直後に旅行に出たり、燃え尽き症候群になったり腰痛になったりして、まだほとんど馴染めていません💦。  

「とにかく使って慣れていこう」

ということでスローペースで進めていた作品があり、先日完成しました☟:

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画材:顔彩、水彩毛筆、ボールペン、ドローイングペン、アイシャドウ。

題名:「筒井筒(伊勢物語)」。

出典:林 静一『林静一の世界ーー②雅』。

 線画は下の本に収載されています☟:

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 題材となっているのは『伊勢物語』にある「筒井筒」の話です。男女の幼馴染み同士が幼い頃から互いに好意を抱いていて、成人後に結婚したという話。その出逢いと交流の場であった井戸が描かれています。

 この本の線画は薄紅色の描線で描かれているので、先に描線を水彩毛筆の細筆とドローイングペンでなぞってから顔彩で塗りました。

 背景と障子紙はアイシャドウでサッと着色しています(画像ではあまりよく写っていませんが)。

 女児の着物の蝶文様はデュアルメタリックボールペンで描き込みました。

 顔彩で着物の地を塗ってみて、筆を使うのは難しい、と改めて感じました。

 正直なところ、この画材にどういう特徴があるのか、私はまだよく分かっていません。

 ただ、透明水彩より量感のある発色具合は期待した通りでした。うまく言えませんが、実体のあるものを表現している満足感を感じるのです。

 この画材には、これからゆっくり慣れていきたいと思います。

 それにしても、井戸端というと、おば様方の会議場というイメージが強いのはワタクシだけでしょうか?

 "井戸端会議"からの連想で障子に覗き穴を開けたり、見守るおば様の頭部を描き込んだりする誘惑に駆られました。微笑ましい初恋の情景が台無しになるので何とか堪えましたが。

 

 その他の作品も披露させて下さい。

 週末は風邪を引き、文様塗り絵だけが進みました。結果、2点が完成しました。

 1つは額縁型のタイル図案です☟:
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画材:ボールペン、サインペン、メタリックマーカー、ドローイングペン。

出典:"Decorative Tile Designs Coloring Book."

 自分視点では珍しい色の組み合わせになった気がします。

 原因は恐らく、妙な冒険心に駆られて、最初に鮮やかなオレンジ色を配置したこと💦。

 この色を画面上で"浮かずに目立つ"差し色に仕立てようと考えていった結果、上のように仕上がりました(笑)。

 

 ケルト風マンダラも1点塗り上がりました。

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画材:サインペン、ボールペン、ポスカ、メタリックマーカー、水彩毛筆、顔彩。

出典:"Celtic Mandalas Coloring Book."

 メインモチーフは、ケルト名物の動物を組み込んだ組紐文様。現代人とは異質の感性の産物だな、とこの種の文様を見る度に感じます。

 勢いで一気に塗れた反面、線画の面白味を活かしきれず悔いが残りました。

 次のケルト風マンダラでリベンジしたいと思います。

 

 以上、ここ数日間の完成作品を振り返りました。

 実は、今年は月毎に"拘りのモチーフ"をざっくり決めておき、できれば何点か塗り上げるようにしたいと考えています。

 塗る線画に迷った時に方針があれば選びやすくなるかな、と考えてのゆるい試みです。

 1月の間は、"雪"と"椿"と定めていました。

 "雪"関連はマンダラ1点、"椿"関連は着物の柄で1点の完成でした。
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 こういう具合で2月もゆるく続けてみます。

 2月の"拘りのモチーフ"は、"雪"と"ハート形♡"と"梅"としました。ハート形は、バレンタインデーがあることに由来します。

 うまく機能するか分かりませんが、よかったら見守ってやってください(^人^)。

 

 それでは、また〜(^^)/

氷雨と雪の頃の塗り絵。

 こんばんは〜。

 今日は朝から底冷えがすると感じていたのですが、昼になって冷たい雨が降り始め、時折雪に変わりながら降り続けています。

 明日の通勤が今から思いやられます💦。

 

「春の盛りが待ち遠しい…」

ということで、今日はチューリップが描かれた作品から紹介させて下さい。

 Instagram等で活動されているCHEECHA ちほさん(@cheecha.chiho)が以前配信してくださった線画が、先日塗り上がりました。

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画材:油性色鉛筆、ボールペン、顔彩。

 紙はA4大の画用紙です。

 何と言っても顔が好みで、季節外れを承知で昨秋に塗り始めたものでした。

 フリル!お花!スーパーロングの髪!と女の子らしいモチーフに溢れた線画ですが、私が塗ると寒色中心の画面になるのは通常営業(笑)。

 瞳の虹彩と洋服のリボンにターコイズブルーを使い、5段フリルは細かく色を変えました。このように布が段を成していると、平安時代の装束の五衣(いつつぎぬ)を連想しますね。

 髪は茶系統にしました。

 今回は"エアリー感"を意識してみたのですが、髪が春風に揺れているように見えるでしょうか?

 チューリップは5本を5色で塗り分けました。当初は同色で揃えるつもりだったのに、画像を検索しるうちに様々な色の花がそれぞれに可愛く見えてきて、絞り込めなくなったのです。

 顔付近には明るい色を揃えました。

 『顔の近くに明るい色の小物を使うと顔が明るく見える』というコーディネートの基本は、塗り絵でも応用が利く気がします。

 顔付近を拡大すると、下のようになります☟:

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構想では頬にもう少し赤みを添えたかったのですが、肌全体を塗る段階で一度消しゴムをかけて大きく修整するハプニングがあった為、紙の負担を考えて断念しました(^o^;。

 制作時期は昨年秋のうちに6割程度塗り、今月に入ってから残りを仕上げています。油性色鉛筆を長時間握るのが久しぶりで、多少は戸惑いましたが、楽しく塗れました。

 

 上の作品の他に、ペン類による文様系塗り絵数点が完成しました。

 いずれも完全な"キラキラ療法"ではないものの、メタリック系多めで派手です(笑)。

 

 タイル図案の "Decorative Tile Designs Coloring Book"からは2点仕上がっています。

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画材:ポスカ、ボールペン、水彩毛筆、サインペン。

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画材:ポスカ、ボールペン、水彩毛筆、サインペン、メタリックマーカー。

 

 加えてアールヌーヴォーのマンダラが塗り上がりました☟:

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画材:ボールペン、水彩毛筆、サインペン。

 

 ここのところの成果は以上です。

 今日もお付き合い頂き、ありがとうございました。

 それでは、また〜(^^)/。

寒中の塗り絵。

 こんばんは。

 コロナ罹患者数の高止まりと折からの寒気で何となく気持ちが縮こまる日々ですね。

 心の健康の為にはそろそろ美術館に行きたい状況ですが、今の東京は"緊急事態"とあって躊躇われます。

 緊急事態といっても飲食店や商店が早めに終わる位で都内の人出は大して減っていません。あまり緊急事態らしく見えませんが、自宅待機が9000人以上だとか。

 医療の助けにあぶれた患者が4桁超えなんて、端的に医療崩壊していますよね…💦

 それでも一見世の中が回っているように見える辺り、現代社会特有の不透明感に戦慄を禁じ得ません。

 

 塗り絵や読書は、そういう不安に駆られた時の良い逃避になっている気がします。

 という訳で、以下、毎度お馴染みの作品報告になります(前置き長かったなー…)。

 

 先週、久しぶりに和書のアラベスク文様を塗りました☟:

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画材:メタリックマーカー、ポスカ、ボールペン、サインペン、水彩毛筆。

出典:『世界の美しい文様ぬり絵 アラベスク文様』。

 このページは、「"密"です!」とどこからか警告が飛んできそうに緻密な文様でした。

 大雑把に正方形を形成しながら、文様のどこにも直線が存在しない事実(笑)。滑らかな曲線だけで形成されています。

 こういう遊び心が発揮され得るのが、アラベスク文様の楽しい一面かと思うのです。

 この緻密さが西アジアのモスクの壁面装飾を髣髴とさせるもので、

「モスクによく使われる青と緑の系統だけ使って塗ってみよう♫」

と実験的に"色縛り"をしてみました。

 風雅個人の感覚だと、青と緑をメインとするならば合間に金色や焦げ茶色といった異系統の差し色を使いたくなるのですが、今回は敢えてこらえて"色縛り"。

 類似する2色の系統とあって、まずまずのまとまりは出たかと思います。

 

 先日入手したアールヌーボーのマンダラ塗り絵も、1点塗ってみました。

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画材:メタリックマーカー、ポスカ、ボールペン、サインペン。

出典:"Art Nouveau Mandalas Coloring Book."

 モチーフが"疎"な絵柄である為か、数時間で仕上がりました。

 余白の多い絵柄が並ぶ本書☟は

「今日どうしても何か1点完成させたい!」

と"達成感欠乏症"を発症した時に重宝しそうです(^^)。

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 花のマンダラも塗りました☟:

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画材:メタリックマーカー、ポスカ、ボールペン、サインペン、水彩毛筆。

出典:『心を整える、花々のマンダラぬりえ』。

題名:「デイ・リリー」。

 こちらはあまり考えず、感覚の命ずるままに配色したものです。

 陰影をつけて塗ると見応えがしそうな絵柄ですが、同形のモチーフを4回も同じように立体的に塗ると思うとウンザリするのでベタ塗りで強行突破しました。

 

 以上、文様制作中心の寒中でした。

 それでは、また〜(^^)/

 

寒波の日々の塗り絵。

 こんにちは~。

 立て続けに寒波が襲来し、毎朝蒲団から離れがたい日々が続いていますね。

 1/11の記事で成人の日記念の塗り絵を載せましたが、他にも数点完成しておりますので、ご覧に入れたいと思います。

 内訳はマンダラ1点、アラビアの文様が1点、タイル図案2点です。

 文様祭りとなりました(笑)。

 

 マンダラは、雪の結晶マンダラです☟:

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画材:油性色鉛筆、ボールペン、サインペン、顔彩。

出典:"Snowflake Mandalas Coloring Book."

 雪降る季節の、冷え冷えとした空気感を意識して塗りました。


 対して、アラビアの文様は季節感ゼロです(笑)。キラキラ系のボールペンとメタリックマーカー、それに金色のポスカを中心に使いました。

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画材:ボールペン、サインペン、メタリックマーカー。

出典:"Vive Le Color! Arabia."

 枠線部分に使った金色の画材はポスカで、予想以上にカメラにハッキリと写ってくれました。

 

 タイル図案の2点は、いずれも "Decorative Tile Designs Coloring Book" 所収の線画を塗りました。

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画材:ボールペン、サインペン、ポスカ。

出典:"Decorative Tile Designs Coloring Book" 25ページ。

 配色が派手なのは先刻承知♫

 私はどうしても、"不調和一歩手前の所でバランスが取れる色の組み合わせ"が好きなようです。

 本作でもそのスリルを存分に味いながら制作しました。

 

 もう1点のタイル図案は、正月の三が日で制作したものです☟:

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画材:ボールペン、サインペン、ポスカ。

出典:"Decorative Tile Designs Coloring Book" 22ページ。

 内側のタイルの地色はパステルイエローのポスカで塗っています。黄色味が出るのに目がチカチカしない画材として、この色のポスカは便利に使えそうだと感じました。

 

 ところで、昨年秋以降文様塗り絵中心に活動しているせいで、ペンその他の文具系画材(より正確に言えば、画材に転用できる筆記具)がどんどんと増殖しています。

 ペン類はお菓子屋の空き箱にまとめて放り込んできたのですが、そろそろ満杯になりそう(^_^;)。

 近いうちに中身を分類・整理してみようと思います。

 

 それでは、また〜(^^)/

【季節の塗り絵】成人の日。

 こんばんは。

 三連休が間もなく終わろうとしておりますが、いかがお過ごしでしょうか。

 

 年明けて10日ほど経ち、風雅はようやく色鉛筆の使用を本格的に再開しました。

 塗ったのは下の作品です☟: 

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画材:油性色鉛筆、顔彩、ボールペン、サインペン。

出典:石村 和代『花ともよう 四季のぬり絵ブック』(2020年、パイインターナショナル)。

題名:「絢爛」。

 成人の日ということで着物を塗りました。(ちょっと安直でしょうか?)。椿モチーフで季節感も感じつつ、2日間で一気に塗り上げたものです。

 微妙に緑がかった淡い水色の色鉛筆で着物の地を塗りながら、

「これぞ色鉛筆の醍醐味!!」

と中間色を使える喜びを噛みしめずにはいられませんでした。

 ただ、腕の動きはぎこちないものでした。

 強弱は何とかつくものの、均質に塗るのが難しいのです。

 全部色鉛筆で塗るのは腰椎に負担がかかりそうだったので、一部は顔彩やペンを使い、時間短縮を図りました。

 配色は、色味や塗り方からくる印象が、上側は軽く、下側は質量感が出て見えるように気をつけながら、決めていきました。

 

 ちなみに、出典となった石村和代『花ともよう 四季のぬり絵ブック』(2020年、パイインターナショナル)☟は先日買ったばかりの本で、本作が完成第1号となりました♫。

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 以上、成人の日記念塗り絵のご報告でした。

 それでは、また〜(^^)/